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「がん離婚」病んでいる時こそ愛情が試される?

妻のがんが引き金となって離婚に至るケースは、
そうめずらしいことではないのかもしれません・・・と。

 

妻への思いがどれだけ強かったとしても、お金がなければあまり役に立ちません。
という結論みたいな記事なんですが、

 

この記事に対するコメントは424件ありました。
一部を引用すると、

 

・自分の旦那の器のデカさにこの記事読んで改めて感謝出来た。
 20代で癌、精神的にもヤラレて家事も出来なかった。
 
 夜泣いて叩き起こしても許してくれた。
 病院選びの為にパソコンを買ってくれた、
 旅行にも連れて行ってくれた。
 淋しいだろうと猫も買ってくれた。
 
 お金は気にするなって、言ってたけど借金もしてた。
 全部私の為に。私なんかの為に、ありがとう。と、思った。

 

・楽しい時に一緒にいたいのは当たり前。
 辛いとき、苦しいとき、痛みをわかちかえるのが最高最強の夫婦なんだろうな。

 

・癌だけじゃない。事故による怪我、障がいを持った子が生まれた時…男は案外簡単に逃げる。
 これから結婚する人は「この人と幸せになりたい」ではなく
 「この人となら不幸も共にできる」と互いに心から思える相手を選んでください。

 

・病める時も健やかなる時も、と誓いをたてるように、
 病んでいる時こそ愛情が試されると思う。
 病める時こそ相手を支えることが、人として当然と、思える者でいたい。

 

・ある程度お金があるからこそ気持ちの余裕が生まれるんだろうな。
 それは病気じゃなくてもそうだけど、万が一の時は顕著に現れると思う。
 女性が病に付したとき、特に母親だったら、
 
 「自分がいなくなっても家庭は大丈夫だろうか」
 「子供は大丈夫だろうか」ってとても不安になると思うから、
 逃げずにちゃんと向き合ってほしいな。

 

・母が癌で亡くなるまで、父は献身的に母に尽くしました。
 その3年後、父も癌で亡くなりましたが、最後まで亡くなった母を思い続けていました。
 人はそれぞれであり、違うと思います。

 

・妻が癌になったら、別れるのが珍しくない。と、ビジネス誌に書かれたら。
 別れない人はスゴい、お人好しとなるし。
 別れても仕方ないなどと、簡単に別れる人への免罪符になる気がする。
 
 こういうのは、夫婦の細かな事情がかかわって悩み抜いた結果だろうから、
 これがスタンダードのようには、表現して欲しくない。

 

・妻をガンで亡くしてるけど、別れたいなんて思う訳ない。
 今では同じ境遇の人達と繋がりあるけど、別れたいと思った人なんて聞いた事ないよ  

 

・やや古い話になるが、医療従事者の人が書いていた。
 夫が病に倒れた時、妻の多くは看病し闘病を支えるが、
 逆の場合は、対応が大きく割れる、と。
 非常に献身的に妻を支える人と、全く何もしないor逃げてしまう人と。

 女性の方が、こういう時、「仕方がない」と面倒を見る率は高いかもしれない。
 男性は、本心に直結しがち。
 まあ、どうしたらいいか分からない、というのもあるのだろうけれども。
 後、女性は、「世間体」を気にする部分もあるかもしれない。
 女性の方が、「世間体のために自分を犠牲にする」率は多分高い・・・

 

・婚約してから、乳ガンだとわかりました。
 結婚するのやめる?ってきいたら、
 彼は、なんで?結婚するに決まってるよって言いました。

 結婚して、乳房全摘手術を受け、治療、通院。数年たった今も通院していますが、
 彼は結婚前と変わらず優しくそばにいてくれます。
 健康なときはみんなよくしてくれたけど、
 
 病気になると本当に大切な人、
 大切に思ってくれる人がわかるんだなって思います。

 

・夫にお金がないことくらい結婚前から承知。
 ガンになってもろくな治療ができないだろうとも思う。
 今だって持病で年の半分以上は体調不良。心身ともに不調で辛い日もある。
 そういうときに、ただしばらく抱きしめて貰えたらそれだけで十分。

 どうせいつかは人は死ぬのだから、
 お金の話ではなく気持ちの問題で傍でただ手を握ったり背中を擦ったりするだけでいい。
 日本はバブルを経験したり高度な医療を受けられる背景があるから
 「お金」が優先されてしまうけど、
 人が生きるために本当に必要なのは「気持ちの寄り添い」だと思う。

 お金がないと病気は治せないし生活もできないけど、
 お金が無いから何もできないわけではない。
 恐ろしい死の直前、ただ傍に愛する人がいてくれるだけでどれだけ救われるか。
 
