美ビルド・ネットの熊本はてな?

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熊本地震から2年経つが2018年は20ものM7超地震が発生するって本当なの?

我が郷土熊本でマグニチュード6.5と7.3が発生した「熊本地震」から、
早いもので2年近くなります。

 

街のようすを見てみると、
解体工事を行っている住宅やビルをまだたくさん見かけますし、
解体後の更地の状態の土地も数多く見ますが、

 

街を行き交う人々は地震などいつ起こったのだろうかと忘れているような、
嬉々とした顔で生活しているみたいですよ。

「災害は忘れた頃にやってくる」とよく言われますが、
それを忘れないと良いみたいですね。

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そんな忘れてはいけない地震なんですが、
アメリカのコロラド大学のロジャー・ビルハムという人がこんなことを言っているんです。

 

地震活動の活発化は自転の減速と強い相関関係があるという」だそうです。
どういうことかというと、

あなたもご存知のように地球は完全な球体では無いですね。
自転によりそれまで回転方向に引っ張られた楕円形をしています。

つまり自転が遅くなればなるほど、
回転方向に引っ張る力が弱まり、赤道半径が短くなっていくんです。

 

ところが、
たとえ地球そのものの形が変化しても、地下に埋まっている構造プレートのサイズは変わらないので、
このミスマッチが地震を誘発するというわけなんですね。

 

今年は月の潮汐力の関係で地球の自転がわずかに遅くなると予測されているんです。
(月の引力の影響を地球の大地は受けます)

遅延は、1日に100万分の1秒程とのことですが、
それだけのわずかな違いでも地震活動には大きな影響力を持つんだそうです。

 

もちろん、
潮汐摩擦(潮汐によって海水が移動する際、海底との間に生じる摩擦力)による、
自転の減速は珍しいことではないが、減速速度は一定では無いんです。

 

また20世紀においてM7超地震の発生が25~30%増加した5つの時期を特定したところ、
この時期は自転の減速と軌を一にしていたというんですね。

特に赤道に近いカリブプレートでは、
1990年以来起こったM7超の地震の80%が、自転の最大減速から5年以内に起こっており、
今年から5年間は30ほどの強い地震が起こる恐れがあるというですね。

 

実際2018年である今年に世界各地で発生したちょっと大きめな地震を見てみると(2月23日現在)

 

・1月23日

アメリカ・アラスカ州の南の沖合で、マグニチュード7.9の地震があった。

 

・1月23日 

インドネシアのジャワ島をマグニチュード6.4の地震が襲い、
首都ジャカルタとその近郊では市民がオフィスや住宅からの避難を強いられた。

 

・1月31日 

パキスタンマグニチュード(M)6.1の地震が発生し、
南西部バロチスタン州で家屋が倒壊して女児が下敷きになるなど2人が死亡、多数の負傷者も出たもようだ。

 

・2月7日

台湾でマグニチュード6.4震度7クラスの地震が発生し、死者16人、負傷者285人を超す大災害となりました。

 

・2月16日

メキシコ南部で2月16日、マグニチュード7.2の地震があり、視察に向かったヘリコプターが墜落し、
巻き込まれた住民ら13人が死亡しました。

 

その他に韓国とか、
日本でも震度3~4の地震はよく発生していますから20ものM7超地震が発生するって、
あながちウソではないかもですね。

 

また月の引力とは関係ないかもしれませんが、
トランプがいるアメリカでも大地震を起こし始めるかもしれません。

 

それはあのシェールガスシェールオイルのための地下の破壊なんです。

シェールガス(岩石に含まれる天然ガスシェールオイル(岩石が含む石油)とは、
以前は放置されていたわけなんですね。

岩石を砕くことで抽出が可能な資源などは、とてもじゃないが採算が合いませんでした。

ところが、
これを地下の地層の中で水圧で粉砕させて簡単に取り出す技術が完成しため、

最近ではアメリカの地下から、大量に抽出されているんです。

 

