美ビルド・ネットの熊本はてな?

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東日本大震災から7年だが東日本大震災の直前と複数の共通点が発生している?

全てを失ってしまった被災者の方には、
今生きてくだけで精一杯って感じで数年経過した人もいると思いますし、

皆が皆そんなすぐに以前のような生活には戻れないと思うのですが、
好きで避難し続けてるみたいなのを見ると悲しくなります。

 

日本は地震大国。明日は我が身です。

 

失ったものは取り戻せないけど、
貴重な映像等により津波の怖さ、原発の人災等学ぶべき事を沢山あたえられた気がします。

 

本当はそんなのいらないから平和な日常が続くのが1番なんですけどね。

我が郷土熊本で起きた「熊本地震」を体験しましたから特にそう思います。

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早いもので2万2千人以上が犠牲になった東日本大震災から、今日でもう7年、まだ7年になりますね。

 

震災当時は見れなかった写真をこの前にyou tubeで観たんですけど、
実際に息の途絶えた方々の亡骸が瓦礫の中にたくさんあったり、浜辺に延々と並べられていたり、

 

たった数月前まで当たり前に暮らしてた人達がこんなになってしまうなんてと思うと、
悲しすぎるものばかりだったです。

 

今は住居や道路、鉄路などまちの形は整備されつつあるようですが、
人々の暮らしやコミュニティーの立て直しは道半ばと言われます。

 

東京電力福島第一原発事故の傷痕はなお深いですし、
廃炉作業は緒に就いたばかりですね(あと30~40年はかかる?)

 

復興庁によると、
被災者のための宅地を造る「高台移転」は90%、災害公営住宅は93%が完成したそうで、
国道や鉄道も100%近くが復旧、再開しているそうです。

防潮堤は計画の92%で着工し、うち半分近くができあがったんですが、
今も約7万3千人が避難生活を送っているんですね。

 

そういう原発放射能漏れの問題(福島第一原発沖の放射能濃度は375ベクレルもまだある)、
避難民の大変な苦労、被災地の復興など、
国会でガンガン話し合うべきこと山のようにあるのに、

 

くだらない森友問題なんて、政争のための不毛の国会審議ばかりで意味なしですよ。

 

いったい政治家とは何なんだ??

政治家は何を優先すべきなのか?

 

オリンピックでもリニアでもないでしょう。

災害にあってしまった人達に普通の生活を戻してあげることが第一ですよ。

 

まだまだ後回しにされたり置き去りにされたりしている所も多数あると思います。
あの日から時が止まっているような場所も。

 

あまりに被害が甚大で広範囲なため、7年では到底無理なんでしょうが、
復興が出来てもいないくせに新しい事ばかりで、

 

自分には関係ないと変な特別意識を持っている方々がいるのなら大間違いですよ。
大災害の前では金持ちも政治家もヤクザもスポーツ選手も芸能人も無力ですからね。

 

お金は何に使うのか?

考えてほしいですね・・・。

 

歳をとってから被災した人や、健康に自信のない人、介護や看護すべき家族がいる人など、
自力で生活再建する気力も体力も財力もなかなかないと思います。

まだ若くて元気な人はともかく、皆が頑張れるとは限らないですね。

 

私だって今全て失って人生やり直してみろと言われたらきついです。
(私の場合は熊本地震での被害はほぼ受けなかったですが)

 

被災地以外の人も日々の暮らしが厳しい人は全国にたくさんいるから、
どの程度をもって生活再建と言えるかわからないけど、
自分でもう頑張れない人たちを手助けする必要はあると思いますよ。
 

ただ同じ境遇や条件でも、二極化しているみたいです。
元の生活を取り戻せた人、取り戻せない人。
もらった金をしっかり立て直しに使えた人、散財してしまった人。

 

報道も偏っていて、散財してしまった人の悲劇をことさらクローズアップするだけで、
同条件でも立て直しできた人は全くスルーしています。

人間の能力に個人差がある以上、金銭とそれに類似した支援だけでは無理かもしれません。

 

