「隕石落下」が増える?「君の名は。」は予言だったの?
あなたも観たであろう「君の名は。」で隕石が落下して町が消滅した場面がありましたが、
これをSF世界の話だと思ってはいけないみたいですよ。
最新の研究によると地球への衝突が懸念される天体が1万6千もあるそうで、
その中の一つであろう隕石が10月4日夜に、
中国の雲南省南西部のデチェン・チベット族自治州にあるシャングリラの近郊に隕石が落下したみたいなんです。
この隕石落下時の衝撃は、
TNT火薬540トンほどの規模であることがNASAによって報告されているんです。
ちなみに、
広島に落とされた原子爆弾(リトルボーイ)がTNT換算で約15000トンとなっているため、
隕石としてはかなりの大きさですね。
この動画は隕石衝突シミュレーションです。
(こんな隕石落下が本当に起こると恐ろしいというよりも、一瞬ですから恐ろしいという感情も湧かないかもしれませんね)
隕石落下で直径数十mの小天体はしばしば地球へ突入しているんですが、多くは大気中で燃え尽きてしまっているんですが、
直径100mを超えると、
およそ1万年に1度は(100年発生確率1%で)地上へ落下し、直径1kmのクレーターを作るんです。
さらに大きい1kmクラスの隕石落下は約1万年に1度起こり、
直径10kmのクレーターの形成とグローバルな寒冷化を起こす可能性があるんです。
そして大量絶滅を引き起こすような巨大衝突は、1億年に1度程度の頻度なんですね。
ただ、
日本列島の面積は地球表面の1%にも満たないので、隕石がこの列島を直撃する可能性はさらに小さくなるようですよ。
そういえば、
大気圏に突入する前の隕石の大きさが直径約15メートルぐらいの隕石が、
2013年にロシア・ウラル地方チェリャビンスク州を襲いましたね。
衝撃波で窓ガラスが割れるなどの被害が少なくとも州内10地区で確認され、
州都チェリャビンスク市を中心に半径約100キロに及ぶ広い範囲で、負傷者は重傷者2人を含む1200人だったですね。
もし隕石がまともに落下すれば、1つの市が破壊されるほどの威力を持つみたいですよ。
どうもこの隕石落下は「酸素を生む植物の多さ」に懸かっているみたいです。
酸素が無かった頃の太古の地球では、
今の月みたいに隕石が雨あられのように大地に降り注いでいたでしょう。
酸素が無い為に、隕石が空中で燃焼しないまま、大地に衝突したわけなんですね。
生命などは、まだ生存が無理な頃の地球の話ですが、
その大量の隕石のお蔭で、色々な元素成分が大地に蓄積し、多くの成分を含んだ豊富な地層が形成されて、
かなり後世に生命誕生への基礎を創ったんでしょう。
そして地球に酸素が発生するようになってから、
隕石が空中で燃焼し、大地には滅多に衝突しない世紀が始まり、そこから生物の繁殖が広がる世紀につながったんでしょう。
つまり、
・隕石が空中で燃焼するか、しないかで、地球の生命の生存が左右されること。
・それは、酸素を生む植物の多さに懸かっていること。
もしこれから、アマゾンの森林破壊が進みますと、酸素不足の地域が出始めます。
酸素濃度の低下は、すでに始まっているんです。
このまま森林伐採を世界中で進めますと、
・1つの市の住人の全員が、酸欠で絶滅する事件。
・隕石が燃焼しきらずに、大地に落ちる事故が増加。
ですから、
10月4日の中国での隕石落下は、
これから燃焼しきらずに落下する隕石に注意を意味すると感じます。
もうひとつ日本で注意しなければならないのは「火山噴火」です。
特に「巨大カルデラ噴火」なんです。
なぜならば、
世界一の火山大国日本における巨大カルデラ噴火の発生確率は、隕石落下よりはるかに高いんです。
さらに、ひとたびこの噴火が起これば最悪の場合1億人が犠牲となり、日本喪失を招く可能性があるんですね。
日本における巨大カルデラ噴火の危険値は年間3000人を超え、
交通事故とほぼ同程度、そして首都直下地震や富士山大噴火よりはるかに高いみたいですよ。
今「アベノミクス」だとか「ユリノミクス」だとか言って総選挙の前哨戦みたいですが、
いつ起こるかわからない「隕石落下」、「火山噴火」そして「地震」
たとえ科学的に説明できないとしても、(熊本地震は何の前触れもなく起こりました)
過去にあったことは将来起こるかもしれないと思って、
大災害の続発に備え、社会が破綻しないような政策を各党は準備しているのかなと心配しますが、
当てにならない政治に頼るより、
やはり私たち一人一人が万全の準備と想定することが必要だと思いますよ。