トランプ米大統領選共和党候補指名が確実 冗談が本当に？

冗談だと思っていたことが本当になるとは・・・。

トランプで言えば、
“ジョーカー”だったがそれがいまや“エース”になりそうですね。

あの勝ち方を見てたらそうなるだろうというのは予想はしてましたけど・・・。
これからは、
どの国も保険としてトランプとのパイプ作りが忙しくなるかも。

というのは、
米大統領選の共和党候補者指名争いで、獲得代議員数が２位だったクルーズ上院議員（４５）が、
５月３日に選挙戦からの撤退を表明したんですね。

同日に行われたインディアナ州予備選で実業家のトランプ（６９）に大敗を喫し、
逆転の見通しが立たなくなったことから判断したみたいで、
これでトランプが７月の共和党全国大会で候補者指名を獲得するのが確実な情勢となっているんですね。

米大統領選は「史上初の幼稚さ」「行く末真っ暗」なんて言われていましたが、
しかしこれで、
日本が米軍に頼らず独自の防衛をしなければならない可能性について、
国民や政府が考えるキッカケになるのであれば良い部分もあるかもしれませんね。

でもトランプが本当に大統領になったら日本はどうなるのでしょうね。
色々な人たちが色んなことを言っていますが、

あなたもご存じのようにトランプはアメリカ孤立主義者ですね。
その理屈は、

「ルーズベルト大統領が真珠湾奇襲の後、第2次世界大戦に突入したのが間違いだった。
ナチスが台頭していようが、日本が出てこようが、放っておけばよかった。

アメリカはアメリカの繁栄だけを考えていればよかった。
もっとアメリカを豊かにしよう。偉大なアメリカにしよう。
アメリカ人の生活さえ良くなればいいんだ。あとは知ったことじゃない」

という理屈なんですね。

だから、
このアメリカ孤立主義に関しては中国もロシアも大歓迎みたいですよ。
アメリカが出てこなくなるわけですからね。

アメリカ軍はどんどん退いて、
今までは世界の警察と言われてきたけれど、
日本も中東もアメリカには関係ない・・・なんてなるかも。

日本との関係も昔、
鳩山由紀夫が言っていた「駐留なき安保」になる可能性もあるかも。
米軍が全部、退いちゃいますからね。

「なんで、オレたちがあいつらのことを命を懸けて護らなきゃいけないの。
自分の身を護りたいのなら、勝手に護ったら。

アメリカにとって有害だということだったら出て行くけれど、
アメリカ本土やグアムにいるよ」

という感じになるかもしれませんが、

でも日本の保守派にとって念願の日本の独立がかなうことになりますね。

安保を双務条約にし、独自憲法を制定し、
さらに核保有国になって「自国を自分で守る」ことが実現しますからね。

もしかするとトランプは“歓迎すべき”大統領？

でもトランプは在日米軍が日本を守る軍だと思っているんでしょうね。
在日米軍は台湾や朝鮮有事に介入する部隊ですから、
自衛隊の助けなしでは何もできませんよ。

またTPPもやめるかもしれませんね。
これはクリントンも一緒ですが、

「これまでで最大の船を見たが日本の車を積んでいた。
だが、日本は我々が牛肉を売ろうとしても受け取ろうともしない」

「東京で（米国製の）シボレーをみたことはあるか？」

「中国や日本から雇用を取り戻さなければならない」

と、貿易の不平等を言っていますが、
日本は自国の産業を守るためにかなり不平等な関税をかけている分野が多々ありますから、
「アメリカの利益を守る」ためなら一つ一つは正論なんですね。

だからそれらをしっかりと遂行しようというトランプを、
アメリカ人が支持するのは実は至極当然のことなのかもしれませんね。

ですから日本は対米黒字は減らすために、
アラブから原油買うのをやめて米国から原油やエタノールを買うべきなのかも。
（自動車を買ってくれた御礼ですよ）

いずれにしろ、
今回の米大統領選の共和党候補者指名争いでトランプで決まったという結果で、
歓迎する人、懸念する人といろいろいるかもしれませんが、
日本はかなり振り回されるでしょうね。

アメリカの裏のオーナーは、
女性を大統領にするか、暴言王にするか、悩んでいる最中が今だと思いますよ。

でもそんな他国の大統領選より、

我が郷土熊本で起きた「熊本地震」でまだ避難している方がいる現状で、

自分たちの生活再建が先ですよ。