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安倍晋三と野田佳彦どっちが首相にふさわしいの?

民主党の議員が言う事は何言っても響かなかったけど、
今回の野田佳彦さんの発言には納得しますね。

 

たまにはこういうのがないと、民主党は本当に無くなってしまうのでは・・・。
野田佳彦さんは民主党じゃ無ければもっと仕事出来ると思うのは、
私だけではないはずですよ。

 

というのは、
2月19日の衆院予算委員会民主党野田佳彦さんが、
首相だった2012年11月の党首討論で、
衆院解散と引き換えに約束したはずの衆院定数削減がいまだに実現していないと厳しく批判したんですね。

 

これに対し、
安倍晋三首相は自民党案が示した20年以降の定数削減を前倒しする考えを表明したんですが・・・。

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この記事に対してのコメント(1817件)の一部を引用すると、

 

・定数削減と消費税増税はセットのはず。
 なのに、消費税は8%上げて知らないふり。
 それに10人て少なすぎ。

 

・議員定数削減だけじゃないでしょ。
 身を切る改革として、
 議員歳費や公務員給与の削減にも触れていたぞ。
 借金が1000兆円で消費税増税不可避と政府は主張している。
 しかしそれなら、世界一高額な議員歳費と公務員給与も改革しろ。

 

・そうそう。
 野田さんが解散される時にやった約束、どうなったのかな?と思ってたんです。
 民主党政権は悲惨でしたが
 民主の総理大臣では野田さんが1番まともだったと思います。
 今回の発言、その通りです。

 

・これは100%野田氏が正しいよ。
 議員定数削減の話は、世論が何も言わなかったら、素知らぬふりでいただろう。
 頼むから国民なめないで。

 

民主党の中で数少ない人物の一人の野田氏が、
 民主党の主張の中で数少ないもっともなことを言ってるのですから、
 ここは安倍さんも真摯に対応してほしい。

 

・野田さん、与野党通じて最も首相にふさわしい人かもしれない。
 登板時期が悪くて敗戦処理投手になってしまったが、
 球団再編があれば、いつか先発を任せてみたい気がする。

 

・野田さんの言うように完全に遅すぎだよな。
 あれだけ大見得きって安倍首相は約束したのに、完全な約束違反。
 選挙区調整でゴタゴタしているなら、まずは比例で10とか20とか削減すればいいのに。

 

・鳩や菅じゃなく、最初から野田にするべきだったね。
 だったら少しはマシだったかもしれない。

 

国会議員、地方議員、市会議員の削減&給料カットしてくれる政党が
 現れたら応援したいけど難しいな
 名古屋市会議員の給料も800万だったが
 河村市長の減税日本が負けて自公民で給料1500万に値上げ税金余分に掛かるだけ
 結局全議員は「ようは金でしょ」だな

 

・国民の為の政治を思う気持ちが強く表れていた、
 野田前首相の貫禄と言うか、
 政治家としての心の大きさが全く違う二人だと言うことがよく分かった対決だった。

 

・もう既に消費税は8%になっている訳で
 10%移行時の軽減税率の議論をする前に定数削減を決めるのが先でしょう
 定数削減が現状無理であれば削減が決まるまでは
 議員歳費の半減くらいはしてほしいものです

 

と他にたくさんのコメントがありますが、
やはり野田佳彦さんの真摯な態度は好感が持っている人が多いみたいで、
これからの首相は野田佳彦さんが適任かも?

 

今回の衆院定数削減問題は、
確かに2012年11月、当時の野田総理大臣と自民党の安倍総裁が、
衆議院議員自らが身を切る改革である定数削減問題を含めて、消費税増税法案が議論され、
成立と引き換えに解散総選挙が行われましたね。

 

でも公約とされた定数削減が果たされないまま、
自民党の安倍首相は消費増税の延期の是非を問うため2014年12月に再解散総選挙を行ったんですね。

 

2014年現在では、公職選挙法4条により、
衆議院は475人(小選挙区295人・比例代表180人)、
参議院は242人(選挙区146人・比例代表96人)と規定されているんです。

でも人口10万人当たりの総議員定数は0.57人であり、
これはOECD加盟国34ヶ国中33位と人口に対して定数が非常に少ないそうなんですね。

 

これに関して立命館大学准教授の上久保誠人は、
日本の国会議員数は他の先進国と比べて多くない点を指摘し、
これ以上定数削減を行ったら「官僚支配」が強まるのは明らかになるとも言っているんです。

 

これも一理あるかもしれませんね。
私たちの国民感情としては国会議員はあんなに多いのに「どぎゃん仕事ばしよっとや」(熊本弁ですが)
と思っているんですが、

   

私は定数削減よりは政党助成金をやめることが一番ではないかと思うんですね。
増税をやる前に身を削るといっても、
実は議員は一人も損をしないんですよ。

 

確かに定数削減をやって議席を獲得できない議員は出てきますが、
「身を削る」と言っている民主党自民党の幹部クラスの人たちは、
自分たちの議席が無くなるわけではありませんし、
  
政党助成金は各党に配分されますので、議席が減っても取り分は減らないんです。
自分の取り分が増え、削減太りするぐらいなんですね。

 

議員が減ったからといって減るわけではありませんし、
身を削るなどと言っても、
何も削っていないというのが本当のところではないでしょうか。

 

また小選挙区制では、
政党から公認をもらわないとその選挙区では勝てませんよね。

党の執行部から公認をもらい、
政党助成金を受け取るためには、
党の執行部が気に入る政策を掲げることしかできないんです。
  

再選するには執行部に逆らう議員活動は出来ませんし、
選挙民の声ではなくて、
政党のための政策しか考えず、
それが政治を腐敗、劣化させることにつながっていくと思うんです。
  

ある意味小選挙区制を廃止してそこを直さないと、
いつまでたっても国民のための政治にならないかもしれませんね。

 

また定数削減問題にもどりますが、
自民党は2015年の簡易国勢調査に基づいて衆議院の定数を10減らすことを決めたそうですが、

国会議員が自分たちの首を絞めるようなことを自分たちの手で決めることは実に難しいでしょうね。

 

口では色々国民の歓心を買うようなことを言ってみるが、
本音では誰かがもっともらしい理屈を並べ立て潰してくれるのを待っているようなところがあるんです。

 

国会議員の定数の削減などは、
自分や自分の同僚の身分に関わるものだから、
本当は触れたくない問題ですが、

 

世論が定数の削減を求めている時にこれに抗うようなことをしてしまうと、
場合によって世論から袋叩きにされることがあるから、

世論から袋叩きにされないような仕掛けをして何とか自分たちの思いを実現しようとしているんですね。

これが定数削減の先送りという方法かもしれませんが・・・。

 

今回の定数削減問題に関しての議論は、
野田佳彦さんの方が首相にふさわしいと思いますが、
もっと根本的な政治改革をやらないと誰が首相をやっても同じと言われかねないかも。

 

ところで、
こういう国会予算委員会での討論を、
民法のゴールデンタイムでやったら視聴率が上がるかもですね。

 

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