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還付金詐欺 熊本県でも急増!その手口は?

高齢者をだます還付金詐欺熊本県でも多発しています。(前年同期比7.5倍の15件)

被害者はすべて高齢者で、
送金手続きに不慣れな点につけこんでいるんです。

 

ATMも被害防止に力を入れている金融機関やコンビニではなく、
スーパーや駅など人の目が届けにくい場所を選んでいるんです。

 

その手口は、

 

① 自宅に公的機関を名乗る電話が来る。

社会保険事務局総務課の○○といいます」

 

② 医療費等の払戻金(還付金)の説明をし、「金が手に入る」と思わせる。

「医療費の払戻金として 38,560 円あります」

 

③ 期限が迫っていることを告げて、冷静さを失わせる。

「既に期日が過ぎていますので急いで手続きをしないといけません。」

 

④ 案内後一旦電話を切り、折り返し電話させる。

「還付をご希望でしたら還付担当者に電話をしてください。」

 

⑤ 折り返しの電話に対し、担当者と名乗る者が、以後の手続きの案内をする。

「給付金を振り込むので手続きのために携帯電話とキャッシュカードを持って ATM に行って下さい。」

「ATM に着いたら操作方法を教えますので電話をしてください。」

 

◎ATMコーナー

 

① ATMコーナーから電話をかけると、機械の操作方法を指示される。

「それでは今から私の言うとおりに機械を操作してください。」

 

② まず最初に、残高照会を確認するための作業を行う。

「画面の『残高照会』のボタンを押してください。」

 

③ 残高はそのまま読ませず、数字を右から読むように指示するため、
 被害者は残高を告げていることに気づかない。

「数字を右から読ませることで残高 1,282,898円であることを確認。」

 

④ キャッシュカードによる振込手続きをさせるため、「お振込」ボタンを押すよう指示する。

「『お振込』のボタンを押してください。」

 

⑤ 冷静に考えれば「振込」ボタンを押すということは相手側に送金するということに気づくが、

・電話で矢継ぎ早に指示されることにより余裕がなくなる

・振り込み金額について、「取扱番号」等と言われ、
 疑いを持たなくなること等から、言われるままに操作してしまう。

 

⑥ 画面上の「確認」を押すよう指示し、振込み手続きを完了させる。

「『確認』というボタンを押してください。」

 

⑦ 後から明細書を見て気づかせないため、ATMから出てきた取引明細書を破棄するよう指示する。

「出てきた明細書は破棄してください。」

 

◎犯人側

以上の手続きにより、犯人側に送金されたため、
あらかじめ別のATMコーナーに待機していた引き出し係(通称「出し子」)が
口座を凍結される前に現金を即引き出す。

 

と、医療費や保険料を返還するといったこんな感じの手口なんです。

 

このような電話があったら、相手の説明を疑い、
すぐに警察やお住まいの自治体の消費生活センター等にご相談くださいね。

 

高齢者の方でネットを見るという人は少ないと思いますので、
このサイトを見たあなたが、
高齢のご両親か親戚の方たちに伝えるようにしましょうね。

 

またインターネットバンキングの申込みを悪用した還付金詐欺もあるそうで、
その手口は、

 

まず、
・金融機関、税務署、市役所、保険会社等を名乗り、「○○の還付金があります。」
 と電話をかけてきます。

還付金を受け取る為にはインターネットバンキングの契約が必要である旨を言葉巧みに誘導し、
 インターネットバンキングの契約をさせます。

契約が完了した頃合を見計らって、
 再度、電話にて「還付手続きにパスワードやIDが必要である」と本人から重要情報を聞き出し、
 インターネットバンキングへログインし、本人の口座から不正口座への送金を行ないます。

 

あなたが注意することは、
インターネットバンキングのお申込みによって、
税金・保険金等の還付が行われることはありませんし、

金融機関、公的機関(税務署・市役所等)や保険会社が
電話や手紙等でお客さまのIDやパスワードを尋ねることはありませんよ。

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それから、
もうマイナンバーで詐欺事件が発生しているんですね。

 