 愛する人が亡くなる恐ろしさに逃げたくなるかもしれないが、
 相手は死の恐ろしさからは逃げられない。
 配偶者に対する愛情が試されるときだと思う。

 

・秀逸な記事。
 実際自分がその立場になったとき、を想像させてくれる。
 認知症の親を殺すのが信じられないという人もいるけど
 結局介護してみないとわからない苦しみがある。

 自分も精神的に病んだ母と居た時はほんとにしんどかった。
 綺麗事が成り立たないからこそ、
 もっといろんな考え方を世間に与えるのがメディアの仕事と思います。

 

・「自分が病気になったとき、どちらのほうが真剣に看病してくれるか、
 または相手が病気になったとき、自分はどちらを看病してあげたいか」
 釣りバカのみちこさんが、
 ほかの誰かではなく“ハマちゃんと”結婚した理由。

 友人関係でも、調子の良いときだけでなく
 落ち目のときにも離れずにいてくれるのが本当の友達だというね。
 自分が良い思いをしたいという気持ちより、
 相手に良い思いをしてほしい、させてやりたいという気持ちが勝ること、
 
 相手の喜びと、それと共にある自分の喜びのために、
 今の自分の苦しみに蓋をできる気持ちのことを
 愛と呼ぶんだろうね。

 

色々と感動するコメントばかりで全部紹介したいんですけど(すいません)
涙が出そうになるのをこらえましたけど・・・。

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というのも、
私もがんで妻を亡くしています。

 

亡くなる1年ぐらい前に余命1年の末期がんと宣告されました。
妻も知っていました。
とても辛かったのではないかと今は思います。

 

私もクルマを運転中に何故か涙が溢れてきて、
一度は他のクルマとぶつかりそうになったこともありました。

 

そんな感じが1年ぐらい続き、

いよいよ再度入院が必要になった朝、
お互いに水さかずきをして家を出たのを覚えています。

 

最後亡くなるときは涙が枯れてしまったのか、
涙は出ませんでしたが、

 

1年のあいだに行きたいところにはすべて行き、
会いたい人や友人にはすべて会ってもらい、
妻に悔いが残らないようにはしたつもりです。

 

妻の最後は両目から涙が出て安らかな死に顔でした。

(あの涙は感謝の涙ではなかったのかと私は勝手に思っていますが)

 

葬式のあいさつで私は、

「重い服を着て今までよく頑張ったね。今からは楽になるからね」

と送った言葉を昨日のように思い出します。

 

そして亡くなってかなり月日は経ちますが、今でも毎日供養は続けています。

 

今回の「がん離婚」の記事みたいに離婚という2字なんか、
夢にも思わないし、
夫婦である以上これが当たり前ではないか・・・と、

 

私は思っています。

 

(コメントを見るとそういう方が多いので安心しましたが)

 

最後にある医師のことを載せておきます。

この医師の理想の死は、老後にガンになって死ぬことだそうです。
その理由は、死ぬまでに色んな準備が自分で出来るからです。

 

長年にわたり多くの患者の死を見続けた結果、
まさか死ぬと思っていない人間が死にますと、
本人の無念な死に顔と、
家族の悲しみには深いものがありました。

 

自分に置き換えて考えても突然に死にますと、
色んな手続きや家族に迷惑を掛けずにすむための行動が出来ないのです。
死後も心配することが想像出来ます。

 

しかし、大半の人間は「前向き」に死を考えることを避けています。

 

医師は長い勤務医経験の間に、
治療すればするほど患者が苦しみながら死んで行く矛盾に、
自分で苦しんだそうです。

 

いったい自分は何をしているのか?
なぜ患者は治らないのか?と。

 

その頃にある本の中で、釈尊の言葉と出会いました。
それは、

「思い通りにならないものを、思い通りにしようとするから苦しい。」

という言葉でした。

 

この言葉と出会い、
治療にも自然な流れに従うという視点を持たれました。

 

そして医師は、
現代治療から見捨てられた老人の終末医療の病院へと移られて、
大きなショックを受けたのです。

 

それは、
まったく治療しない末期症状の老人の死に顔のことでした。

 

そこには、
崇高で安らかな仏のような静かな死に顔が多数あったのでした。
以前の最新治療の病院では決して見られなかった、
安らかな死に顔でした。

 

点滴もしない放置する終末医療では、
皆さん最後は餓死という自然死に至るそうです。

 

腹水が溜まって一切の飲食が出来なくなれば、
約一週間かけて腹水の水を細胞が消化しながら餓死するそうです。

 

ご遺体には腹水が消えており、
元のお腹に戻っているとのことです。

 

この自然の摂理を見た時に医師は、

神様はちゃんと死の準備の流れをされていると確信します。

 

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