「フォグランプ」の乱用と暗い時間帯の「無灯火」どっちが腹が立つ?
フォグランプの使い方を教習所で習いましたか?
免許更新の講習会で受けましたか?
クルマを買うとき、ディーラーで教えてくれましたか?
全て「いいえ」だと思うんですが、
このフォグランプの使い方なんて誰も教えてもらってないですよね。
フォグランプの正しい使い方は、
霧や豪雨などで対向車の接近確認が難しくなったような時に点灯することにより、
自分の存在をアピールするためなんです。
基本的にフォグランプは自分の視界を良くするためで無く、
他車に自車の存在をアピールするために使うものなんですが、
最近はリアフォグやフォグランプ、スモールなどを使って、
相手に自分の存在を認識させようという考えが無い人達が多すぎるように感じますよ。
それは、自分が他車を認識しなければ、安全な運転なんて出来ないことも理解していない。
自分の事しか考えていないドライバーが多いからではないかと思いますよ。
それでは、いくら安全技術が進歩しても、事故は無くなりませんよね。
私なんかの場合は、
昔のクルマに付いてた黄色のフォグランプが懐かしいんですが、
ヘッドライトが点灯時暗いクルマだったので、補助ランプのつもりで点灯させていました。
夜間走行時ヘッドライトだけではカバー出来ない範囲も照らしてくれるのでそれなりに重宝していましたよ。
また薄暗くなった時に、
スモールランプ点灯させても廻りに認識されない時もあるので、
フォグランプが点灯していれば認識しやすいと思うんです。
現在の補助灯はフォグランプではなく、
ロービームより手前の地面を照らすランプになっているようで、
光軸がメーカー設定通りなら対向車の迷惑にはならないと思いますよ。
また最近のノーマルの補助灯は、
フロントフォグの光量が抑えて19Wとかで飾りに近くなっていますが、
これは散乱した光で前が見えなくなる(ホワイトアウト)のを防ぐためなんですよ。
フォグランプは本来、上向きに光に出さないんですよね。
出しちゃうと光が反射して前が見えなくなるので、
横方向には広いですけど、上下方向にはヘッドランプより狭いのがフォグで、
白だから効果が低いのではなく、黄色は錯覚を引き起こすので安全面から下火になってるようで、
きちっとつけたフォグランプは前のクルマには眩しくないはずなんですよ。
でも社外(特に中華の安物)のHIDやLEDに交換してるのは眩しいですね。
フォグランプにも水平なカットオフラインがあり、
フォグランプの高さより光が上を照らしてるのは配光が出てない証拠で、
そのバルブはおそらく光軸調整の範囲は越えているのでは。
フォグランプの光軸はあくまで下向きで、路面を10m~20mくらいの先までを照らしてるのが正常なはずなんです。
しかも広角(左右方向に広く)に照らしてはいるが、
車体右側(右ハンドルの運転席側)を越えて路面を照らしてはならない!とあるんです。
これは対向車に対しての配慮からで、
フォグランプもヘッドライトも配光など気にせず、明るければ良い!と思ってる人は案外いるようですよ。
こういうフォグランプを付けている人には、
対向車や、後続車のハイビームを受けた時の次に腹が立ちますね。
あとバックフォグランプも眩しいし、紛らわしいくて大迷惑ですよね。
特に現行プリウスの2灯式バックフォグが最悪かも。(他にBMWも多いようです)
そういえば、
早朝や薄暗くなる夕方にポジションランプさえ点灯させないで走る人が増えて腹が立つことがあるんです。
幹線道路であれば殆どに街灯があるので、
「自分が前を見れれば」構わないという事なのでしょうか。
自分が見やすい見えにくいっていう基準じゃないと思いますがね~。
以前なら夕方になればメーターが見えにくくなることで、
スモール→ヘッドライトと順に点灯させる目安になったんですけど、
最近はエンジンが掛かれば計器の照明が点灯する自光式だから、メーターは周囲の暗さに関係なく見えますね。
「少し暗い程度」って言っても人それぞれだろうけど、
私の場合は周りよりは早めに点灯していますけど・・・。
中には真夜中に何にも点けないで走ってる人もいますね。
路地に入ればライト点けるだろうと思ってたらそれでも点けない。
目が良いのかライトの点けかたが分からないのか鈍感なのか・・・。
もしかすると「電池がもったい無い」と思っているんだろうか?
大昔のクルマはよくバッテリーが上がっていましたが、
今のクルマはバッテリーもオルタネーターも性能が格段に向上してるから、
エンジンをかけずに長時間点灯とかでもしない限りあがることなんてないんですが、
長年染み付いた習慣は変わりはしない?
