「希望の党」議員報酬ほしさで有権者には「絶望の党」?
結局、議員報酬ほしさに民進党を離党して乗り換えただけではないだろうか。
選挙で当選するなら、政党はどこでもいいんだな・・・と思ってしまう。
所詮、素人集団に過ぎないから、国民にとって「絶望の党」にしかならないかもね。
ここで言う「希望」は希薄な望みという意味にしか受け取れないが・・・。
というのは、
東京都の小池百合子知事(65)に近い若狭勝衆院議員(60)と細野豪志元環境相(46)が、
近く結成する新党の名称を「希望の党」とするみたいですよ。
なんでも「希望」は昔から小池百合子のお気に入りワードで、自身が党名に入れることを要望したそうで、
小池百合子が新党に関与していることを明確にアピールする狙いがあるみたいですが、
国民にとってではなく、
小池百合子の「希望」を尊重した、元民進党の人たちにとっての「希望」の党と言う感じですね。
党首が小池百合子ではなく、
ぽっと出の若狭氏やこないだ政治塾に入ったような候補者たちに希望を持てと言われても、
単に反自民の票を分裂させて結果自民を優位にさせてしまうだけのような感じもします。
また、
ほぼ全25選挙区での候補者擁立を目指している東京と、
神奈川県の全18選挙区全てに候補者を立てる方向で調整し、
全国では50人は下回らないと強気の大量出馬方針みたいですよ。
神奈川や東京なら、取れるって感じかもしれないですけど、
北朝鮮がこんな時に、都議選みたいに素人集団や民進党崩れやらを、選択するかな。
公明党も乗らないし、都議選とは違うと思いますよ。
でも、かっての「みんなの党」のように既成政党に魅力を感じない無党派層の中では支持を集めるかも。
台風の目になる可能性は高いかもしれないが、
参加する議員全員が「改憲派」で「原発再稼動賛成」の上に、
約半数の議員は小池百合子と同じく日本最大の右翼団体「日本会議」のメンバーみたいですから、
非自民・非民進の政党を作ると言っているが、
これじゃどう見ても「安倍自民党の補完勢力」みたいですよ。
この「日本会議」というのは、
旧生長の家出身者からなるメンバーが中心みたいで、
小池百合子は日本会議国会議員懇談会の元副会長を務めていたんですね。
閣僚の4分の3が所属し、日本の政治を牛耳る右派団体「日本会議」の存在は、
国内のマスメディアでは殆ど報道されないためにその存在も一般的に知られてはいないんですよ。
1997年の発足以来、「誇りある国づくり」をスローガンに、
「憲法改正」「侵略戦争否定」「愛国思想の育成」「ジェンダーフリー批判」「権利偏重批判」「道徳教育強化」
などの保守的主張を展開しているみたいで、
会員の中心は国家神道の復活を企図する神社本庁や、
右翼思想を持つことで知られる生長の家はじめ、黒住教、霊友会、仏所護念会、崇教真光などの新興宗教団体。
そして戦没者遺族の相互扶助という目的を超えた政治圧力団体になっている日本遺族会など、
旧来型の右翼に新興宗教とネトウヨが合体したような団体なんですね。
政界には日本会議を支持する「日本会議国会議員懇談会」もあり、(約250人、会長は今度引退する次世代の党の平沼赳夫)
副会長は安倍晋三、菅義偉、石破茂、下村博文ら4人となっていて麻生太郎副総理は「特別顧問」を務めているようですよ。
そして国会と地方議会に強い影響力があるんです。
これだけ影響力があるのに、あまり知られていないのは、
日本のマスコミでは日本会議や統一教会に関することは報道規制があるようで、
今も詳細な内容を取材した特集番組等はほとんど無いんです。
それどころか、
間接的に日本会議を持ち上げている傾向が見られ、日本の大手メディアも日本会議に抑えられている可能性が高いみたいですよ。
ちなみに、
憲法改正を進める日本会議に対して、天皇陛下や皇太子様は正反対の認識を表明しているんです。
「戦後、連合国軍の占領下にあった日本は、平和と民主主義を、守るべき大切なものとして、
日本国憲法を作り、様々な改革を行って、今日の日本を築きました。
戦争で荒廃した国土を立て直し、かつ、改善していくために当時の我が国の人々の払った努力に対し、
深い感謝の気持ちを抱いています。
また、当時の知日派の米国人の協力も忘れてはならないことと思います」
──2013年12月23日、誕生日の際の天皇陛下の会見より。
もしかすると皇室は今や、日本の自由民主主義の最も優れた盾となっているのかもしれませんね。
いずれにしても、
今回の衆議院議員選挙で「希望の党」から出る人で、
民進党の離党者は比例からが多いから選挙で勝てる人は少ないんじゃないかと思いますよ。
解散に大義がないというが離党、結党にも大義がないみたいですが、
結局、政治家なんて受かったもん勝ちなんでしょうね。
立候補するのも自由!
我々がどの人に投票するのも自由ですもんね。