問題は地下で岩石を砕いた後が注意なんですよ。

大きな・広大な空間が地下深奥に残ります。
今年から、この地下の空間が原因の大地震や地下水が消えたりする現象が起こり始めるかも。

 

だから狭い日本では、
絶対にしてはいけないことが、このシェールガスシェールオイル開発なんですよ。

   

あと日本はもちろん世界各地でも火山の噴火がよくニュースで聞きますが、

「火山の噴火と大地震」は密接に関わっているんですね。
 

2011年の1月に霧島山新燃岳(鹿児島)の噴火したんですが、
その2ヵ月後の3月11日にM9の東日本大震災が起きたんです。

 

時代をさかのぼると、
1706年に霧島山が噴火した後、遠州灘から紀伊半島沖を震源とした大地震「宝永地震」が発生。

 

他にも、
04年9月の浅間山噴火直後、10月に新潟中越地震が起きるなど、
不気味なほどつながっているのがわかりますね。

 

火山学者に共通した意見では、
「実は近年100年間において、世界でM8~9クラスの大地震が発生した後に、
その2年以内に震源地の近隣で火山が噴火することは100%であり、例外が今までに無いのです。」と。

 

だから今、日本でも火山の噴火が起こっていますが、

「2ヵ月後」と「2年」というキーワードに注意ですよ。

 

大きな火山活動が発生した場合、
瞬時で終わる大地震と違って、火山灰の影響が長期化すると想定できます。
これはヘビの生殺しのように、ある意味では地震以上に危険かも知れないんです。

 

ここであなたも耳にタコができたように聞いている、
大きな地震が起きた際に生き残るために取るべき行動を再度お知らせすると、

 

マグニチュード7程度の非常に大きな地震は、非常に強い揺れはせいぜい10秒か20秒。
ですから最初の20秒を生き延びることが最も重要なんです。

 

強い揺れがあった時に頭を防いで、必要があれば机の下に潜ったりとか、
机がなければタンスが倒れてこないように安全なところに移動して身の安全を図ることが最も重要です。
(その時どこにいるか運しだいかも)

 

ガスは自動的に遮断されますから、
ガスコンロの火を慌てて消すことはありません。

 

20秒たったらば扉を開けて避難路を確保します。
あなたの家が耐震化されていて壊れない自信があれば、外に逃げ出す必要はありませんが、

実際には壁にヒビが入ったり逃げなければいけないこともありますから、
逃げる必要があるかどうかを見極めて、すぐに逃げられるようにしてくださいね。
そして最後にブレーカーを落として外に逃げる。(これは意外と忘れます)

 

冬にブレーカーを落とす場合、
凍結の恐れのある地域は水道メーターを止めて蛇口を開けて、

管の圧力を抜けて置かないと配管の破裂の恐れがあります。
特に給湯関係はパンクしやすいので注意した方が良いですよ。

 

津波に呑まれる可能性がある地域に住まわれる人々は、
もし大地震が発生すれば、
20分以内に20m以上(5階建て以上)の高さの建物に移動することを意識してくださいね。

可能な限り、高い位置が良いんです。
本当に安全なのは、建物のようには倒れない海抜20m以上の小山や丘への避難です。

 

そして、
声を掛け合って、みんなで助け合って安全な場所に避難するということが一番重要なんです。

 

こんな感じで、
咄嗟の時の行動を決めておくことは、非常に大事なことですよ。

 

地震が来た、まさにその時、ここに書かれていることを、真っ先に実行出来るかどうか。
あまり多くのことを入れ過ぎると、行動に移せ無いですもんね。

実際にやることのみを、まずは、頭に叩き込んでおきましょうね。

 

最後に熊本地震発生後に、
救援物資の入った段ボール箱のひとつに黒のフェルトペンで書かれていた言葉。

 

「大きな波を乗り越えてたどりついた未来が良いに決まっているよ」と。