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川島なお美死去癌ってほんとにこわいけど「死にとうない」

友達でも知り合いでもないし、好きではない芸能人だったのに、
めちゃくちゃ悲しい・・・。
怖くて悔しかっただろうに。  

 

そんな気持ちにさせたのが女優の川島なお美の死だ。
9月24日午後7時55分、胆管がんのため、東京都内の病院で亡くなりました。

 

心よりお悔やみ申し上げます。

 

54歳の死は本当に若過ぎますね。
私の妻も乳がんで亡くなったのですが、
50歳でした。

 

消化器がんの専門医は、胆管がんについて「難しいがん」と口をそろえるそうです。
「見つけにくく、有効な薬も少なく、治癒は困難なことが多い」と。

 

その最大の特徴は、
早期の段階ではほとんど症状が出ないことで、

「がんが進行して、胆管が詰まってしまうと黄疸(おうだん)が出るが、
その時にはすでにがんはかなり進行していて、治療が間に合わないことが多い」
と指摘されているんですね。

そして、
膵臓(すいぞう)がんと並んでもっとも難治性のがんだ」とのこと。

 

治療法は手術が第一選択ですが、
進行してから見つかることが多いため、
「早期の段階で手術できれば治るが、
手術で取り切れても他の部位に再発しやすく、進行していて手術ができないことも多い」と。

 

川島なお美の場合も有名人であるがゆえに、
治療された病院の先生方も大変な気を使われたことと思います。

 

私の妻の場合も、
無名の一般市民なのに、
病院の先生方、看護師の方、大変気を使っていただいて、
今でも感謝しております。

 

癌を患っていちばんに思うことは生存率だろうと思います。
癌の進行度はステージという言葉で表されるそうで、
ステージには1~4があり、数字が上がるにつれて、進行していくそうです。

 

癌におけるステージというのは、
体の内部にどれくらい癌が広がっているのかを示す目安となるものみたいです。

がんにおける生存率についてですが、
癌の治療を評価するために「5年生存率」の統計がとられていて、

 

5年生存率とは、
癌の治療の5年後にどれくらい存命しているかの割合を示しています。

 

例えば、5年生存率が10%ならば、
10人の人が癌の治療をして、その後5年が経過した時に生きているのが、
1人ということになります。
ステージが進むごとに5年生存率が低くなっていくようです。

 

各癌の癌ステージ4における生存率(参考にしてくださいね)

 

食道癌 5年生存率は11.6%で、手術をした場合は22.6%

胃癌  5年生存率は7.5%で、手術をした場合は14.3%

大腸癌 5年生存率は15.0%で、手術をした場合は17.9%

肝細胞癌5年生存率は7.1%で、手術をした場合は19.9%

胆のう癌5年生存率は2.9%で、手術をした場合は4.8%

膵臓癌 5年生存率は1.4%で、手術をした場合は3.7%

喉頭癌 5年生存率は45.2%で、手術をした場合は47.9% 

肺癌  5年生存率は4.9%で、手術をした場合は11.6%

子宮頸癌5年生存率は20.5%で、手術をした場合は18.2%

子宮体癌5年生存率は22.7%で、手術をした場合は30.3% 

卵巣癌 5年生存率は26.8%で、手術をした場合は31.4%

腎臓癌 5年生存率は15.9%で、手術をした場合は29.7%

膀胱癌 5年生存率は25.2%で、手術をした場合は34.4%

甲状腺癌5年生存率は71.1%で、手術をした場合は80.4%

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私の妻の場合もそうだったですけど、
「末期がん」ということば。

 

死の宣告を受けたような気になりましたが、
「末期がん」の宣告を受けた患者が
完全にがんを克服するということは現実にあることなのかを考えたりもしたものです。

 

末期がんで余命宣告された方でも民間療法がうまくいったり、
漢方が良く効いたりして手術による切除が出来ないような方でもがん細胞が消失した、
という話は意外に多く聞きます。(一説によると数万人はいるのではないかと言われています)
 
