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歯磨きは食事の“前”にすべきって本当なの?

常識的な知識と逆のことを言うと、どんな分野でも注目されますね。
ダイエットとか勉強法とか、み~んな同じことの繰り返しみたいだが、

 

これも実際の所はどうなのかな?
それでも歯が痛くなったら歯医者に行く人が多いから歯医者が儲かるのかな~と思ったりします。

 

というのは、
漆原 次郎という人が書いた「衝撃の事実!歯磨きは食事の“前”にすべきだった」という記事なんです。

 

この記事では、
埼玉県志木市で「ヒロキ歯科診療所」を開業している、
西野博喜氏という方がこんな意見を言っています。

 

歯磨きはたしかにプラークという虫歯をつくる菌の集合体を取り除くために大切だが、
その考え方ややり方がもっと大切になるそうで、

あなたも含めた多くの人は、
食後に歯ブラシを使って歯磨きをするということを習慣だと思うですが、
この方法は虫歯予防の点ではあまり期待されないそうなんですね。

 

まず歯ブラシを使ってもプラークを十分に落とせないみたいで、
歯の正面に対しては、
歯ブラシの毛先が垂直に当たるため力が加わりますが、

プラークの多く付いている歯と歯の間に対しては毛先を入れても、
角度がないために力が加わらないんですね。

これは毛先が尖っていても同じことで、
単純な理屈なのですが、なかなか理解してもらえないそうです。

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では、どのように歯磨きをすればよいかというと、

プラークを取り除くための歯磨きは、できれば食後でなく食前にすべきと言うんですね。

食前に歯磨きをして口の中の菌を減らしておけば、
食事で糖質が与えられても菌が減っていて酸が生じにくくなるからだそうで、

 

手洗いは、食事の後でなく食事の前にしますが、
手についた菌を取り除いてから食事をする理屈と一緒で、

口の中についても、
できるだけ菌を取り除いておけば、酸は増えにくくなるそうです。

 

普通は食後は口の中が汚れるから、食後に歯磨きをすると思っていましたが、
プラークを掃除しないで食べた後は酸性度が高まると言うんですね。

だから食事の前にプラークを掃除すべきで、
プラークがなければ、食べかすは問題を起こさないそうです。

 

食後の歯磨きは「汚れ=食べかす」というイメージからきているみたいで、
歯磨きには、
プラークを取り除く目的(1日1回)と、
食べかすを取り除く目的(食後)がありますが、

一般的に、
食べかすは目に見えるので気になりますが、
プラークは目に見えないのでおろそかになりがちだそうですよ。

 

ですから、

プラークは歯に接着するものなのでごしごし取り除く。

食べかすは歯に接触するだけのものなのでさらさらと取り除く」

と覚えてください・・・と。

   

予防なのに後の祭りになってることが大半ってわけみたいで、
参考にはなるんですが、

 

こんな意見もあるんです。

 

「これは信用しないほうが良い。
食前に歯を磨くのは、誤えん性肺炎を予防するのには有効だが、虫歯予防には関係ほとんどない。
食べかすがさらさら落ちるなら、歯と歯のあいだに入ってしまった食べかすはどうやって落とす?
結局歯間ブラシやフロス、歯ブラシでしょ。
食後に酸性度が高くなっても自浄作用と再石灰化作用があるのだから、基本的に食後にしっかり磨くべき」と。

 

ある歯科医は、
「この記事はかなり間違いがあります。
一人の歯科医の自論をあたかも真実これのみ的に載せるのは問題があると思います」と。

やはり常識をくつがえすようなことを個人の歯医者さんが言われても困るから、
これは歯科学会として統一した見解を述べて欲しいですよね。

 

どちらが本当なのかわかりませんが、

私の場合はここ10年以上虫歯はありませんよ。
私の歯磨きは、
食後の歯磨きというより、寝る前に10~15分ぐらいかけての歯磨きですね。

 

そして最近は歯を磨いた後に「プロポリンス」という洗口液で、
「お口グチュグチュ」と2~3分やって吐き出したら、

驚いたことに、
あんなに丁寧に歯磨きしたのに、
黒い汚れのようなものがたくさん出てくるんですよ。

 

なんでも食べカスや歯の磨き残しなどに含まれるタンパク質等が
プロポリンスで口の中に残ったタンパク質を固めて、(黒いのがタンパク汚れだそうです)
出てくるそうで汚れが目に見えてわかるので爽快感が違いますね。

 

あまり私はモノを人には薦めないのですが、
この「プロポリンス」は確かに良いですから、
あなたも騙されたと思って一度お使いになることをお薦めします。

 

ところで、
日本人に虫歯が多いのと歯並びの悪さ、歯の色の違い何でなんでしょうね。

 

昔読んだ本によると日本は雨が多いので、土壌に含まれるカルシウムが川や海に流されがちになり、
同じ作物でも例えばアフリカのものに比べ、カルシウム含有量が少ないとか。

しかし魚が多く獲れるので、
バランスの良い食事が可能・・・と
その当時は「なるほどなぁ〜」と感心したもんです。

 

それと欧米人は、
生まれつきエナメル質が厚くて丈夫らしく、
しかも、
エナメル質が厚いとホワイトニングしなくても白くて美しい歯なのだそうで、
歯に隙間とおうとつが少なく、
びっしり並んでいるので歯垢がたまりにくいらしいですね。

 

でも日本人(モンゴロイド)は、その反対で、
エナメル質が薄く虫歯になりやすく、
歯におうとつと隙間があり歯垢がたまりやすいですね。
 
色もホワイトニングなどの処理しない素のままで、
欧米人のような真っ白でピカピカの歯という人は少ないと思いますよ。

 

また欧米では、
日本人の歯に対する考え方、常識が欧米とは違うみたいですし、
歯科医療制度と保険制度が日本と違うせいだからではないでしょうか。

 

例えば、
比較的安定した地域(富裕層が多い)の子供達は歯並びが悪いと矯正をすること、
半年ごとのチェック、クリーニングは当たり前になっているそうで、

 

たとえ虫歯治療でも、
詰め物などに金属はありえませんし、見た目も重視されますし、白が当たり前だそうです。
見えないように治療するのがうまいというか、するのが当然という文化みたいで、

ですから大人になるまでにはみんな歯並びが美しく、真っ白なんですね。
(映画やドラマを観ると確かに外人は歯は白いですね)

 

またある程度、保険が適用されるので、
日本と比べると治療費の自己負担が少ないそうです。
くらべて、日本では白い差し歯は保険が適用になりませんね。

 

そして飲料水(水道)にフッソが含まれているので虫歯になりにくいようですよ。
でも、
日本では水道水に安全基準に抵触するため、
現行法の中では水道水へのフッ素の添加はできませんが、

 

実はフッ素を入れると虫歯が減ってしまい患者が減るので、
歯医者が反対してるそうなんですね。

 

フッ素に関していえば、
日本で売られている歯磨き粉のフッ素の濃度は、上限が1000ppmだそうで、
アメリカはというと、フッ素の濃度は1000から1500ppmだそうです。

アメリカで売られている歯磨き粉にはより多くのフッ素が含まれているため、
砂糖の消費量は日本より多くても虫歯の人が少ないということがいえるのかも。

 

また予防歯科専門誌で日本では、
フッ素を使わず歯磨き教育だけを熱心にしたために酷い虫歯大国になったという記載もあるんですよ。

 

現在、虫歯は90%の確率で予防できるそうですが、

歯は削れば削るほど悪くなりますので、

歯を削る治療でなく、

予防のための診療の予防歯科が早く広まると良いですね。
 

 

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