“踏み間違い”防止ペタル 玉名の「ナルセ機材」が作った!
「自分は事故をしない」「一緒にしないで」と他人事に思っている高齢者は興味もたないかも。
でも、それが問題ですよ。
なんでもこれを自動車メーカーに言ったら、
これからの時代はレーダーですので・・・と言われて一蹴されたそうですよ。
というのは、
交通事故分析センターによると、
平成25年にはペダルの踏み間違えに起因する事故は年間6500件も起こったらしく、
その特徴として、
75歳以上の高齢者が他の年齢層の2~5倍と高い割合となっているんですね。
状況別では「発進時」が、
また場所では「サービスエリア」や「店舗の駐車場」といった道路以外が高くなっていて、
「後退時」の事故割合が高いのも特徴なんです。
運転操作の誤りの要因は「慌て、パニック」が主であり、
またペダル操作の踏み間違えの要因は「高齢」「乗り慣れない車」などであると分析され、
残念ながら、
決定的な防止策といったものは未だにないというのが現状だったのですが、
我が郷土熊本県の玉名市にある「ナルセ機材」という会社が(http://www.onepedal.co.jp/)
アクセルとブレーキが一体化された踏み間違いを防止する「ワンペダル」を開発したんです。
このワンペダルとは、
事故を防ぐためにアクセルとブレーキを一体化させた、
世界で唯一 (※国内及び国際特許取得済) の『安全設計ペダル』で、
操作方法は、
通常のオートマチック車はアクセルとブレーキの2つのペダルを踏みかえて操作しますが、
ワンペダルは1つのペダルに足を置いたまま操作するんですね。
足を右に傾けるとアクセル。
踏めばブレーキで、
アクセルをかけたままでペダルを踏んでも、
クラッチが外れてアクセルは効かなくなり車の暴走を防ぐんです。
運転中は、
ペダルに常に足が乗った状態ですから「踏めば止まる!」という安心感から、
心にも余裕をもって車の運転ができますし、
とっさの時にでも、
「踏み間違い」「踏み損ない」「ブレーキの踏み遅れ」がありませんし、
ブレーキをかけるまでの時間も短くなりますので、
事故の回避、被害の最小化に大きく貢献するみたいですよ。
車種・型式に係わらず一律5,400円(税込)だそうです。
詳しくは→http://www.onepedal.co.jp/products/
動画を参考にどうぞ。
ペダルの右側についているレバーがアクセルで、横に倒すと車が加速し、
ブレーキをかける時にはペダルを踏むという仕組みになっているみたいで、
ペダルを踏みこむと自動的にアクセル装置が外れ、
ブレーキだけ踏みこむ形になり、車をストップさせることができるんですね。
通常、
50歳前後の方までは5~10分程度の試乗(練習)で公道運転が可能なレベルになるんですが、
高齢者の方は、
「頭で(操作方法を)理解したことと、身体の動きがすぐには一致せず」
ついつい前に進もうとした時にペダルを無意識に踏む方が多いみたいですよ。
数日間の練習(慣れ)を要するケースが多いのですが、
日ごろからスポーツや体を動かしている方は習得が早いようですよ。
これはどの車にも導入して、
一刻も高齢者の事故が無くなるようにしてほしいですよね。
ただ、
高齢者で踏み間違える人が車を運転する事自体がダメで、
そう言う人のアシストする物を造ったら、いつまでも運転し続けるだろう。
という意見も出て、
危ない人ほど付けないかも・・・。
いずれにしても、
「ワンペダルば取付けたら操作が楽でよかっ!いつも足がペダルに乗っとるけん、
すぐに止まるもんな。それがよかと!」(熊本弁ですが)