梶田隆章氏ノーベル物理学賞受賞 熊本の技術も貢献!
熊本の熊日新聞が2日連続で号外を出したというのは初めて?
というくらい、うれしいニュースですよね。
謎の多い素粒子ニュートリノに質量があることを突き止めたということで、
ノーベル物理学賞を梶田隆章氏が受賞。
本当におめでとうございます(^^♪
そのニュートリノに質量があることを突き止めたのが、
岐阜県飛騨市の観測装置・スーパーカミオカンデなんですね。
その心臓部にあたる受信装置を開発したのが、
熊本市中央区の電子部品開発メーカー「NSS九州」だったんです。
この受信装置は、
ニュートリノが存在するという情報を、デジタルデータに変換する役割だそうで、
「自然界の未知なるものを検出しようとすること自体難しいが、
情報変換の精度を上げる点に苦労した」
と、同社社長の伊藤幸治さんは語ります。
6年ほど前に、東京であった物理系学会の懇親会で、
梶田隆章氏と同席され、
「物腰の柔らかいジェントルマンの印象がだが、『私はこう思う』と
自分の考えをはっきり述べる研究者のこだわりを感じさせる人だった」
と語ります。
ちなみに「NSS九州」の事業内容は、http://www.nss-kyushu.com/
・ハードウェア開発(LSI・デバイスボード開発。)
・装置開発・設計(機械設計・製作、各種コントローラ類など電気設計・製作)
・安全認証コンサル業務(CEマーキングEMC試験、SEMI認証、S-MARK認証など安全認証コンサル業務)
・研究開発(GA技術、太陽光発電技術の研究開発など)
そして同社社長は、
「これからも子どもたちに夢を与える基礎研究分野に光が当たってほしい」
と期待しているそうです。
ところで、
今回ノーベル物理学賞を受賞した梶田隆章氏は、
文武両道の研究者でもあるみたいですね。
梶田隆章氏は東京大の弓道部出身で、学生時代にスポーツに打ち込んだそうで、
5日に医学生理学賞に決まった大村智氏は山梨大時代はスキーで国体に出場しており、
今年の日本人受賞者はともにスポーツ経験者なんです。
01年化学賞の野依良治氏は京大で野球チームを立ち上げ、
08年物理学賞の小林誠氏は高校時代テニスに、
昨年物理学賞の中村修二氏は中高でバレーに明け暮れたそうで、
文武両道の研究者は、
学生時代の運動経験が最先端科学の現場でも生きると強調しています。
山中氏は「研究にはチームプレーが大事」。
中村氏は「あれだけ苦労して、あれだけ負けてもやり続ける。これは凄い自信になる」
部活動で得た忍耐力や協調性が、実験や研究にも役立つんでしょうね。
それから、
梶田隆章氏の奥さんの美智子さんも同じ弓道部に所属していたそうです。
奥さんから目に映る夫は、
「研究者らしくない普通のおじさん」だそうです。
今は離れて暮らすが、
週末などに富山に帰ってくるそうで、
温泉に行ったり、庭の草むしりをしたり、
無口で自分から研究の話はしないが聞けば教えてくれるそうです。
それから、ついでに隣の国、
韓国ではなぜノーベル賞は韓国を冷遇するのだろうかと思っているそうですよ。
自己分析が4つほどありましたが一部を引用しますね。
・家庭教育が変わらなければならない。
世界人口の0.2%に過ぎないユダヤ人は全体の24%に達するノーベル賞を受賞した。
その土台にはユダヤ人の母親の教育が大きく影響した。
韓国国民はユダヤ人IQより平均12点も高いと評価されたことがあり、
母親の教育に対する熱意もまた、さらに強い。
しかしユダヤ人の母親は子供たちの潜在的な能力を見ながら
好奇心を刺激することによって「知る力」を育てる一方、
韓国の母親は大部分が「知っていることが力」と考えて、
子供たちの学業成績に熱中する。
すなわちユダヤ人の母親は子供たちの好奇心を培う激励者でありパートナーである一方、
韓国の母親は学習見張り役であり監督者であるわけだ。
・一般的にノーベル賞受賞国では学校が、子供たちが思う存分質問して討論する空間となっている。
しかし韓国の多くの学校は、教師たちが生徒に一方的に知識を伝える空間だ。
ユダヤ人の教師たちは、子供たちが各自の個性を発揮して自由に討論するように
誘導するカラヤンのような指揮者の役割をする。
一方、韓国の教師たちは子供たちの学業成績の向上に集中する監督・管理者の役割を主にする。
暗記して答案用紙に書き移す今の学業方式は、
先頭を模倣して追跡する産業人材養成には効果的だが、決して中国との競争で勝つことはできない。
と、何でも比較するのが大好きな韓国らしいですね。
確かに、家庭教育、学校教育の方向性は大事だと思います。
これからもスーパーカミオカンデの熊本の技術などを生かしながら、
一層モチベーションを上げて、
宇宙の始まりに迫る研究に取り組んでくださいね。
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