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「キス病」恐ろしさを知りつつも、ひと時の快楽に流される?

性病の知識については今時の若い人はしっかり持ってると思われがちなんですが、
残念ながら、
まったくと言っていいほど知識を持ち合わせていないみたいですよ。

 

最近、梅毒感染者が増えているんですが、
その話をすると「梅毒って何ですか?」と言われるんですね。

 

やはり性感染症について、ほとんど教わってきていないのが現実みたいですよ。
だから今の若い人の間で梅毒が蔓延してしまったのは、
何事も「対岸の火事」「他人事」と思ってしまう現代人の気の弛みが原因かも、

 

その恐ろしさを知りつつも、ひと時の快楽に流されてしまうのか・・・。

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そんな中、
キスだけで性感染症に感染するはずない!と思っていたら・・・実は大間違いなんです。

 

性感染症」とは言っても、
性行為だけから感染するわけではありませんよ。
よく知らない相手との類似の行為(オーラルセックス)やディープキスによって、感染する可能性もあるんです。

 

実際この「キス病」を罹った方の話を聞くと、

 

・20代前半、伝染性単核症になって、初めは夏風邪程度かと思ってたのに、
 やっとお盆休みとなったらどんどん熱が上がり、最高42度超の熱がでました。

 一人暮らし始めたばかりで母に看病に行こうかといわれたのを大丈夫と断ったあとの高熱。
 喉が白くなるほど腫れ唾を飲み込むのも痛くて声も出せない
 
 やっと少し熱が下がって近くの内科にやっとの思いで行ったら、危なかったと言われました。
 子供のころ余り病気しなかったから余計に、感染症は本当に怖いです。

 

・自分は転職の際に送別会のビール回し飲みで感染しました。
 次の職場で働くまでの半月の間、保険証がなかったので、病院に行かないでいたら、
 
 どんどん悪化して入院するハメに。
 肝臓は薬を使えないから長引くよ...

 

・まだキスもしたことがないときにキス病になったことあります。
 18歳のときになったのでお医者さんからも発症するなんてめずらしいって言われました。

 扁桃腺がすごく腫れて白くなりました。
 喉がイガイガして夜も寝られませんでした。

 それ以来、熱が出る前には必ず扁桃腺が腫れます。
 飲み物とかの飲み回しとかでも感染するんだと思います。

 

・一年間キスを全くした覚えがないのに、大人になってからEBウイルスに感染してしまい、
 大変驚いた経験がある。

 キス病と言われているが、実際には感染経路が不明なことが多いと言われる。
 私の場合、外食がほぼ毎日と多いから、洗浄不十分の食器や箸から感染したのではないかなと考えている。
 だから、外食の多い人も危ないかも‥。

 

とキス以外でも飲み物の回し飲みなど、唾液を介した「間接接触」 でも「キス病」に罹った人がいるのには驚きます。

   

なんでもキスだけで感染してしまう性感染症とは、

性器ヘルペス・口唇ヘルペス

B型肝炎

咽頭クラミジア

咽頭淋病

マイコプラズマ感染症咽頭

ウレアプラズマ感染症咽頭

 

とあるらしく、
この中でキスで一番感染しやすいのは「ヘルペス」だそうで、
ヘルペスは皮膚と皮膚の接触でも感染するそうです。

 

そのため、
キスをする際に皮膚が接触することで感染し、

現代の医学では、
単純ヘルペスウイルスに感染すると、ウイルスを体内から完全に取り除くことはできないそうです、
ただし、薬を用いて症状やウイルスの増幅をおさえることはできるみたいです。

 

単純ヘルペスウイルスは感染力が強いので、特に相手に症状があるとき、
また
あなたの皮膚に傷や湿疹があるとき、
疲れていて身体の免疫力が低下しているときは感染しやすいので特に注意が必要みたいですよ。

 

それから「キス病」の症状としては、

だるさ、食欲不振など。そして、少しのお酒で酔いが回ることもあるそうです。

場合によっては、
尿の色や白目の色が黄色または茶色っぽく変わる黄疸を来すことがあるみたいです、

 

幸いなことに、
キス病のほとんどは安静にしていれば1ヶ月程度で自然に治ってしまうんですね。

 

一部の人が、
無症状の状態で唾液中にウイルスを持っていて、次の感染源となり、
次に感染した人は、また、忘れた頃に肝炎になる可能性があるので注意が必要ですよ。

 

子どもが幼いうちに親から子どもへ感染した場合は、
子どもの免疫系の応答が弱くて、微熱とリンパ節が腫れる程度で症状が軽くて、肝炎の症状までは起きません。
知らないうちに多くの人が垂直感染(親から子どもへ感染)していることが多い病気なんですね。

 

あなたも意外と知らない「キス病」。

高校生から20歳くらいの人が多くて、
時に親同伴で感染症内科、血液内科、消化器科などの病院に来る人もいるらしく、

伝染性単核球症」「EBウィルス感染症」と、
どんな言い方でもどこかから何かをもらったことが明らかな病名なのに、

 

親御さんに「どこでもらったんですかねぇ」とか聞くと、

「う~ん・・・」ってなってしまう困った病気なんです。