「熊本地震」は前兆で阿蘇山大噴火は本当に起こるの?
まだまだ余震が収まらない我が郷土熊本で起きた「熊本地震」。
行方不明の方がまだ1人おられますが、
早く見つかることを祈っております。
日本政府も「熊本地震」を大規模災害復興法に基づく「非常災害」に指定したそうで、
道路や、河川などの復旧工事を早くしてほしいですね。
また避難者の方のケアや仮設住宅の問題など、
まだまだたくさんの問題がありますが、
前向きに一歩一歩進んで行くことを祈っております。
そんな中、
大分県の熊本県に近い町に住んでいる方の近くの山からシカ、イノシシがいなくなったそうです。
例年ならワラビ、たけのこ、などの山菜を食べているのですが、
今年は食べた形跡がないそうで、
地震の影響でいないのか、
若しくは阿蘇山、九重山かどこかが大噴火する前兆の可能性があるのか、
不安に思っているそうです。
というのは、
霧島が噴火する前も小さな地震が多発していたそうで、
噴火の前は、
鳥がけたたましく鳴き、
集団で木の中に隠れてるような?
ビルの間の隙間に隠れているような?
騒音になるくらい集団で鳴いているのがしばらく続いたそうです。
またこんなこともあったそうです。
3月2日、鹿児島市の鹿児島湾で深海魚「テンガイハタ」が目撃される。
4月4日、熊本県天草市で約8mのザトウクジラが定置網にかかる。
4月8日、長崎県長崎市で約7mのザトウクジラが海岸に打ち上げられる。
と魚の異常な行動が目立ったんですね。
それと昨年末には、
瀬戸内海や四国付近でイノシシが海を渡って島に移動しているという記事もありましたね。
そんな動物たちの行動は、大切な前兆現象かもしれません。
地震だけの問題ならば、
最初に書いたシカ、イノシシなどはなおさら山にこもると思いますが、
山から消えたとなるとと行き先が気になりますね。
動物は人間とは違い、「無思考」(何も考えない状態)ですから、
人間のようにアレコレと悩まないんですね。
目の前の状態だけを「ありのままに」直視し、本能(第六感)が働きますから、
動物は確実に色々なことを事前に察知することが可能と思いますよ。
阿蘇山はあなたもご存じのように熊本県の中央部にあり、
外輪山を含めると横浜市が全部入るぐらいの広大な山で、
その中心となる中岳が地震直後の4月16日に続き、5月1日にも噴火したんですね。
防災科学技術研究所によると、
中岳の西側深さ約6キロにあるとされるマグマ溜まりが、
地震で西側に50センチほど引き伸ばされ変形している可能性があることを解析し、
国土地理院は地盤が最大30センチ沈んでいることを明らかにしたんですね。
気象庁が4月22日に行った調査では、
火山ガスの放出量が前回調査(4月5日)の2倍にあたる2400トンと多い状態だったこともわかっているんです。
もともと中岳火口は活発な活動を続け、
昭和以降だけで見ても噴火に巻き込まれて21人が亡くなっているんですが、
昨年9月には2千メートルの噴煙と噴石が上がり、
噴火警戒がレベル3(入山規制)に上昇したばかりで(現在はレベル2)。
熊本地震後に2度噴火した第一火口からは断続的に大量の噴煙が上がり、
火山ガスの強烈な匂いが漂っているそうです。
火山の噴火で怖いことは、
御嶽山の例でわかるように突然に爆発することです。
自動車ぐらいの大きさの噴石も、遠方まで飛散します。
御嶽山ではコブシほどの噴石により、多くの人命が失われましたね。
噴石はまだ距離があれば大丈夫ですが、
火山噴火で一番に怖いのは「火砕流」の発生なんです。
日本では1991年に雲仙普賢岳で大火砕流が発生しましたね(あの映像はまだ記憶にあります)
雲仙普賢岳の火砕流は瞬時に4.3km地点先まで到達し、43人の方が亡くなっています。
その速度は、時速100Km~300km以上。
火砕流の温度は、100度~700度。
普賢岳の火砕流では、
・ここまでは来ないだろう。
・遠方から観察しよう。
とした方々が亡くなっているんですよ。
また雲仙普賢岳で多くの人が亡くなったのはマスコミの責任が大きいという話もあるんですね。
他社より凄い映像が欲しいと立ち入り禁止区域に入り電源を得る為に勝手に人家に入り込み、
住民はマスコミが勝手に家に上がり込まれたくないから家に戻り、
住人が戻るから消防や警察も立ち入り禁止地域に入らなければならなかったそうで、
被害を拡大させたのはマスコミの責任なのに、
マスコミは一切これらの事を報道しないんです。
今回の「熊本地震」もマスコミの非道が伝えられていますが全く報道されないですね。
それから過去の日本列島の歴史では、
100km先まで火砕流が到達している可能性があり、
火砕流が「海まで出る」可能性があることは忘れるといけないようですよ。
富士山の噴火では、
約8400年前に17km先地点まで瞬時に火砕流が到達した地層があるそうです。
火山としての阿蘇山の規模は、
富士山の1000倍を超えるという説もあるんですね。
だからもし、
普賢岳とは比較にならない巨大さのアジアの大火山・阿蘇山が噴火したら、
「ここは5km離れているから大丈夫」
「まさか、10km離れているから大丈夫」
などと思って、
噴火を見ていては助からないんです。
新幹線の速度で瞬時に高温の火砕流が爆進して来ますし、
それも人間が蒸発するような高温ですからね。
こういう火山の歴史を知って、
自分の生活を想定して行くことは大事なことですが、
「熊本地震」で被害を受けた上にまた阿蘇山の噴火が起こるのかなどは、
考えたくもありませんが、
何千年、何万年に1回の大噴火が、
現代に起こるのか?
否かは?
未知ですからね(地震予知もあてになりませんから)
未来は白紙ですから動物の本能にならう必要も大切かも。