あと高速道路のトンネル内でも真っ黒なクルマの無灯火がいますね。
あれも迷惑ですね。
これは迷惑でなく道交法違反ですよ。
自分が見えるからじゃなくて、
廻りが自分を認識出来るように「早めに点灯しましょう」と言ってる自己防衛のためなんですけどね。
他の人から見えるようにという気遣い?心遣い?が無い、自己中心的な人が増えたのかな?
それから、
高速道路ではハイビームで走ってくる対向車も増えましたね。
自分の前に前走車が無くても対向車はいるんですけどね。
そして対向車のハイビーム(戻し忘れ)に対してパッシングで知らせるというのはわかるんですが、
ハイビームにして対抗する人もいます。
相手もまぶしくなり自分も危険になるのに、
私がされたら悪意のある報復行為とみなし、その相手が通り過ぎるまでハイビーム維持しますよ。
時代と共に教習所やクルマの販売店でも大事な事を教えていないようになってるのでしょうか。
いずれにしても、
運転でストレスを溜めてる人が多いのかもしれませんよ。
クルマは、閉鎖された空間で、
車外から守られていて、通常は誰が運転しているかは他の車からは分からないですね。
誰が運転してるから分からず、遮断されているクルマの中では、
やたらと運転が攻撃的になる人がいても不思議ではないですよね。
あなたも他人に寛容になった方がいいかも。
「トメルミン」ドライブ中の眠気覚ましに最強?
高速道路の課題研究に取り組む高速道路調査会が2015年3月に発表した、
1000人のドライバーを対象とするアンケート調査よると、
高速道路を運転中に眠くなった経験のあるドライバーは全体の78%、
また、
実際に事故を起こしたり、事故に至らずとも「ヒヤリ」と感じたことがあるドライバーは50%に上るそうですよ。
なんでも眠気や居眠り運転の発生に、
道路の線形や交通状況などが関係するみたいですよ。
居眠り運転がもっとも発生しやすい道路の線形は『直線区間』(75%)で、
2位の『カーブ区間』(7%)を大きく引きはなす結果となっているんです。
また居眠り運転が発生しやすい交通状況では、
「空(す)いていた」(72%)が「混んでいた」(15%)や「渋滞していた」(6%)を大きく上回り、
運転時の同乗者の有無についての質問には、
同乗者が「いなかった」もしくは「眠っていた」という回答が、70%以上を占めたそうです。
これらの結果から、
線形が「直線区間」で、交通状況が「空いて」おり、同乗者が「いなかった」もしくは「眠っていた」場合に、
居眠り運転が発生しやすいみたいなんです。(一般道路にも当てはまる)
どうも直線区間のような単調な線形や、ほかの自動車が少なく空いた道路では、
緊張感を欠くため、ドライバーの脳が活性化しなくなるみたいで、
同乗者がいなかったり眠っている状況は、
話しかけられるという緊張感がないため、同じようなの結果となるみたいなんですね。
視覚や聴覚といった五感への刺激が少なくなると、
人間の脳は活性化しなくなり、眠気を誘発しますし、
五感への刺激が少なくなるだけでなく、
単調な線形や、代わり映えしない景色といった似たような刺激が繰りかえされ、
居眠りをせざるを得ない環境にいるということなんですよ。
そんな眠気を覚ます最強の眠気覚ましが、
ライオンが販売した「トメルミン」だそうです(ネーミングが良いですね)
何が最強かというと、
眠気防止に著効するカフェインを500mgも含んでいるからなんです。
これまで一般的に使われてきた「エスタロンモカ」などで200mgですから、
圧倒的と言っていいでしょうね。
そもそも今までカフェインの摂取限度は400mgなどといわれていたり、
1000mgまで問題ないという文献もあります。
確かにカフェインの影響は個人差があり、
普通のコーヒーを飲んだだけで手の震えなどが出てしまう人もいます。
とりあえずコーヒーで問題なければエスタロンモカなどで試し、
これといった副作用が無いことを確認したら500mgの「トメルミン」でいけると思いますよ。
値段は6錠入り600円、12錠入り1080円。
1回100円で安いですよね。
試した人の話を聞くと、
味はカフェインにありがちな苦みがなく、
むしろメンソールのスッキリ感が強いそうで、
飲んで10分もすると、明確にシャキッとしたそうです。
クルマを運転している時に飲んでみたら(水なしでOK)
居眠りの気配すらなくなったそうですよ。
1日あたりの限度は3錠までで、
1度に3錠ではなく、最低でも6時間くらい空けたほうが良いみたいです。
(効果持続中はコーヒーや紅茶は飲まない方がいいです)
1錠飲めばウソいつわりなく6時間は効くみたいで、
夕方6時過ぎに飲んだら、日付変更線をまたがないと寝られなくなるので注意が必要ですよ。
ちなみに、
本物の睡眠不足の時や、咳止め、かゆみ止めなどに代表される薬物を摂取した時の運転は、
法律で禁止されていますよ。
しかも眠くなる薬物とカフェインを同時摂取するのは危険とされています。
あなたが「トメルミン」などのカフェインを飲んで眠気を覚ますのは、
正常な体調時に限るというのを忘れないでくださいね。
「アイドリングストップ」のせいで「一時停止違反」が増えている?
