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女性の給料安すぎ「格差解消」運動拡大 女性達自身が従来のルールを破るとき?

スタートは同じ仕事をしてても、男性の方が昇進させてもらえて女性はヒラのまま。
男性は幹部候補として採用、教育され、

女性は即戦力の駒として採用されるものの、そのまま使われ続け給料は上がらない。
という現状が多いですね。

 

やはり女性であれ、男性であれ、仕事ができる人が賃金アップするのは賛成ですが、
女性だからという理由にはならないですね。

もちろん、男性だからって賃金アップなんて話にならないが、
男性側から見ても仕事できないのに、賃金アップしてる人がいるから気持ちはわからなくもない。

 

というのは、
アメリカでは4月4日は「イコール・ペイ・デー」(同一賃金の日)らしく、
男女間の賃金格差の解消を訴えるキャンペーン「#20PercentCounts」を展開したんですね。

キャンペーン名の20%は、
米国女性の平均賃金が男性より20%低い事実に由来しているみたいで、

 

最新の調査結果のデータでは格差は人種によって異なり、
黒人女性は37%、
ヒスパニック女性は46%低い事実や、

女性の賃金が男性と同等になれば310万人の働く女性とその家族が貧困から救われること、
女性の生涯賃金が53万ドル(約5900万円)増えること、
そして、
年間5000億ドル(約55兆円)以上の経済効果をもたらすことなどをわかりやすく説明しているみたいです。

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この記事に対して日本人女性のコメント(90件)の一部を引用すると、

 

・運動には賛成、貧困化無くす為にも上げるべき。
 結婚しても女性の負担が多く賃金が見合っていない。
 最近の男性は、
 年齢問わず、だらしない仕事出来ない人が多く、能力のない男性はカットすべきである。

 

・でも今の日本では、女性がどんどん働けるようになったら少子化も未婚率も上がるよね。
 実際、私の先輩で男性並みに収入得ている人は未婚です。結婚して子供産みたいって言ってました。

 でも、それを叶えるには仕事辞めなきゃいけないんです。
 日本は女性が経済的に自立できないから結婚してる部分もあったよね。

 

・入社するとこから、金額が違うのかしら、だとしたら差別だよね。
 スタートは一緒だと思う。後は会社の評価だからなんとも言えないですが、
 その評価の中に女だからって理由は無しにして欲しいですね。

 

・男性でも安すぎる給料の人だっていますでしょ。職種や仕事量その他諸々要因はあるけれどね。
 周り見ながら、何でこいつらと同じ給料やねん!って事だって多々ありますし、
 どの業種職種でもありそう。査定の無い仕事は沢山ありますよ。

 性差で記事になるよりはやはり、能力による査定の必要性が記事になればなと思ったりします。
 最低限度の仕事量の人こそ最低賃金でよろしいかと。
 
 あとね、やっぱり古い考えですけど、女性は育児に対する割合がどうしても多くなるわけで、
 それが難しい環境にわざわざ行かなくてもいいのではと思います。
 男性の育児参加も必要不可欠だけどね、

 女性は男性よりも、少なくとも10ヶ月長く子供と居てるわけでね、
 その分子供が感じる安心感は女性のが上だと思います。
 うちなんかは所得の関係で立場が逆転してますけど、

 もし両親ともに全く100%同じ育児時間をとれたとしたら
 生涯では女性の方が10ヶ月長く子供と一緒にいるわけです。

 

・男性女性で給料が違う職場なんてあるのか?
 そんな会社見たことがない。
 男性が昇進しやすいと言うことか?

 当方、女ですが社会で差別された事など一度もありません。
 そういう気持ちで自分も臨んでいますし、結果も残します。女性の賃金だけ上げる意味が分からない。

 

と色々なコメントがありますが、
あなたが共感する意見はありましたか?
 
確かに女性の給与を上げることは重要ですね。
でも、
女性の給与が上がれば、男性の給与下げなければ、帳尻が合わないし・・・。

だから、
経済効果とか、貧困の解消とかにはならないかも。

 

また性別による精神性や肉体の作り、努力では変えられないからこそ、
得意分野の偏りがあるのは仕方ないでしょうね。

単純にビジネスに限っては、
女性が男性と同等やそれ以上に能力を発揮できるものが少ないのかもしれませんよ。

 

仕事っていわば他人や他社との競争だし、
争いが好きな女性ってそんなに多くないですし、それが結果として表れてるだけだと思いますよ。

だから上昇志向の強い男性的な女性は、
下手な女性的思考の男性従業員よりも高い立場にいますよね。

   

ところで、
日本の厚生労働省の2016年の調査によると、
フルタイムで働く女性の平均賃金は月額24万4600円と3年連続で最高となったそうです。

 

男性の賃金の73%となり、男女格差はこの20年で10ポイント縮まったみたいです。
ただ欧州各国などと比べると格差はなお大きく、男女間の「同一賃金」の実現はまだ遠い・・・と。

 

ちなみに、
世界経済フォーラムが「男女格差報告書」を発表したんですが、

 

それによると、
10年前と比べると、働く女性は全世界で2.5億人近く増加しているんですが、
女性の平均賃金が男性と同じ水準になるには、あと118年かかるとの試算だそうです。

 

それから今の日本における平均年収が約400万円(408万円)だという統計は、
あなたもご存じと思いますが、

 

その内訳は、

「日本人男性の平均年収502万円、日本人女性の平均年収268万円」なんですよ。

 

そして日本人男性と女性の年収格差が、
この34年間ほとんど縮まっていないという絶望的な事実なんです。

 

日本の女性は、
同じ時代に男性の年収の半分をようやく超えるくらいで53%で暮らすという人生を、
おとなしく享受していますね。

怒りの声を上げるでもなく、デモやストライキが起こるでもなく・・・ですね。

 

大部分は結婚出産による退職と、パートや契約社員といった、賃金の安い非正規雇用の結果なんです。
「それで満足だから」にせよ、「それしかないから」にせよ。

 

それにしても、
男女の給与格差は何が原因なんでしょうね。

もしかすると、
仕事に就くずっと前から始まっているかもしれませんよ。

 

それは幼い頃から男女を分けようとする社会的な圧力があるからでは・・・。

 

大学の卒業率で男性を上回っても、優秀な成績を収めても、
女性たちは子供の頃から、

怖がっていると可愛いと言われ、
読んでいる本についてより、着ている服について尋ねられることが多いですよね。

 

そして学校で何を勉強するか (または、何の勉強しないか)、大学で何を専攻するか、
将来どんな仕事に就くか、
こんな感じでさまざまな社会的圧力が男女それぞれにかかっていますね。

 

たとえば、
女の子は科学に向いていない、テクノロジー系の仕事はオタク男子向けだ、
育児は母親にとってはやるべき仕事だが、父親は仕事をしていない時間でやるものだ。

 

なんて世の中には、
女性と男性は違う生き物だと信じさせようとする「神話」がたくさんありますね。

 

いずれにしろ、

「男女平等という声が上がる間は、まだ平等では無い」ですね。

 

だからこそ「今こそ女性達自身が従来のルールを破るとき」ですよ。

 

女性側から勇気を持って一歩踏み出すことこそが突破口となるのでは・・・。