インフルエンザ予防接種をしたら必ずインフルエンザになる?
打っても打たなくてもなる人はなるし、ならない人はならないインフルエンザ。
ある人は、
「打った年は熱が出たりして体調が最悪だった。打たなかった年は良好だった。
この違いは体感したから事実。
予防接種した年には必ずインフルエンザになるんですが・・・」と。
「今までは刺した所が腫れたり、痒くなったり、
4種になって今回初めてダルさが暫く続きました。
効果アップは良いが、副作用が出やすくなるリスクも考えて欲しい」と。
そんなインフルエンザですが、
厚生労働省によると、インフルエンザは例年12月~2月ごろ流行。
約2週間で効果が表れるため、10月ごろから予防接種が始まっているみたいですが、
今年はB型インフルエンザの種類が1つ増え、
A型2種、B型2種の計4種のウイルスに対応するワクチンに切り替えられたそうで、
メーカーは価格を公表していないが、
複数の医療機関によると卸業者からの購入価格は昨年の1・5倍になったそうです。
製造会社は「原料が増えたため、価格を上げざるをえない」と。
実際ワクチン価格の上昇を受け、接種費用を上げた医療機関も多いんです。
川崎市多摩区のクリニックでは、昨年より500円高い3500円に。
65歳以上の定期接種でも、今年は自己負担額を数百円値上げした自治体が目立ち、
大阪市では昨年より500円高い1500円、
東京都新宿区では昨年より300円高い2500円になったそうです。
ちなみに熊本県内では、
インフルエンザ予防接種料金は、熊本市は固定とされていますが、
実際には各病院で違うみたいですよ。
こんな話もあります。
「かかりつけの内科は4200円だが、耳鼻科は3600円。友人から2000円の病院もあると聞いた。
同じ接種なのに2000円以上も幅があるのはなぜでしょう」と。
このインフルエンザ予防接種は医療機関はどうやって料金を決めているかというと、
全国的に郡市医師会ごとに示される「参考料金」にならうケースが多いようです。
熊本市医師会が登録医療機関に示した参考料金は、
1人1回、大人と子ども同額の4200円。
ワクチン代を1250円とし、
診療料や注射手技料、事務料などを算出。診察料は医療保険の診療報酬点数を参考に、
2700円で計算しているそうですが、
なぜ料金に差がつくのか?
それは病院独自の判断でやっているからで、
基本的には熊本市は一律です。(初回3600円 2回目2550円の公定価格制です)
熊本市東部の内科医院は1回2000円代で設定
神水のくわみず病院は、地域住民を対象にした「友の会」の会員世帯に限り、半額の2100円で接種
益城町は3歳以上を対象にし自己負担は2000円、
同じ対象年齢でも菊陽町なら1000円
基本的には1000円以下というのはないんですが、
南区のひらやま整形外科が 1500円のコミコミでインフルエンザ予防接種をしてくれると・・・
(気になる方は自分で確認してくださいね)
さらに、助成金もあるんです。
それは、費用が無料となる対象者
①65歳以上の方
②60歳以上65歳未満で、心臓、腎臓、呼吸器の機能障害およびヒト免疫不全ウイルスによる
免疫機能障害の体障害者手帳1級相当の方
③生活保護世帯及び中国残留邦人等に対する支援給付受給世帯の20歳以上65歳未満の方
の場合です。
詳しくは熊本市コールセンター https://higomaru-call.jp/faq/CCFaqDetail.asp?id=1680
最近は企業の助成もあり、社員の家族にも案内が行き届きます。
あなたも自分の会社に問い合わせてみるのもいいでしょうね。
インフルエンザQ&A 厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html
このインフルエンザ予防接種はコストパフォーマンスが良いのか?(価格に比べて有効性がどうか)
と、あなたも思われるでしょうね
まず費用が無料となる対象者はコストパフォーマンスは通常良いということになりますね。
「通常」と言ったのは、
「インフルエンザ予防接種が有効であれば」という大前提があるからなんです。
あなたもインフルエンザの予防接種を受けると、
インフルエンザにかからないと思っているでしょうが、
インフルエンザ予防接種をする医療サイドはそうは説明していないんですね。
インフルエンザに罹ったときに重症化しないために接種するのですよ、
と説明するんです。
そして厚生労働省のHPにも、
「インフルエンザワクチンは、接種すればインフルエンザに絶対にかからない、
というものではありませんが、
ある程度の発病を阻止する効果があり、
またたとえかかっても症状が重くなることを阻止する効果があります。
ただし、この効果も100%ではないことに御留意ください」
とあるんですね。
また、
あなたが公的補助の類に該当しないときは、
ワクチン接種費用はすべて自己負担です。
つまり、
医療機関の価格設定は自由なんです。
医療機関はワクチンを扱っている医療卸業者からワクチンを購入し、
そしてそれに利益を乗せて接種しています。
ですから、
インフルエンザワクチンの価格も3000円から6000円ぐらいの幅があるんです。(熊本は安いみたいですが)
自由設定にて、その幅よりも安いことも、また高いこともあっていいのです。
つまり、
コストパフォーマンスを考えるのであれば、
まず安い医療機関を探すことが最優先事項になります。
そして適正な金額はいくらかということですね。
東京都では、
65歳以上の方が接種を受けるときは助成額が2672円で、自己負担額が2500円、
よって5172円が医療機関の収入となります。
その金額がひとつの目安になるかと思います。
しかし、「安いと効果が低いのではないか?」という疑問も生じそうですね。
確かにワクチンの製造業者も数社あるのですが、
どこの製造業者のワクチンを打っているかをしっかり謳っている医療機関はほぼありません。
幸い製造業者によってワクチンの有効性に差があるという報告は多くはないので、
あまりメーカーのことは医療サイドも気にしていないみたいです。
そして、
インフルエンザワクチンは毎年の接種が推奨されています。
そもそもワクチンとは、
天然痘のように一回の接種で終生免疫が得られるものが最良なんです。
天然痘に対するワクチンは種痘といわれますが、
その効果は絶大で、
なんと死亡率が40%に上る天然痘を撲滅してしまいましたね。
種痘に比べるとインフルエンザワクチンの効果はお粗末としかいえませんよね。
インフルエンザにかかっても、
最近は抗インフルエンザ薬もあります。
また、
麻黄湯という漢方薬もインフルエンザの初期には有効かもしれません。
やはり、
「インフルエンザにあえて感染して、
そして自力でインフルエンザを退治することが最も有効な免疫をつくる方法だ」
かもしれませんよ。