美ビルド・ネットの熊本はてな?

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「鹿児島5人殺害」働く気持ちのハードルより殺害の気持ちのハードルが低かった?

優秀な生徒が、高校の半ばで中退して、引きこもる。
年齢からすると、やはり、なんらかの精神障害を疑わざるを得ません。

 

そのとき親はどう対処するか。
檻を作って20年にわたり閉じ込めた親もいましたね。

 

相模原では障害者を19人殺戮し、26人に重軽傷を負わせた男も、
精神障害で入院していた経緯があったんですが、親は、この男から逃げるように別居していました。

 

精神医学も結局は無力だと言わざるを得ませんね。

なんとも悩ましい。

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「5人とも家の中で殺した。祖母と父の遺体は車で近くの山に運んで、自分で穴を掘って埋めた」と、
供述している岩倉知広(38歳)

 

殺されたのは、

岩倉久子さん(89)知広の祖母

岩倉正知さん(68)知広の父親(次男)

岩倉孝子さん(69)知広の長男の妻(おじさんの妻にあたる)

坂口訓子さん(72)岩倉孝子さんの姉

後藤弘幸さん(47)近所の男性(知広と同じアパートに住んでいた)

 

どうも最初は岩倉知広の父親を殺害しようとしたところから始まったみたいで、
自分の父親ですから、何らかの怨恨があって殺害し、

 

遺体を遺棄しようとしていたところに、
父親と同居する祖母に犯行現場を見られ、口封じのために殺害し、

 

さらに長男から連絡を受け、
様子を見に行った3人も口封じのために、次々と殺害してしまったみたいです。

 

皆さんにお悔やみ申し上げます。

 

それにしても、
岩倉知広の伯父(長男)がかわいそうすぎますね。

母親、弟、妻、その姉、知人をいっぺんに殺されるなんて。
けれどももっと早めに通報とかできなかったんでしょうかね?

何となく状況わかってただろうに妻や知人に行かせるしかなかったのでしょうか?

 

殺人の連鎖が起きたのは、異常な岩倉知広は別として、
最初に無断で仕事を休んでいる事で連絡が行った親戚の人の対応の仕方が不思議ですね。

家族全員が食中毒?無断欠勤で家族全員で旅行(夜逃げ)?
この時代に固定電話(年寄家庭なので)やそれぞれの携帯電話等幾つか知っていると思います。

 

その全てで連絡取れない。
見に行った妻も連絡が途絶えた時点で非常事態と気が付くんではないでしょうか。

 

それでもまた誰かを見に行かせて、
妻とも連絡取れない時点で警察同伴で知り合いに頼むならわかるんですが・・・。

 

見に行ってくれと頼まれる「不幸の電話」のようですよ。

   

このような親子の殺人が後を絶ちませんね。
理由は、

 

4070(現在40代の独身男性・独身女性と70代の両親と同居生活)や、

5080(50代の子供が80代の両親の介護や死去に伴う問題)

 

の問題で労働しない引きこもり等の息子、娘に対する親の不満、
世間体による殺人やその不満に子側が追い詰められた末に犯してしまう殺人の場合と、

親が一人で立ちいかず介護が必要になり、介護疲れの末の殺人。

 

今回は前者で親等が子に社会で労働してこいと追い詰めますが、
このくらいの年になり、

定職に就けていないと社会も就労させる事を拒み始め、
自分も自身に対する居場所が解らずどうしたら良いか解らない、混乱した状態になります。

 

そして殺人事件が起こる。

 

子の側だって、社会で活躍できる場所を、
つまり社会的な居場所を設けてあげればこうはならなかったかもしれません。

 

日本の働き方では約40代位から新たに働くこと事態が厳しいですし、
プライドを捨てれば、派遣やパートで働けるかもしれませんが、
それを捨てられないと労働すらできませんね。

 

やはり、
岩倉知広は働く気持ちのハードルより殺害の気持ちのハードルが低かったのでしょうか?

