「写ルンです」ブーム 知らないことを知りたいの?
カセットテープ・レコードプレーヤー・ベータ方式のビデオデッキ・・・。
昔のモノが珍しいと言うよりも、
人が求めるモノの流れの傾向にこういうモノがあるということでしょうね。
つまりクォリティが高くなりそれが当たり前になってくると、
あえて低いモノを好む人が現れるということか。
音楽やファッションでも、
洗練されたモノが巷に溢れ尽くすとシンプルなモノを好む人が現れます。
いつの時代もコレの繰り返しなのかもしれませんね。
そんな中、
女子大生など10代後半~20代の女性たちの中で「写ルンです」の流行が続いているそうですよ。
InstagramなどのSNSで、
10~20代に人気のある歌手やモデルなどが「写ルンです」の写真を投稿し始めたことが大きいみたいで、
原宿の富士フイルムの直営店では、売り上げが2014年以前より5倍も増えたそうですよ。
今のスマホのカメラは一昔前のデジカメより写り綺麗ですよね。
デジカメも、
今や2000万画素とかが当たり前ですし40倍ズーム搭載とか信じられないスペックになっていますね。
そういう時代だから逆に「写ルンです」のようなアナログなモノのほうがインパクトがあるというか、
そういうものに触れたことの無い世代の心を掴むものがあるのかもしれないですね。
そんな「写ルンです」みたいなフィルム写真はというと、
ピンぼけ、光線漏れ、粒子荒れ、色転び、手ぶれ・・・。
そういう失敗作全てが「味がある」と言われるんでしょうね。
そういえば、
デジカメ(手ぶれや光量の自動補正も豊富)の普及とともに
「心霊写真」がめっきり減ったみたいなんですよ。
二重露出のようなフィルム写真に特有のミスやピンぼけ、意図せざる光の反射など、
素人にありがちな失敗が減り、
不可解に見える写り込みが生じにくくなったからだそうですよ。
もしかすると、
「写ルンです」で写すと「心霊写真」が撮れるかも。
楽天でも売っている「写ルンです」も参考にしてくださいね。
↓
ちなみにこの「写ルンです」の使い方やコツを紹介すると、
「写ルンです」はデジカメのような電源はないんです。
まず、ここで焦る方がいると思うので注意してくださいね。
写真を撮るには、
右上にシャッターのボタンがあるので、その下のギザギザになっている部分を巻く必要があるんです。
カチっとストップするところがあるので、そこまで巻いてくださいね。
フィルムが巻けたら、
ここでやっと、シャッターを下ろせるようになり、
1度シャッターを押したら、また巻くの繰り替えしです。
カチカチと巻く感覚はクセになるかもしれませんよ。
フィルムを巻くってこと以外は普通のカメラとあまり変わらないんです。
注意点なんですが、
ズームはできませんので、中央上のレンズを覗いたアングルが写真となります。
今までデジカメやスマホで慣れていた方は、
この点にも戸惑いを感じるかもしれませんんね。
それがアナログ感を味わえる醍醐味でもあるんですよ。
現像するところは、
大型家電店舗であれば、写真の現像をしてくれるところが多いですよ。
お近くの大型家電店舗に問い合わせてみてくださいね。
時間は30分〜1時間を目処に現像してもらえます。
写真屋さんであれば、受け取りまでの期間が長いようで、
1週間くらいはかかるので、電気屋さんをお勧めします。
値段なんですが、
「写ルンです」の値段は、お店によって異なりますが39枚撮りで900〜1,000円くらいで売っています。
現像の料金もお店によって違うのですが、39枚撮りで2,000円くらいしますから、
カメラを購入する代金よりも現像の値段の方が高いんですよ。
(使い捨てなんですが、
上級者は中身開けて新しいフィルム入れ替えて再利用していましたので使い捨てではありませんでした)
「写ルンです」で何を撮るのか?
シャッターに指をかける前に考えることがあるってのは、新鮮かもですね。
やはり「写ルンです」などがブームになるのは、
「知らないことを知りたい」っていうのが興味の本質なんでしょうね。
あなたも知識を増やすと発見も増えて、人生が豊かになるかも・・・。