何が効いたのかわからない、といった例も多く、
末期がんだからといって必ず死ぬと決まったわけではありませんからね。
 
末期がんとは手術で取れない程度に転移が進み西洋医学では手の施しようがない、
という意味みたいですが、
 
患者が生きる気力を持ち、
精神面から免疫力が奇跡的な増強を果たし、

がん細胞を消失、もしくは抑え込み、
縮小させる可能性はあるということだと思います。

 

このことをもっと早く知っていれば、
もっと違った展開になっていたかもしれませんが、
私の場合は遅かったので、

 

もしあなたの周りに同じような境遇の方たちに役に立つように、
末期がんから自力で生還した人たちが実践している、
9つのことというのを参考にしてくださいね。

 

『がんが自然に治る生き方』(ケリー・ターナー博士著)より

その9項目とは次のとおりです。

抜本的に食事を変える

治療法は自分で決める
 
直感に従う
 
・ハーブとサプリメントの力を借りる
 
抑圧された感情を解き放つ
 
より前向きに生きる
 
周囲の人の支えを受け入れる
 
自分の魂と深くつながる
 
「どうしても生きたい理由」を持つ

 

この9項目に順位はありません。

9つの要素は、がんからの劇的寛解が起きた理由についての仮説であり、
まだ科学的に十分裏付けされた理論ではありません。

 

この9項目によってがん患者の生存率が上がると断定するには、
データの量的分析や無作為な臨床試験が必要で、残念ながらあと何十年もかかるでしょう。
それでも私はこの仮説は重要だと考えています。

 

それから、
私自身も経験したことなんですが、
がんはお金がかかる病気です。

 

「保険に入っていないと、いい治療が受けられない」
「安心して治療に専念できない」・・・と思ってしまうようなCMも見かけますね。

 

たしかに手術、抗がん剤治療など、費用がかさむことは珍しくありません。
ただし、
高額療養費で1カ月の医療費の自己負担には上限がありますし、
末期になると介護保険が利用できる例もあります。

 

あなたの場合も治療が長引いたり、再発したりした場合、治療費を出すことはできるのか?
がんにかかるお金や、がん保険の必要性について、
参考にしてください。

 

●がんにかかる医療費

     医療費(点) 入院日数(日)健康保険3割負担(円)

胃がん  97,506.0   18.8      292,518

結腸がん 82,819.0   15.4      248,457

直腸がん 112,163.0   18.7      336,489

肺がん  75,857.0   14.1      227,571

乳がん  76,483.0   12.9      229,449

出典:全日本病院協会「疾病別の主な指標」2013年1~3月

 

結構かかりますね。(私の場合もこれに近かったです)

 

でも、「高額療養費」を使えば負担は軽くなりました。
一般的な収入の人なら、1カ月の医療費の自己負担は8万円+αで済みます。

 

がんの治療でも、
もちろん、高額療養費が利用でき、仮に1カ月に100万円かかっても、
自己負担は8万円+α(一般的な所得の人の場合)で済みます。

 

ただし、
退院後にも抗がん剤治療や定期検診が続くことがあります。

8万円+αの負担が数回、発生する可能性があり、
治療が始まった年の医療費の自己負担は50万円程度かかると思っておく必要がありそうです。

 

がんが再発せず、定期検診のみとなれば、
2年目以降は年間5~7万円程度が目安になります。

ただし、
乳がんの場合はホルモン療法などで年間15~20万円程度の負担が続くことがあります。

 

がんが再発した場合には、
手術、放射線治療、抗がん剤治療などが行われますが、
部位などによっても治療法が異なり、
どのくらいの費用がかかるかを予想するのは困難ですが、
再発した場合の治療費についても、高額療養費が利用できます。

 

さらに病状によっては緩和ケアを受けることもあり、
1カ月の費用が100万円を超えるケースもありますが、緩和ケアも高額療養費の対象になります。

 