 

これから今回の「鹿児島5人殺害」は色々な真相が出てくると思いますが、

岩倉知広を精神病院への措置入院という病気の断定がされると、
現実には何も処罰が出来無いという最悪の事例かも知れませんよ。

 

心の病気だと認定させることに成功すれば、

警察からも法律からも逃げることが可能だと社会に思わせてはいけないと思います。

 

そんな病気を判定する医師も気の毒に思います。
正常だと自分が判定すれば、
その患者の行動が犯罪に認定され、懲役なり死刑にもなるキッカケとなりますからね。

 

普通ならば、
数回の裁判と、裁判員制度による判断もされて、多数の合同での判断がされるわけですが、

 

重大な大量殺人の場合は、
一番最初に医師が下す病気の判断により最終的には裁判を経てどんな結論に行くのかは誰でも分かりますし、
医師の脳裏にも横切ると思います。

 

死刑制度に反対の強い「思想」を持つ医師ならば、その病気の判断がどうなるのでしょうか?

 

判断を任される医師も苦しむと思います。
たった1名か数名の医師が、
多数の死亡者と苦しむ遺族が存在する事件の判断を左右することになりますからね。

 

これから強固な犯罪意志を持つ人間が、
病気を偽装する為の事前の実績作り(自ら通院実績を作る、奇行をわざと見せるなど)に、

数年を掛けた上で犯行を起こした場合、

これへの公的な対策が問われていくべきですし、その想定が大切に思いますよ。

 

はたして法律は変わるのでしょうか?今後の日本の課題となると思います。

 

あなたも仕事や家庭でどんなストレスがあっても、
深刻に考えて自他を傷付けることを考えるだけでも止めましょうね。

 

これが本当にシャレにならない悪魔を呼ぶんです。

 

悪魔を呼ぶのは、自分自身の生活内容だということを覚えて置いてくださいね。

 

「女性は土俵からおりて」大相撲の女人禁制の伝統は何を指してるの?

伝統文化としての女人禁制や男子禁制が今後も続けられるのは別に構わないと思いますが、
それが人命より優先されることは決してあってはならないことですよね。

 

今回の件を逆に例えるなら、
女湯が火事になっても男性(消防士含む)は救助に入れないってことになるのかな?

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すでにあなたもご存じと思いますが、
大相撲春巡業で舞鶴市の多々見良三市長(67)が土俵上で突然倒れた際、

救助に駆け寄った女性に対し「女性は土俵からおりてください」とアナウンスしたことが、
問題視されていますね。

 

市長はくも膜下出血と判明し、1ヵ月の入院が必要だということです。
そして、
一秒を争うこの病気を救命した女性達に対して、救命行動後に、
相撲協会関係者が大量の塩をまいていたそうですよ。

 

大相撲巡業 人命救助の女性に『女性は土俵から降りて下さい』

 

 

この「女人禁制」とは、
女の立ち入りを禁止することで、特定の寺院や霊場で信仰上女性を穢れ多いものとして、
はいるのを禁止した制度のことというのはあなたもご存じと思いますが、

 

でも日本では原始・古代の神道においては自然の神の多くは女性だったんですよ。

 

産む性である女性は、
出産を中心とした自然的機能が男性に比べて自然の一部であるため、
自然の神に対して、里の神として崇拝されていたんです。

 

どうして女性崇拝と女人禁制がつながるかというと、
「女神と人間女性の住み分け」すなわち、お互いの領域を侵さないためなんです。

 

岩手県九戸郡山形村の民話に「山の神対里の神」住み分けという話があります。

「夫が毎朝身なりを整えて山に仕事に行くのを不審に思った妻が、
他に女ができたものと思い込み、

夫の後をつけて山に入って見れば、案の定、美しい女が夫の後ろから支えていたんです。
妻が怒って近づくと、女はスッーと消え、支えを失った夫は崖から落ちて死んでしまったんです。

この女は山の神様で夫を守っていたんです。
だから、人間の女は山にはいってはならない」

 

里は人間の妻の領域であるが、山は女神の領域だったんです。

この領域を侵すと、女性は大切なもの、この場合は夫を失ったんですね。

   

今回の大相撲の土俵のような女人禁制の場所は、「伝統」という言葉で片付けられてしまうんですが、
この「伝統」というのは何を指しているんでしょうかね?