燃料の節約と排出ガスによる大気汚染防止という環境保護を主な目的で装着されている「アイドリングストップ」
アイドリングストップを、
1日1時間行うと年間2~4万円の燃料代を節約できると言われているんですが、
1日当たり1時間のアイドリングストップを実行するドライバーがどれだけいるでしょうかね?
そんな「アイドリングストップ」なんですが、
生活道路の交差点などで一時停止が必要なところで、アイドリングストップを装着しているクルマが、
一時停止しないで、
ソロソロと動いて他のクルマや歩行者とぶつかりそうになることが多くなっているみたいですよ。
注意をすると、そのドライバー曰く、
「エンジンが止まるのが面倒だ!」と。
確かに家の周りの道路がせまくて、一時停止で左右確認が多い場合なんか、
その度にアイドリングストップすると、スピーディーに動けないし、イライラするし、
周りもイラついていそうな感じで面倒ですよね。
そして、たまたま一時停止しないで進んだときに限って、
その場所に警察官がいて、「一時停止違反」で捕まったりとかするもんです。
あなたもそんな経験なかったですか?
ちなみに、
警察庁の資料によると、平成28年中における車両等の道路交通法違反(罰則付違反)の取締り件数は673万9199件で、
内訳は、
1位:最高速度違反:161万1238件
2位:一時停止違反:133万89件
3位:携帯電話使用違反:96万6542件
4位:通行禁止違反:75万7252件
5位:信号無視:74万1048件
と一時停止違反は堂々の2位なんですよ。
もしかすると、
アイドリングストップを作動させたくなくての、一時停止違反もかなりあるような感じもします。
クルマによっては、
深くブレーキを踏み込まなければアイドリングストップが働かないのもあるようで、
一時停止でアイドリングストップすることはあまり無いからいいかもしれませんが、
一般的に、
エンジン再始動にアイドリング約5秒間分の燃料を消費するといわれていますので、
停止時間が5秒以内の頻繁な再始動は燃費の悪化を招くんですね。
また、
エンジンの再始動はセルモーターとバッテリーに多少なりとも負荷が掛かりますので、
頻繁な再始動はなるべく避けた方が良いと思いますが、
アイドリングストップを有効にしたり無効にしたりするのも面倒なので、
渋滞している場合に限って無効ボタンを押す人も多いと思います。
ただ、これは一時的なものなんですね。
というのも、
このボタンを押してキャンセルしても一度エンジンを切ってしまうと、
次にエンジンをかけた時にはまた自動アイドリングストップ機能はオンになってしまうんです。
もしあなたが、エンジンをかけるたびにボタンを押すのが面倒くさいと思うなら、
アイドリングストップキャンセルキットというのを取り付ければ、
一度オフボタンを押せば、「次にオフボタンを押すまで、キャンセル状態を記憶させる」ものですから、
アイドリングストップキャンセルキットを導入すれば、エンジンをかけるたびにボタンを押す必要がなくなりますし、
アイドリングストップ機能を使いたくなった場合には、もう一度ボタンを押せばオンにすることができます。
↓こんな商品です(車種別もあるみたいですよ)
ついでに書いておくと、
一時停止無視の違反点数は「2点」で「反則金」は7,000円です。
一時停止無視はよくもめることの多い違反で、
止まった止まってないの言い争いを警察としている人を見たことがある人もいると思いますが、
確かに、安全だとわかっている場合には、
つい一時停止で止まらずに行きたくなる気持ちもわからなくはありませんが、
きっちり違反点数もある違反ですので、違反とならないように気を付けないといけませんよ。
アイドリングストップ車に乗っている方で「面倒くさい」と思っても、
このような違反で免停になってももったいないですし、仕事で車を使う人は死活問題ですので、
「つい」「うっかり」違反を犯さないように注意するのが賢明ですよ。