高額療養費で自己負担はかなり限定的になりますが、
高額療養費の対象となる治療が長期間続けば、
年間70万円弱かかる可能性もあるといえそうです。

 

また、
がんに限ったことではありませんが、
治療に伴う費用の中には、高額療養費の対象にはならないものもあります。
医療費の自己負担分とは別に、かかるお金があるのです。

 

たとえば、
入院中の食事代(1食260円)は、全額自己負担になります。(病院によって差異あり)

また、入院の際、自ら個室や2人部屋などの特別な病室を希望すると、
差額ベッド代(1日5000円程度~)がかかり、大部屋の入院料との差額は自己負担となります。

 

ただし・・・。

1.室料が記載された同意書にサインしていない

2.治療上の必要があって特別な病室を使った

3.院内感染の防止など、病棟管理の都合で特別な個室を使った

 

そのほか、
抗がん剤治療の副作用などで、
頭髪が抜けた場合にかつら(3万円前後から)や帽子を購入したり、
むくみを解消するための弾性ストッキングを購入したりすることもあります。

 

また、
後遺症を和らげるためのリハビリが行われることもありますが、
健康保険が使えるもののほかに、
自費扱い(1回6000円~9000円程度)になるものもあります。


病状が進むと、
日常生活において、誰かの助けが必要になるかもしれませんね。
 
民間のサービスなどを利用すれば、
その費用も負担することになります。

 

ただし、
40歳以上のがん患者で、治療が難しくなり、
生活になんらかの介護が必要になった場合には、
介護保険サービスが利用できるケースがあります。

 

介護保険で利用できるサービスには、
訪問介護、訪問入浴、訪問看護、訪問リハビリテーションなどがあり、

自己負担するのは、
利用したサービスにかかる費用の1割ですみます。
 

最も認定度が重い“要介護5”のケースでも、
サービスを最大限利用した場合で、自己負担額は3万5000円程度です。

 

いざというときのために覚えておきたいですね。

 

また医療用のお金が150万円あればがん保険はいらないようですよ。
ある程度の貯蓄があれば、
がん保険の必要性は低いと考えるのは、

 

保険料の負担が重いと貯蓄が増えない、
がん保険はがんにならなければ使えないけれど、
貯蓄ならがんにも、がん以外の病気にも、
健康を維持するための費用にも使えるからです。

 

事情に応じて選択する、貯蓄にも力を入れる、という発想も持つといいですね。

 

150万円程度を医療費として確保しておくことができ、
がんやその他の病気で使ったらすぐに補てんでき、
つねに150万円程度をキープできればいいですが、

 

それが難しい場合は、
がん保険への加入を検討するとよさそうですね。

 

医療保険に入っている人や、生命保険に医療特約ががん特約を付けている人も、
それらの保障ががんの治療に役立てられるか、確認してみる必要があるみたいです。

 

ちなみに私の場合は、
がん保険は入っていなかったし、

かと言って、
150万円も持っていませんでしたが、
どうにかなりましたよ。

 

それから、
ガンの種類にもよるのですが、厚生労働省が定めた「標準治療」というのがあります。
この標準治療を知っておくことで、検査やガンの進行具合から

・どんな治療をやるのか?

・どんな薬を使うのか?

・どんな効き目があるのか?
 
等がわかるんです。
ガンの標準治療は「がんサポート情報センター」や「国立がんセンター」のサイトに載ってます。

 

最後にもし私が末期がんになったら、

死にとうない」 

と言おうと思います。

 

最期の最後まで「生きよう」と思うことが、
「生きながらコノ世からアノ世へ渡る秘訣」であると思うからです。

 

また、
生き残る周囲の人間にも、
コノ世の素晴らしさとかけがえの無さを「死にとうない」は教えているんですね。

こんな世の中捨ててやる、コノ世から早く去りたい、
などの言葉は、その周囲の人間に嫌な気持ちを残します。

 

死にとうない」は、
コノ世への最高の賛辞であり褒め言葉みたいですよ。

 


●参考記事

headlines.yahoo.co.jp