大杉漣の心不全「病気をしたことがない人」が一番危険?
あんなに元気にテレビに出演していたのに、急すぎて受け止めきれない。
未だにひょっこり出てきそうと期待してしまう。でも、あちこちで追悼やってて、
ほんとに亡くなられたんだと、確認させられます。
もうあなたもご存じの俳優道を謳歌した300の顔をもつ男の大杉漣さんが亡くなりましたね。
私はVシネマなどでよく大杉漣を観ていました。
淡々と顔色ひとつ変えない極悪非道な男、アタフタし続ける小心な中年男、一本筋の通った堅物の父親、
声の大きさや顔の怖さではなく、にじみ出る何かで凄む演技は圧巻で、
教科書どおりではない役づくりで私たちを楽しませ、驚かせ続けましたね。
亡くなった後に放送された「ぐるぐるナインティナイン」を観た人の中には、
面白いけど泣けてきた人も多かったのでは・・・。
なんでも大杉漣さんは20日は朝からドラマ撮影にのぞみ、
午後9時ごろに夕食を終えて同11時ごろにホテルの自室にもどり、腹痛を訴えたとされています。
そして状態は急速に悪化し、
21日午前3時53分に急性心不全で亡くなりました。
心よりお悔やみ申し上げます。
急性心不全とは心臓の働きが急激に悪化した状態だそうで、
急性心筋梗塞(血栓によって血流が滞り心臓が正常に働かなくなる症状)か、
大動脈解離(大動脈の血管が裂けて出血し心臓の機能低下を引き起こす症状)
のどちらかが起きて急性心不全に至ったのではないかと言われています。
この急性大動脈解離というのは本当に突然起きるそうで、
「むしろ突然にしか起こらない」病状みたいですよ。
傷んだ血管に高血圧による圧力が長期間かかって突発的に亀裂が入ると、
上から下まで裂けてしまうこともあり、胸痛、背痛、腹痛など、
心不全に至る前に「放散痛」という痛みが体の各所に生じることがあるそうです。
大杉漣さんの場合は「おなかが痛い」と訴えましたが、
みずおち、肩甲骨、腕、背中、歯など痛みはさまざまな場所に生じ、
時には左肩や腰や脚が痛いと訴えた人が心筋梗塞の場合もあったそうで、
どこかが痛いと言う患者には心筋梗塞も疑うのが医者のセオリーだそうですよ。
心当りのない痛みは要注意ですね。
そして、
この「放散痛」を多くの方が知ることで未病の改善に繋がることを願います。
高血圧、喫煙、飲酒、肥満、ストレスなどが原因となり、
通常の健康診断の心電図や血液検査で予兆を発見することが可能です。
冬場が患者が最も多いそうで、寒い季節は要注意ですね。
それにしても、
こういう心不全は「人ごとではない」ですね。
大杉漣さんの場合も「病気をしたことがない人」と周りには思われていましたからね。
また、
病気じゃなくとも心臓の違和感を言う人を以前よりも多く聞きます。
これはもしかすると「地磁気の減少が原因」もあるのかもしれませんよ。
この地磁気の減少は、
毎年の冬の寒冷化、夏の異常高温を更に呼ぶと言われます(実際今年の夏は暑いと予報が出ていますね)
また地磁気は、
地球の心電図ですから私たち地球に住む人間の心臓と動作が関連しているのかも。
また地磁気の減少は、
人間の心臓の活動も低下させているのかもしれませんよ。
そして、
まだ人類が計測できていない、心臓に影響する地磁気の種類があるのかも。
いずれにしても、
不謹慎ですが大杉漣さんの死で、あなたも心臓への注意、関心を持つようになったのではないでしょうか。
もしこのブログを夜中に読まれている「病気をしたことがない」あなた。
夜更かしは厳禁ですよ。
寝る前に1杯の水を飲んで早めに寝てくださいね。