北朝鮮核実験より怖い「白頭山噴火」そしてアメリカの「イエローストーン噴火」
北朝鮮が9月3日に行った「核実験」の余韻が冷めやらぬ時に、
今度は大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射する兆候があるとか、
豊渓里にある核実験場での坑道は全て開発され、またいつでも核実験が可能だというニュースが流れています。
トランプ大統領は「すべての選択肢がテーブルの上にある」と繰り返し述べて、
アメリカ軍は戦略爆撃機や原子力空母の朝鮮半島への派遣などについて協議しているみたいですが、
ここで忘れていけないのが、
北朝鮮の核実験場がある豊渓里(プンゲリ)から115~130キロ程度しか離れていない「白頭山」の存在なんです。
北朝鮮が国際社会で孤立しているため、白頭山に関しては科学的な知見が十分に得られていないのが実情なんですが、
この白頭山は史上最悪の被害が懸念される火山の一つであり、
万が一大きな噴火が起きた場合は周辺地域のみならず、世界規模の荒廃につながる可能性もあるというんですね。
白頭山には946年に最も壊滅的な規模の噴火を起こしたという記録があるんですが、
その勢いは凄まじく、
頂上に約5000mのカルデラが形成され、その火山灰はおよそ1100kmも離れた日本に降り注ぐほどだったそうです。
この白頭山は、日本でマグニチュード7以上の大地震が起きた後に、何度も噴火を起こしているんです。
869年の貞観地震以降、確認できるだけで5回あるそうで、
過去の大地震との連動性を踏まえたら、
2011年3月11日の東日本大震災(M9・0)の影響を受けた形で噴火するケースがあるとすれば、
「2020年までに68%、34年までに99%の確率で噴火を起こすだろう」と分析されているんです。
そして我が郷土熊本でも去年マグニチュード7の地震が起こっています。
もしかすると確率が早まったりしているかもしれませんね。
こんな日本の地震の連動性よりも、
白頭山の噴火がもっと確率が高くなるトリガーに「北朝鮮の核実験」が影響を及ぼすみたいですよ。
2002年以降、頂上付近の火山性地震の回数が約10倍に増加し、火山ガスの噴出があったほか、
02年から05年にかけて衛星が地下でのマグマ上昇を捉えているんですね。
今度の核実験で、
その巨大な振動が大地を伝わり地下の溶岩に影響を与え、噴火を引き起こす恐れがあるみたいなんですよ。
これまで北朝鮮で実施された4度の核実験では、マグニチュード4~5の地震が発生し、
いままでの水準の核実験は白頭山の火山噴火につながりはしなかったが、
白頭山の火山のマグマの動きは北朝鮮の核実験に敏感に反応する恐れがあるんです。
北朝鮮が今後、核実験の強度を上げ、マグニチュード7.0以上の地震が発生した場合(今回はマグニチュード6.1の地震)
もう白頭山の火山が噴火する可能性があるんです。
もし白頭山が再び噴火した場合、
想定をはるかに上回る量の硫黄が大気に広がり、日本を含めた近隣各国への直接的な被害だけでなく、
世界各地の農作物の不作や食糧不足を招いて、地球上の生命が壊滅的な被害を受ける恐れがあるみたいなんですね。
一方のアメリカでは8月25日にテキサス州に上陸したハリケーン「ハービー」は熱帯低気圧に変わりましたが、
テキサス州のヒューストンでは冠水や浸水の被害が相次いで、自然災害が猛威をふるいましたが、
アイダホ州、モンタナ州、及びワイオミング州に位置するアメリカ合衆国の国立公園にある、
「イエローストーン」には現在でも地下には非常に大量のマグマが溜まっており、
先月から60回を超える数の地震を観測しているんですね。
そしてイエローストーン国立公園で、
バイソンなどの動物たちが次々に逃げ出していることが判明して「何らかの前兆かもしれない」と言われているんです。
イエローストーンの破壊力は富士山の1万倍とも推定されているため、
ここが大噴火をすると地球全体が火山灰に覆われ、人類の文明も壊滅状態になる可能性が高いんです。
北朝鮮が世界中を騒がせていますが、
アメリカは相次ぐ自然災害、そして「イエローストーン」の噴火と、
紛争どころではないでしょうね。
大自然が、紛争が始まる前に強制的に終わらせる可能性があるんです。
あなたも事前に想定していると、必ず無難に変わることになるでしょうね。