美ビルド・ネットの熊本はてな?

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ドライブレコーダーは事故の時自分への強い味方になるの?

普及して「自転車が悪い」「歩行者が悪い」という事故が立証されて、
事故をクルマに押し付ける時代は終わってほしいし、
事故が減る社会になるとそれはそれで良いことだとは思いますね。

 

そんな時代に近づきつつある商品が、
あなたもご存じの「ドライブレコーダー」ですね。

 

GfKジャパンという会社が算出したデータによると、
ここ2年でドライブレコーダーの販売は毎年10数万台ずつ販売を伸ばしており、
2015年のドラレコ国内販売台数は前年比4割増の61万台に達したそうです。

 

衝撃映像がニュースで流れるたびに自動車保有者への製品認知度が高まり、
現時点では97%とほぼすべての自動車保有者に認知されているそうですよ。

 

ドライブレコーダーの購入動機としては、
やはり8割が「事故映像の記録」を挙げているんですね。

 

事故をおこして自分は、悪くないとウソをつく人が増えたと感じる人もいるし、
実際に交通事故の裁判でも、
「証拠としての価値を判断するのは裁判官だが、ドラレコ映像は裁判で証拠となりうる」そうですよ。

 

事故の際、
どんな弁護士よりも有能になる可能性があるし、
目撃者のいない事故ならなおさらですよね。

 

ただ今のところ、
裁判や保険ではドライブレコーダーでは加工も出来るので証拠とみなさない的な状態のようですけど、
この先は 「証拠とします! 」ってなる日も近いでしょうね。

 

でもある人は一旦停止無視にぶつけられ、相手が嘘をついて、6対4になるところだったんですが、
ドラレコにバッチリ映ってたので提出したらあっさり9対1になったそうです。

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そんなドライブレコーダーの価格は1万円前後から、高くて4万円程度の製品もあるらしく、
オートバックスセブンによると、
売れ筋は1万2000円前後の製品だそうですよ。

 

ドライブレコーダーは、取り付け方法により、
「ワンボディー型」「セパレート型」「ミラー一体型」の3種類に大きく分類されて、

 

一番の売れ筋はワンボディー型なんですね。
本体にドライブレコーダーのすべての機能が集約されているため、
構造がシンプルで本体をフロントガラスに取り付けるだけでいいんです。

 

セパレート型は、
レンズ部分と本体が個別に分けられている製品で、
レンズ部分と本体を別々にすることで、レンズ部分を小さくできるんですね。

そのため、
フロントガラスに取り付けても、レンズ部分が目立たない。
取り付け後の見栄えはかなりいいんですよ。

ただし、
本体への電源ケーブルとは別に、
レンズ部分と本体部分を接続するケーブルも配線しなければならないから、
ワンボディー型よりも取り付けが面倒なんです。

 

ミラー一体形は、
ルームミラーの上から被せて使いますから、
取り付けは3タイプの中では一番簡単なんです。

ルームミラーと一体になるためドライブレコーダーの存在が分かりにくく、
車内の見た目を損なわないんです。

また、
ドライブレコーダーのディスプレイはルームミラーの一部に表示されるため、
撮影映像を確認しやすいです。

しかし、ルームミラーの向きを動かすたびに、
ドライブレコーダーのレンズの向きが変わってしまい調節が常に必要というデメリットもあるんですよ。

 

この3種類のほかに、
取り外し可能な「ポータブルナビ」や、
オービスや警察無線の存在を警告する「レーダー探知機」にドライブレコーダー機能を備えた製品もあります。

 

また、
カメラを1個搭載し前方のみを撮影する製品が多いなか、
前後に2つのカメラを搭載し、前方と車内を同時に撮影できるドライブレコーダーもあるんです。

 

取り付け工賃は1万円前後が相場だそうで、
取り付け方法はシガーソケットからドライブレコーダーまでを配線するだけですが、
綺麗に配線するには内装を剥がす必要があり工賃が高くなるんですね。

 

あなたが腕に自信があれば、自分自身でも取り付けられるんですが、
注意したいのは、取り付け場所なんです。

 