支援する側も受ける側も能力の個人差を認めたくはないのかもしれませんが、
それを前提にフォローしないと復興は進まないでしょうね。

   

ところで、
「記念日現象」というのがあるそうです。

 

その日になると非常につらい出来事が否応なく思い出され、強い不安に襲われたり、眠れなくなったり、
落ち込んだりすることは以前から言われているんです。

 

「フラッシュバック」とも呼ばれますが、
それが出来事の起きた日が近づいてくると生じるのが「記念日現象」なんですね。

 

普通は心に起きる変化だけをさして言いますが、
体の不調としても現れるんです。

 

どんな症状かというと、
めまい、ふらつき、頭痛、食欲がないなどさまざまで、

内科を受診して「特に悪いところはありませんね」と説明を受け、悩む患者さんもいます。

すべての人に現れるわけではありませんが、

出来事から何年も経過するうちに、
心の反応を抑え込んでしまった人や心だけでは受け止められなくなった人に起きることが多いんですね。

 

3月11日や1月17日に起きた阪神・淡路大震災、4月14日の熊本地震などで、
地震があったけど、今は…」と振り返ることができる人は、

人生という物語の中に震災が起きたことを織り込み済みにできますが、
それができない人も相当いるのではと思います。

 

高齢だったり、生活が再建できていなかったりして弱者の立場にある人たちは、
「私はどうなるの」と置き去りされた気持ちでいるのではないかと・・・。

 

もしあなたの身近にそういう方がいれば、
「あれだけの出来事があったのだから」
「いつもいつも元気でなくてもいいんだよ」と話しかけてくださいね。

 

「つらいね」「そうやったんや」と相槌を打つ言葉でもいいんです。
聞いてあげてくださいね。

 

それからもうひとつ言っておきたのは、
東日本大震災の大地震発生前のパターンが、今に再現していることなんです。

 

あの時の3月前と、今の3月にも共通していることは、

 

まずは、大相撲の動乱の再現中ですね。

2011年3月13日より開催される予定となっていた大阪での春場所の開催が、八百長問題で中止されました。
2011年2月初めに八百長問題が発覚し、大騒動となり3月場所が中止されましたし、

 

今はというと、
日馬富士の暴力問題から、横綱が辞める事態となる大騒動が連日連夜に報道され続けましたね。
これがいまだに継続しており、今は内閣府への貴乃花親方の弁護士を通した告発が始まっています。

 

また新燃岳(しんもえだけ)の噴火パターンの再現中です。

 

東日本大震災の直前にも新燃岳が噴火しているパターンがありましたが、
今年の3月1日にも宮崎県・鹿児島県の県境にある霧島連山新燃岳が噴火しましたね。

 

そして政治の動乱パターンが再現中です。

 

東日本大震災当時は民主党菅直人政権でしたね。
震災から1カ月半もたちながら、復興対策本部も復興担当相も置かれていなかったし、
沖縄の基地移設の問題をめぐって対米関係を悪化させるなどもありました。

そして2010年夏の参院選では、民主党は敗退し、衆・参ねじれの状態が再来し、
その結果、政策展開は一段と停滞し、政治に対する国民の不満、不信が蓄積されてきていたんです。
東日本大震災は、そうした政治情勢下で起きたんですよ。

 

今はあの森友問題などで安倍政権を揺るがせていますし、
国際的には史上初の米朝首脳会談が実現するかもしれないと言われていますね。

 

以上のように、東日本大震災の直前と複数の共通点が発生中なんです。

 

最近は、震災復興が進んでいるという報道が見られ始めた今こそが、要注意かも。

 

いずれにしても、

「天災は忘れた頃にやって来る」

だから、忘れなければ、天災は来ない。

 

大難を小難に、無難に、出来る。

これを信じて頑張りましょうね。