男性尿もれは「ビーロックインナーシート」で解決する?
おしっこをした後、ジワジワと漏れしゃがむとジョロっと出てくる嫌な感じ、
気がつけばパンツが濡れ黄色くシミになっている・・・。
そんな「ちょいモレ」あなたも経験ありませんか?
(私はありますが・・・)
男性の尿漏れは女性ほど一般的に知られていないだけに、
1人で悩む人もいるんですね。
40~70代男性の39%が尿もれ(軽失禁)の自覚症状があり、
そのうちの75%が排尿後尿滴下(ちょいモレ)を経験しているんですね。
これは自然な加齢現象のひとつではあるんですが、
しかし「尿モレ=介護・病気」といったイメージが強すぎるためか、
ケア用品の利用をためらう男性が多く、
経験者の約70%が対策をしていないのが現状なんですね。
そんな男性尿もれ対策に、
王子ネピアは2015年10月1日に、
男性用尿ケア用品「nepia B-lock(ビーロック)インナーシート」を発売したんですね。
発売早々から好調で、通販サイトでは発売前から予約が入るなど、
予想以上の反応の大きさに驚いているそうですよ。
男性用としては最薄級の薄さ2.5mmで、
目立たず快適なつけ心地であることも、人気の理由ではないかと見ているみたいです。
男性用尿ケア用品の他のメーカーでも尿漏れパッドなど相次ぎ新商品を販売しています。
今年4月に発売された花王の「スマートガード」は、
吸収パッドを下着に貼り付けて使うし、
ユニ・チャームも「ライフリーさわやかパッド男性用」を発売。
体の前側を幅広くカバーするなど男性の尿漏れに適した形状で、
ズボンにしみない工夫をしているみたいです。
尿漏れ対応の男性下着は、
ワコールが「BROS GRANDE(ブロスグランデ)」。
前開き部分に尿を吸収できるよう、
ナイロンやポリウレタンなどの素材の当て布を施したパンツが、
年間で1万枚というヒット商品となったいるようですよ。
そもそも男性の尿漏れには、排尿前と排尿後の2つのパターンがあるそうで、
大阪大学医学部付属病院泌尿器科の木内寛医師は、
「排尿前であれば過活動膀胱(ぼうこう)の人がほとんど。治療の対象になります」という。
ただし、前立腺肥大症などの病気が潜んでいる可能性もあり、注意が必要だ。
一方、
排尿後の尿漏れは、なぜ起きるのか、医学的にははっきりとわかっていないそうです。
「尿はおそらく膀胱からは出ていて尿道に残っている状態と思われます。
ならば、尿道からどうやって尿を出すかが問題になります」
男性の場合、尿道は膀胱側から、
前立腺部尿道、膜様部尿道、球部尿道、振子(ふりこ)部尿道の4つの部分から成っているが、
球部尿道はほかの尿道より太く、その名の通り、丸みを帯びている。
この球部尿道に尿が残っている可能性があるみたいで、
そこで対策として考えられるのが、
会陰部(えいんぶ=陰部と肛門の間)を押して尿を押し出す方法。
また、
「排尿後にしっかりと振って残っていた尿を排出する方法もあります」と。
やはり落ち着いてしっかり尿路のオシッコを出し切ることみたいですね。
それと、
男性には尿路に残ったオシッコを絞り出すための球海綿体筋(きゅうかいめんたいきん)があって、
男性が射精するとき、精液を勢いよく放出する役割も果たしている筋肉ですが、
オシッコの後には誰でも無意識に収縮させているんですね。
陰茎部の裏側の根本付近に指を当てて、
肛門を閉めるように力をこめると筋肉が動くのを感じることができるんです。
(ちょっと座ってやってみるとわかります)
加齢とともに前立腺肥大が進むと、球海綿体筋の機能が衰え、
頻繁な「ちょいモレ」の原因になるんですね。
そんな時は、
「肛門を閉める運動を4~5回を1セットとして行い、1日では全体で60回から80回やると衰えを抑えられる」
だそうですよ。
それから、
オシッコの仕方や衣服も「ちょいモレ」と関係があるみたいで、
オシッコをするとき陰茎部の根本が上を向いていると、
その部分に尿が溜まってしまうことがあるんです。
とくに股上が浅いズボンなどでは、
ペニスを引き上げるようにしてオシッコするので「ちょいモレ」を起こしやすいみたいです。
最近増えている「前開き」のないボクサーパンツも、
同様に「ちょいモレ」の原因となりやすいそうで、
やはりズボンをしっかり緩めて、
楽な姿勢で排尿することが、こうした尿漏れの対策になるみたいですね。
あなたも平均して1日に5~6回はオシッコに行くと思います。
年齢とともに、
さまざまなオシッコの「お悩み」が出現するかもしれません。
「トイレにいってもなかなか出ない(前立腺肥大症)」
「会議の途中で我慢できないほどの尿意を感じる(尿意切迫感)」
「トイレまで我慢できないことが増えた(尿失禁)」
などの自覚症状がある場合は、
専門医による治療が必要になる可能性かも。
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