フロントガラス上部から全体の20%以内に取り付けることが、
国土交通省の「道路運送車両の保安基準」によって定められているので注意してくださいね。

 

こんなにドライブレコーダーの需要は高まっているんですが、
標準装備している車種はほとんどないんですよ。

 

ドライブレコーダーが欲しければ自分で製品を選び、取り付ける必要があるんですね。
オートバックス国産車ドラレコを設置した場合、
工賃は5000円かかります。

 

平均価格のドラレコであれば、
顧客単価は「製品代+設置工賃=2万円」を目安にしてくださいね。

 

そしてあなたがドライブレコーダーを選ぶときは、
撮影素子の画素数や撮影解像度、画角、LED信号の撮影に注目して選びたいですね。

 

必要によっては、
イベント録画や駐車録画機能、GPSWi-Fiの有無も確認して。

性能が高く機能が増すと、製品の価格は高くなりますから、
映像を撮影するだけなら、あえて機能が少ない安価な製品を選ぶ手もありですよ。

   

ちなみに、
撮像素子の画素数はデジカメやスマホのカメラと同じで、
多いほうが綺麗な映像を録画できるんです。

現在売れ筋のドライブレコーダーは、
200万〜300万画素の製品が主流なんです。

 

そして撮影解像度はフルHD(1920×1080ドット)が主流で、
最近はそれ以上の解像度で撮影できる製品もあるんですよ。

素数や解像度が大きい製品ほど撮影した動画はより精細となり、
ナンバープレートや標識などが動画で確認しやすいです。

 

また搭載するレンズも大事なんです。
ドライブレコーダーの仕様には、開放絞り値(開放F値)が記載されていることがありますが、
レンズの絞りをもっとも開いた状態を「F1.8」のように表し、
この数値が小さいレンズほど被写体が明るく写り、暗い所での撮影に適しているんです。

 

レンズの開放絞り値が小さいドライブレコーダーは、
トンネル内や夜間など暗い場所での撮影に強いんですよ。

 

また上位機種になると、HDR(ハイダイナミックレンジ)やWDR(ワイドダイナミックレンジ)などといった、
「ダイナミックレンジ撮影機能」を搭載するんですね。

 

ダイナミックレンジ撮影機能とは、
映像の明るさは保ちつつ、暗くて映りにくい部分を明るく自動補正し、映像に記録できる機能なんです。

 

この撮影機能があれば、
日中の逆光やトンネルの出入り口といった明暗差が激しい場面、
夜間で街灯がない暗い場所もはっきりと撮影できるんですよ。

 

ドライブレコーダーの場合、
レンズの画角も重要なんですね。

撮影できる範囲は搭載するレンズの画角で決まるので、
画角が多いとより広範囲を撮影できます。

 

また焦点距離で示すデジタルカメラと異なり、画角は角度で表すのが一般的で、
対角画角、水平画角、垂直画角の3つで記載されていて、

対角画角は、
撮影できる範囲を対角線で示した時の角度で、
これらの角度が広ければ、より広範囲が撮影できるんですよ。

 

それと撮影のフレームレートも注意が必要なんです。
最近は街中にLEDで発光する信号機が増えましたね。

 

LED信号機は交流電源の周波数によって、肉眼では判別できないほど点滅を繰り返しているんです。
交流100Vを全波整流してLEDを点灯しているため、

交流電源の周波数が50ヘルツの東日本は1秒間に100回、
60ヘルツの西日本は1秒間に120回も点灯しているんですね。

 

ドライブレコーダーの撮影フレームレートと、
信号の点滅のタイミングがぴったり重なってしまうと、

映像に信号機の点灯がまったく撮影できないことがまれにあるんですね。
特に秒間120回の点灯を繰り返す西日本では、

30枚/秒を撮影するドライブレコーダーと、
消灯のタイミングが完全に一致してしまうことがあるんです。

 

そのため、撮影フレームレートを変更できます。
またはそのような状況を回避できる「フリッカーレス機能」が付いたドライブレコーダーが好ましいかも。

 

