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熊本地震 大和晃さんお盆に家に帰れて本当によかった!

このご両親は捜査打ち切りになったときも何度もお礼を言っていましたね。
終わらないで。と言いたいはずなのに、
ヘリに何度もお辞儀していた。

 

泣けてくる。

 

こんな時なのに、人にお礼がちゃんと言える人。
ホントに素晴らしい家族だったんでしょうね。

 

とにかく見つかって良かったし、
お盆に家に帰れて、本当によかったです。

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あなたもご存じと思いますが、
8月14日に熊本県阿蘇村の地中に埋まっていた車体の運転席から見つかった遺体は、

熊本地震で唯一、安否不明になっている熊本学園大学4年の大学生、
大和(やまと)晃(ひかる)さん(22)(熊本県阿蘇市)と判明したと発表しましたね。

 

およそ4カ月にわたり、いとしい息子を捜し続けた両親。
親の思いほど深いものはない、
だからこそ、見つけてあげれたと思うし、

 

この4ヶ月どれだけ辛かったか、計り知れないですよね。
掛ける言葉が見つかりません・・・。

   

この4カ月の間、
当初は熊本県で捜索していましたが、
5月に捜索が中断し、8月9日に始まった再捜索が始まったんですが、

 

気になっていたのが捜索費用なんですね。

 

熊本地震が起きた当初の捜索費用は、国がしたと思うんです。
いわゆる災害救助法に基づいて、
国が捜査費用を適用すると判断したならば、捜索費用は国が負担することになっています。

 

 災害救助法の本法第23条、施行令第8条には、
「罹災者の救出」、「死体の捜索及び処理」と規定されています。

 

災害救助法が発令され、当初の大和晃さんの捜索が打ち切られるまでは、
捜索費用は国が負担し、
父親の大和卓也さんらには捜索費用の支払いはないはずです。

 

熊本県は5月に、
さらなる砂崩れなど二次災害の危険があるとして一時、大和晃さんの捜索を中断しましたね。

中断し、今回の再捜索が始まるまでの2ヶ月間は、
父親の大和卓也さんら家族で捜索を続けていました。

 

その2ヶ月間の晃さんの捜索費用は、
父親の大和卓也さんが支払っていたと思うんです。

行政が一時捜索を中断したわけですから、
災害救助法の適応外として、捜索費用は国が負担しませんからね。

 

父親の大和卓也さんは、
「思いはただひとつ。とにかく子供をまず見つけたいという気持ちが一番です。
見つけた上で子供を自宅に連れて帰りたい」と、

 

親として当然の思いですが、
国や行政の負担がない状態で、2ヶ月間も個人で捜索を続けた負担は大きいと思うんです。

 

仮に、
父親の大和卓也さんが捜索を民間の手を借りて行っていた場合の費用は、

1名1日3万円+装備費、保険費、宿泊費が加算され、1日、1名、5万〜6万円かかりますし、
これに、
手を借りた人数×捜索日数を掛けるとかなりの費用になりますね。

 

8月9日に始まった再捜索は熊本県が中心となったようで、
おそらく災害救助法が適用されていると思うので、
国・行政が負担したんだろうと思います。

 

そうじゃなければ、
捜索費用の一部は父親の大和卓也さんらが負担することになるんですが、

警察官や消防隊らの捜索費用は、
税金で行われるので、大和卓也さんらが負担することはないはずですよ。

 

でも、
それ以外に民間の人が捜索に加わった場合の費用は、(大型重機のレンタル代、運転者の費用など)
大和卓也さんらに負担される可能性がありますが、

 

ご両親にとってはお金ではないでしょうね。

 

こういうのを見るとつくづく、

諦めない心の大切さ。

その諦めない心が行方不明から4ヶ月で警察・消防が諦める中、
晃さんを発見させ、国をも動かしたのかも。

 

人任せではなく、
会社に出勤する日数も減らし、食事の回数まで減らして時間を作り、
自分たちの手と足で動かなければ欲しい結果は得られないのだなと感じさせられますね。

 

人間は、縁者を亡くしてただ泣く間は、
まだ故人と共に生きる覚悟が出来ていないのかも知れません。

 

泣くことを過ぎて、

故人と共に生きて行く覚悟が自分の中に出来た時に、

故人の為にも強く生きることが可能になるんでしょうね。