美ビルド・ネットの熊本はてな?

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「ぎっくり背中」はあんまり理解してもらえない?

ある日突然、
背中全体がピキーン!と電気走って数日間は思うように上半身を動かせなかったこと。

 

あなたもありませんか?

 

また、

・振り向こうとしたときとか

・赤ちゃんを抱き上げようとした瞬間

・歯磨きしようとしたときに

・棚の上にある荷物を取ろうと、腕を伸ばした瞬間

・久しぶりのテニスやゴルフなど、腕を使い体を捻る動作のスポーツを行う時

・深呼吸をした瞬間

・デスクワーク中に床に物を落とし、座ったままそれを拾おうとした時

・服の袖に腕を通そうとした時

・くしゃみ、咳の瞬間

 

私なんかも毎日ラジオ体操をやっているんですが、
ある日突然、体操の途中で背中に激痛が襲ったことがありました。

その時は「あ!背中痛めたな」ぐらいだったんですが、
これが正式名称でも医学的な用語でもない「ぎっくり背中」って言うんですね。

 

私の場合はそのまま何もしないで安静にしていたら4~5日ぐらいで痛みがとれましたが、
普通は1週間ぐらいは痛みが残るようですよ。

 

そんな「ぎっくり背中」ですが、
これで勤めを休むとか言うとあんまり理解してもらえないですよね。

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 この「ぎっくり背中」はなんでも、
肋骨(あばら骨)のある範囲の背部(背中部分)が「ぎっくり背中」の範囲となるそうで、

 

痛みのある部分が、
背中の中央レベルであったり、
肩甲骨のレベルであったりするみたいです。

 

確かに、
急な痛みを肩甲骨内側や、背骨付近、肋骨付近に生じましたし、

体や腕を動かすたびに痛みを感じ、
動作が制限されたり、咳払いも恐る恐る……となりましたね。

 

私なんか「ぎっくり腰」も1回なったことがあるんですが、
この「ぎっくり背中」と「ぎっくり腰」はどう違うのか調べてみると、

 

そもそも「ぎっくり」という言葉は、
「突然の不意を突かれて驚いた様子」という意味を持っているみたいで、

 

ぎっくり背中もぎっくり腰も、
突然の不意を突く痛みが背中もしくは腰にきた状態を言うそうですが、

どちらも「ぎっくり」という名前が付いていることから、
痛む場所が違うだけと思われがちですが、
厳密には同じものもあれば多くが違うものなんですね。

 

「ぎっくり背中」の場合は、
背中のが筋肉に疲れがたまっている時や、
背中の筋肉が少なくなっている時になりやすいと言われていて、

 

このような原因のほとんどは、
背中の筋肉の疲れや、筋肉の低下ですが、
これも全て筋肉の緊張からきているものなんですね。

 

「ぎっくり腰」の場合は筋膜の損傷もありますが、
それよりも腰椎捻挫や椎間板ヘルニアなどが主な原因として挙げられるそうです。

 

これが「ぎっくり腰」と「ぎっくり背中」の大きな違いみたいなんですね。

 

また、
「ぎっくり腰」に比べて「ぎっくり背中」は世間一般には名前が広まっていませんが、
ぎっくり背中以外にも実はまだあるんだそうですよ。

 

他の体の関節の中でも「ぎっくり首」や「ぎっくり肩」、「ぎっくり膝」
なんてものまであります。

 

なんでも「ぎっくり」を付ければいいというわけではありませんが、
これらも正式名称ではないものの存在しているんですね。

   

この「ぎっくり背中」の治し方ですが、

まず一番大切なのは安静にする事ですね。

 

無理に動こうとするとかえって痛みを広げてしまう恐れがあるので、
あなたが一番楽な体勢で安静にする必要があるみたいですよ。

 

痛みが強い場合は、
背中の筋肉が炎症を起こしている可能性がある為、
冷やす事も効果的かもしれませんよ。

 

ただよく冷して下さいと言われて、冷シップを貼る人がいますが、
冷シップというのは冷感シップというもので、
文字通り冷たく感じるだけのものなので、あまり効果的とは言えないそうで、

 

しっかりと氷を包んだ手ぬぐいなどで、

アイシングするのが一番いいそうですよ。

 

それでも痛みが引かない場合は、
やはり病院で見てもらい痛み止めのお薬などで、適切な対処をするといいでしょうね。

 

ぎっくり背中・首の痛みに効果的な体操


それから「ぎっくり背中」を予防するには、

日々のストレッチが一番いいそうです。

 

「ぎっくり背中」は、
筋肉の低下や、筋肉の硬直からくるものがほとんどですから、
日々筋肉を動かし、筋肉を柔軟な状態を維持しながら、適度な運動で筋力の低下を防ぐ事が大切みたいですよ。

 

「ぎっくり背中」は一度なると、治ったとしても、
前と同じ生活をしていてはまた痛みが出てきてそれを繰り返すとはいうケースが珍しくありませんから、
やはり日々の運動やストレッチが大切なんですよ。

 

このストレッチですが、
やるならお風呂に入った後にやるとより効果的でしょうね。
筋肉が柔らかい状態でやる事で無理なくストレッチが出来ると思いますよ。

 

運動は、
朝軽くウォーキングするなど、身体に無理のない、心地のいい運動の仕方が理想的みたいですよ。

 

また寝方は楽な体制ですね。
「ぎっくり背中」になって一番辛い時は寝るときなんです。
背中の広範囲に渡り痛みが走るため、寝返りをうつだけでも激痛が走るんです。

 

そして、
首の向きを変えるだけでも痛むという人もいるようで、

その様な時に、一番楽だと言われている体勢は、
痛む箇所を上にして横向きで寝るという体勢です。(私もやりました)

 

口で言うのは簡単ですが、
実際は横向きになるだけでも激痛が走りますから、楽な体勢は自分で探すのがいいかもしれませんね。

 

あとは、寝返りをうつ時や、起き上がる時など動く時は、
お腹に力を入れながら動くと痛みは最小限に抑えらるますよ(オナラが出ないように)

 

不意に動くと背中に負担がかかってしまう為激痛が走り、
眠りが浅くなってしまい、精神的にもストレスがかかり、治りが遅くなってしまう事もあるんです。

 

そういう痛みが続く時は病院で治療がいいかも。
と思ってしまいがちですが、

「ぎっくり背中」の治療というのは、
病院にいってもこれといって、特別な薬などがある訳ではないみたいですよ。

 

あなたも病院といっても「ぎっくり背中」の場合、
何科に受診したらいいのか悩む人も多いと思いますが、

行くとしたら、
内科、もしくは、整形外科どちらかだと思いますが、正直どちらでも構わないと思いますよ。

 

どちらにせよ「ぎっくり背中」というのは、
骨に異常がある訳ではありませんから、
どちらの科に受診しても、言われる事は同じだと思います。

 

いずれにせよ、

我が郷土熊本で起きた地震と一緒でいつ「ぎっくり背中」になるかわかりませんから、

 

もし「ぎっくり背中かな?」と思うような痛みが出たら、

安静すること、

痛い時は冷して下さい

この二点だと思いますよ。