ドライブレコーダーは常時録画機能のほか、
「自動イベント録画機能」を備えた製品が多いんですね。

 

自動イベント録画機能とは、
急ブレーキや衝突事故など車の速度が急激に変化したときに、

その前後の数十秒間の録画ファイルを、
常時録画ファイルとは別に自動保存する機能なんです。

 

ドライブレコーダーの常時録画機能は、
録画ファイルを数分間ずつに分割し複数ファイルを保存するため、
長時間ドライブすると莫大なファイル数となりますね。
そのため、
目的のファイルを探しにくいですよね。

 

イベント録画機能があれば、
イベントが発生したときの録画データが常時録画データとは別に自動分類されるため、
目的の場面が写ったデータを簡単に探し出せるんです。

 

あなたが購入時には自動イベント録画機能の有無を確認しておきましょうね。
製品の中には、
自分でボタンを押し、手動でファイルを分類できるものもあります。

 

また、
最近はGPSを搭載するドライブレコーダーも増えたんですね。

 

GPSを搭載しているドライブレコーダーは、
移動ルートや事故現場の位置を記録できるのはもちろんのこと、
GPSから取得した正確な日時や時刻、移動速度などを映像と一緒に記録できるんです。

 

製品によってはパソコン用のビューアーソフトが用意されており、
ドライブレコーダーで撮影した映像を見ながら、位置や速度などを確認できるんですよ。

 

またWi-Fiを搭載するドライブレコーダーも増えてきました。
ドライブレコーダーの多くは、
撮影データをSDカードに保存しますね。

 

そのため、撮影データを取り出すには、
SDカードを抜いてパソコンのカードリーダーで読み出すか、
ドライブレコーダーを取り外し、
パソコンに直接接続するといった方法しか無く面倒なんですね。

 

Wi-Fiを搭載していれば、
スマホタブレットWi-Fiで接続することで、
録画データをスマホタブレットのアプリから扱えるんです。

 

SDカードを抜いたり、ドライブレコーダーを外さなくても、
データの再生や吸い出せるので便利なうえ、
その場で録画データの確認をしやすいですよ。

 

それと「駐車録画機能」が付いている機種もあるんですね。
これはその名の通り、
駐車中に録画する機能のことで、

ドライブレコーダーの中にはバッテリーを搭載する製品もあり、
車のエンジンを切り電源が供給されなくても、数分〜数時間は常時録画し続けるんですが、

動体検知で録画したり、
ドライブレコーダーの加速度センサーを利用し、衝撃時のみ撮影する機種もあるんですよ。

 

あなたも自分にあった機種のドライブレコーダーを選んでくださいね。

 

私のお勧めは、
ユピテル「DRY-mini1Ltd」(9850円)は、2016年1月に発売されたモデルで、
常時録画やワンタッチ録画以外に目玉となる機能がないものの、
ドライブレコーダーとしてはかなり安いと思いますよ。

 

それから、
先ほどドライブレコーダーを標準装備している車種はほとんどないと言いましたが、
自動車メーカーはメーカーオプションとしては用意しているみたいです。

 

たとえば、

トヨタhttp://toyota.jp/dop/navi/lineup/option/drive_re

日産→http://www.nissan.co.jp/OPTIONAL-PARTS/NAVI_AUDI

ホンダ→http://www.honda.co.jp/ACCESS/driverecorder/

ただ、車種ごとに専用設計で設けているものはないと思います。

 

あなたもドライブレコーダーを取り付けて、
たまに録画された自分の運転を見てみると面白いかもですよ。

車線変更が思ったよりモタモタしてるなとか、
立体駐車場の空きスペース見逃してたりとか、
他人目線で自分の運転をチェックできるんですね。

 

またドラレコ付けて運転が慎重になったと言う人は多いですね。
誰に見せるわけじゃないですけど、

信号も無理しないで黄色で止まるようになったりと、
事故のために付けたけど、それより普段の運転が変わるかも。

 

最後にドライブレコーダーは事故の時の味方っていうけれど、

自分がオカマ掘った時は自分のミスの証拠にもなりますね。