 

相撲の起源は重要なことを決める時に相撲を取り、
神の意志がどちらにあるのか知ろうとした神事にあるんですが、
だからといって女人禁制の理由にはならないようですよ。

 

なぜかというと、

神道最高神天照大神という女性神だからなんです。

 

また日本書紀には天皇が女官を集めて相撲をとらせたとあるそうで、
こんな話からわかるように「女人禁制は伝統」というのは全く説得力が無いみたいですよ。

 

さらに江戸時代の幕藩体制が崩壊したとき、
それまで大名に保護されていた力士たちは社会的にも経済的にも不安定な状況になったんですね。

そこで、
少しでも観客を増やすために、明治5年に女性の大相撲見物が許可されたんです。

 

また、
女人禁制の伝統を持つ祭りの約3割が、人手不足が理由で女性の参加を認めていますね。

 

男性のエゴで定められた「伝統」というのは意外とあっさりと崩れてしまうみたいですよ。

 

土俵の女人禁制は単なる女性差別である、と言われるのは当然のことかも。

 

そもそも、女性の穢れ思想もそれに基ずく女人禁制も、
男性が勝手に作り上げたものだからですね。

 

本当の意味での男女平等の社会を作るためには、

あなたも古代の日本人の自然観を正しく理解すれば、こうした問題も解決すると思うんですが・・・。

   

「Baby Box」国際シンポジウム 11ヵ国参加で熊本市で世界初!

親が育てられない子どもを匿名で受け入れる国内唯一の施設。
それが我が郷土熊本市の慈恵病院の「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)があるのを、
あなたもご存じと思います。

 

2007年5月に導入され、
外側から扉を開け、保育室に赤ちゃんを預けるとブザーが鳴り、職員が駆け付けて保護するんです。

保護責任者遺棄罪を定めた刑法などの法令に触れないよう、
児童相談所や警察と情報を共有し連携されています。

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そんな熊本の地で「Baby Box」(こうのとりのゆりかご)をテーマに、
11ヵ国が参加して国際シンポジウムが4/14と4/15の二日間にわたって開催されるんです。

 

●開催場所:熊本市民会館 夢ホール 

 

●4月14日(土)8:40~17:00

 シンポジウム及び常設展示解説(内密出産に関するセッションもあります)(12:10~13:00)

 

●4月15日(日)9:00~15:40

 シンポジウム及び常設展示解説

 

●料金(2日間通しチケット)

 一般:5000円(税込)
 学生:1000円(税込)

   

今回の会議は2007年に「こうのとりのゆりかご」を開設した慈恵病院が会議事務局となって準備し、
ゆりかご同様の取り組みのある、

 

ドイツやアメリカ、中国、韓国、インド、ロシア、ポーランド、スイス、ラトビア南アフリカ
そして日本の11ヵ国の運営者や研究者が参加し、
「Baby Box各国の現状と課題」をテーマに議論が繰り広げられるようですよ。

 

事務局会長である慈恵病院の蓮田院長は、

「Baby Boxは、数百年前から取り組まれていますが、
これまで世界レベルで議論が交わされた歴史はありません。

熊本市は日本で唯一Baby Boxがある地です。出会い・学び合い・助け合うをテーマに、
この世界初の試みが広く社会に役立つことを願っています。
賛成反対の立場に関わらず多くの方々にご参加頂きたいと思います」と。

 

シンポジウムは一般、学生の参加も可能で、
言葉の壁をとりはらうべく英語の逐次通訳も行われるようです。

 

また4月15日には参加費無料で熊本市国際交流会館6階ホールで、(11:00~12:00)
熊本市長で「こうのとりのゆりかご」開設に尽力された幸山政史さんが、

こうのとりのゆりかごの展望と課題」~開設から10年経過して~
という講演もあります。

 

あなたも「Baby Box」について考えるきっかけに、

理解もを深めるためには是非必要かもですよ。