現金をだましとられたのは、関東地方の70代の女性です。
まず、女性の自宅に公的な機関を名乗る人物から電話があり、
うそのマイナンバーを教えられ、

 

その後、別の電話で、
「公的な機関に寄付をしたいのでマイナンバーを貸してほしい」と頼まれ、

 

女性が番号を伝えると、次の日、さらに別の電話で、
マイナンバーを教えたことは犯罪にあたる」と脅されて、
要求された現金を支払ってしまったということです。

女性は郵送と手渡しで2回にわたり支払ったそうです。

 

そのほかこんな事例もありますので注意してくださいね。

 

【事例1】行政機関を名乗り、口座番号を取得しようとする不審な電話

行政機関を名乗って、
マイナンバー制度が始まると手続きが面倒になるので、至急、振込先の口座番号を教えてほしい」
との電話があった。本当か。(60歳代、女性、北関東地方)

 

【事例2】行政機関の職員を名乗り、資産などの情報を聞き出そうとする女性の来訪

 「マイナンバー制度の導入に伴い、個人情報を調査中である」と言って、女性が来訪し、
資産や保険の契約状況などを聞かれた。
本当に行政機関がそのような調査をしているのか。(60歳代、女性、九州北部地方)

 

【事例3】マイナンバーの管理をうたう業者からの不審な電話

知らない業者から「マイナンバーを管理します」という電話があった。
「専門家が管理するのか」と尋ねたところ、
「私が管理する」と言ったので、不審に思い、電話を切ったが、本当か。(60歳代、男性、南関東地方)

 

【事例4】早く手続きをしないと刑事問題になるという不審な電話

若い男性から
マイナンバーが順次届いており、みんな手続きをしているが、あなたは手続きをしているか」
との電話があった。
「まだ手続きをしていない」と答えると、
「早く手続きしないと刑事問題になるかもしれない」などと言われ、
不審に思った。すぐに電話を切ったが、本当か。(70歳代、男性、四国地方


こんな感じで詐欺グループは、
すでに現場のプレイヤー(電話をかける人)がマイナンバーに関する電話を高齢者にかけて、
どのような反応があるか探っているみたいですね。

いろいろ試して、実際に相手をだまし、収益が上がりやすいスキームを練り上げていて、

 

現段階で行われる見込みが高いのは大別して2つ。

 

1つ目は還付金詐欺の応用。
相談相手のいなそうな高齢者に、
マイナンバー導入に伴ってお得な節税法があります」とアプローチするもの。

また、司法書士や税理士を騙り、
「300万円節税できるから、保証金として50万円支払ってください」
などといってカネを振り込ませる。

 

2つ目は「あなたのマイナンバーの情報が流出しており、犯罪に使われる可能性があります」
と脅す手法です。

 

この場合は役所の事務員や警察官のふりをして実際に家におしかけ、
「流出を止めるためにすぐに動きますので、銀行の通帳と印鑑、暗証番号をお預けください」
と迫るそうです。

 

今後、マイナンバーに銀行口座やクレジットカード、年金や保険といった
さまざまな情報が紐づけられることになると、詐欺の手口はぐっと広がるでしょうね。

 

10/23追加
八代市では10月にはいって、
オレオレ詐欺」が連続しています。
八代署に相談があったのは8件です。

オレオレ詐欺」の電話は10月7日~21日の間、
男の声で30~40代で県立八代高校の卒業生の実家にかかっており、
いずれも息子の名前を名乗ったそうです。

実際にだまし取られたケース(100万円)では、
前日に電話で携帯電話の番号が変わったことを告げ、

翌日に
「不倫相手の旦那から慰謝料の要求があったから金を振り込んでくれ」
と現金を要求したそうですよ。

不審な電話にはあなたも注意してくださいね。

 


今回の第3次安倍改造内閣で1億総活躍担当相を少子高齢化を克服するために新設して、
働く世代を増やし、経済成長を加速させるようにするようですが、

 

それも必要と思いますが、
こういう詐欺事件や生活保護や年金弱者を支える視点が乏しいように感じます。

 


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