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熊本地震2年 地震は誰かが悪いわけでは無い、自分での備えが大事?

大きな災害がおこったとき、日本中のみんなが注目し、マスコミが駆け回り、
たくさんの善意が寄せられます。

 

やがてニュースにならなくなって、みんな熊本地震は終わったものと考える。
でも当事者にとっては2年経った今も現在進行形の問題で、何も終わってはいない。

 

これ実は海外でも「日本人論」としてよく言われてることで、
「日本人は何かあったときに一時期に大量に支援してくれるけど、コンスタントに長く支援してはくれない」と。

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早いもので我が郷土熊本での地震から2年も経ちました。

 

近所だけを見ると、やっと解体が進みだしたな~という感じです。
解体、整地の後の多くはコインパーキングになってます。

再建もしくは売却が決まるまでの有効活用でしょうか、
2台しか止まらないコインパーキングもできています。

 

建築工事が始まった木造住宅では関西弁の職人が作業したり、
道すがらすれ違う作業着のおじさんたちも熊本弁と違うアクセントで喋るのによく会います。

やはり地元の職人だけじゃ足りないんでしょうね。

 

郊外の震災ガレキの仮置場だったところに大型ディスカウントスーパーができた時には、
1ヶ所ぐらい置場がなくなっても問題ないぐらいにガレキ撤去が進んでるのだな~と感じました。

 

熊本城も天守閣の屋根が完成してシャチホコを乗せていたのがニュースになっていましたが、
なかには、
熊本城の再建につぎこむ費用を被災者に回すべきだと言う人もいます。

 

でも熊本城は熊本県民の心の拠り所です。

熊本城の再建が進む=熊本の復興。

個人生活の建て直しとはまったく別問題で、それは熊本県民全員が思っていることなんですよ。
 

地震は誰かが悪いわけではありませんから、
行政に頼るだけでなく市民も一緒にやるのが復旧であり、
その先に復興があるわけで不平を言っているだけでは復旧は進みませんよ。

 

また仮設住宅などの仮住まいで約3万8千人が暮らされているそうですが、
仮住まいというよりは、
3万8千人のうち元々借家住まいで家賃が無料なので仮設に入り続けている人たちが8割もいるそうです。

 

お年寄りは仕方がないとしても、
所得制限もないから、高所得世帯もタダで住んでますし、
仮設に住んでて高級車に乗ってる人が多いですもんね。

この人たちは元々やる気があるんでしょうか?

   

日本は地震・噴火・津波がいつどこで起こってもおかしくない災害列島です。

 

こういう自然災害は誰かが悪いわけでは無いですから、自分での備えが大事と思いますよ。

 

たとえば地震保険
2年前の熊本地震後の地震保険加入率はどうなったかというと、

熊本地震から1年間の地震保険加入率の伸びは、全国レベルでは0.6%でしたが、
九州では大きく伸びているんです。

 

熊本県が29.8%→35.6%、大分県が23.1%→24.6%、福岡県が32.8%→34.2%という具合で、
地震保険に入っていて助かった」という人の話を聞いて加入する人が多いみたいで、
こういうのも自分での備えですよね。

 

また「南海トラフ地震に関連する臨時情報」が発表されるようですが、
これは南海トラフ地震が今後30年以内に起こる確率が、
今年2月にこれまでの70%程度から70~80%に引き上げられたからで、

 

それに備えて沿岸の自治体や住民、企業はどんな防災対応を取ればよいのか、
どうすれば社会全体の被害を最も減らせるかという多角的な議論が必要ですよね。

 

あと身近な自分での備えとして、
防災グッズなどはもちろんのことして、
スマホに「安否確認」や「位置情報」アプリを入れたいですよね。

 

家族の安否は最も関心の高い事項ですし、家族が守れない人に組織は守れないですからね。

まず「Life360」というアプリです。

 

ハリケーン カトリーナでの安否確認の必要性から広がったアプリということや、
東日本大震災時も家族の位置情報確認に役立っていたという経緯から、
防災関係の方はすでに家族と利用している方も多いかもしれませんが、

 

最大の特徴は、
家族全員の居場所が地図上で視覚的にすぐ確認できるところです。

 

電車や車に乗って移動している時などは、
早いスピードで家族のアイコンが移動するので、見ていて面白いですし、

さらに、子どもの見守りとしてありがたいのは任意の地点を登録しておくと、
到着や出発の際に、グループ登録している家族全員にポップアップで通知されるんです。

 

学校や塾、職場、買い物先などの到着出発を教えてくれるだけでなく、
電車からバスの乗り換え地点や自宅からあと数キロという場所も登録することができます。

グループで2箇所までの地点登録だと無料で、それ以上は有料になります(360円/月)。

 

有料版では他にも、安全運転レビューという機能があります(450円/月)。
運転終了後にルート、最高速度やさらに急加速・急ブレーキ・携帯電話の使用の事例を、
地図上に表示してくれるんです。

このアプリは位置情報を常時発信しているのに、
バッテリーの消費が少ないのがありがたいみたいです。

 

また地震が発生した時のみ居場所がわかる「COCODAYO」アプリというもあり、
平時では家族の居場所は非公開になんですが、

 

地震の時だけ居場所を表示するので、
個人のプライバシーを大切にするアプリとなっています。
震度5弱以上では住所表示がより詳しくなるんです。

 

完全無料ならGoogleマップでの位置情報共有という手法もあります。
常時接続だとバッテリーの低下が心配ですが、
この1時間だけ位置情報を共有という具合に時間設定もできますよ。

他にも色々ありますからあなたも自分に合ったものを探してくださいね。

 

いずれにしても、
地球は生きていますから、地震が起こらないと考える方が無理あります。
必ず発生する前提でいるのが、正常なんです。

 

問題はいつ発生するのか?どう対策をすれば良いのか?

ですから、
普段から家族や縁ある人を守るために、いろいろな準備をしていれば、大難は小難に済みます。

 

また事前に意識していれば、どんなことも大丈夫です。

 

私たちの先祖は、もっと大きな大難を生き残って来たんです。

必ず無難に改善ができます。