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「女性の貧困」贅沢できないことが貧困なの?

「女性の」とつければいいってもんじゃない。
と思った「貧困寸前!急増する「女性の生活苦」知られざる実態」という記事。

 

ちょっと取り上げ過ぎでは?
男性でも貧困はありますし、

 

女性は結婚すれば何とかなる逃げ道もあるが、
男性は結婚すれば何とかなるという可能性は極めて低いんですよね。

 

貧困は女子にだけ襲いかかっている現象ではないですよ。
今年の流行語大賞にノミネートされた「下流老人」「子どもの貧困」など、
今の日本はどの年代、性別を見ても「貧困」から切り離せない状況となっているんですよ。

 


この記事は、
ダイヤモンド・オンラインとアンケート調査会社「リビジェン」の協力で、
女性の「生活苦」に関する意識調査を行ったみたいなんですね。
本調査の対象は、全国の一般女性200人(回答者は20代98人、30代102人)。

 

一部引用すると、
「日々の生活が苦しい」と答えた約6割の女性たちは、
具体的にどれくらいくらい生活が苦しいのか。

 

「現在のあなたの年収(配偶者がいる場合は世帯年収)はどれくらいですか」
という質問に対する回答は、

200万円台が24人、
300万円台が同じく24人(ともに21.1%)で最も多かったようで、

 

一方、
「なし(あるいは限りなくゼロに近い)」と答えた人も、15人(13.2%)と高い水準にあり、
これに、
「100万円未満」が13人(11.4%)、
「400万円台」が11人(9.6%)、
「100万円台」が10人(8.8%)と続く。
「500万円以上」と答えた人は全体のわずか17人(5.3%)

 

これを見ると、
年収のボリュームゾーンは200~300万円台であり、
日本における2013年の世帯所得の平均528.9万円を大きく下回っていることがわかりますね。

 

ではなぜこれほど生活が苦しいのだろうか。
「生活苦の理由は何ですか? (複数回答可)」という問いを投げかけると、

非正規社員(パート、アルバイト、派遣社員など)として働いており、年収が少ない」(36人)
が最多となり、

 

その他、
「子どもの養育・教育にお金がかかる」(30人)、
「ローンや借金があり、月々の返済が多い」(28人)、
「夫が低収入(あるいは無収入)で家計のやりくりが厳しい」(26人)、
「仕事に就いておらず、決まった収入がない」(24人)
などを挙げた人が多かった

 

ただ一方で「趣味や自己啓発に使う」「貯金する」「浪費してしまう」
などの回答も一定割合存在することから、
自己責任で生活苦に陥っている人もいることがわかるんですね。

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この記事のコメント813件の中で主なのを引用すると、

 

・貧困って、明日食べるものがないぐらいのレベルを言うのだと思っていましたが、
 最近は贅沢できないことを貧困と言うのですか?
 毎週の飲み会とか海外旅行とか、ちょっと我慢すればいいだけと思いますが。

 

・結婚する前、家賃8万弱のマンションに住んで、スマホ持って、飲みにも行ってた。
 でも、お弁当持参したり、交通費浮かせるために歩いたりして、
 貧困だとは思ったことはなかった。裕福だとも思ったことないけど、
 高い化粧品も服も買わないから、
 交際費は私の中で優先順位が上で納得してたし、映画もポイント貯めてシアターで安く鑑賞とか、
 そういうのを贅沢と思ってた。

 記事を読むと、多くの人は求めてる生活が贅沢すぎやしないかい?
 本当に食べるにも困るレベルの貧困の人が見えなくなるから、
 単なる身の丈を知らぬ人を貧困だと呼ぶのは止めた方が良いと思う。

 

・生活苦は女性だけではない。貧困寸前の男性もたくさんいます。

 

・同じ生活をしていても、生活苦だと感じる人もいれば、感じない人もいる。
 この記事を読んだら、「あれ、私も生活苦?」って急に不安になってきた。

 

・昔はみんな身の丈に合った生活をしていた。
 収入が少ないのに、飲み会とか旅行とか富裕層と同じ生活をしようとするから、
 貧困を感じるのだと思う。
 まず手始めにスマホ解約してみれば。

 あと正社員になれば。という意見は良く聞くが、
 正社員になれば、より大きな責任を負わされ、
 給与が業績に直結するようなことになるのは
 わかっているのかな?

 

・いくら貧困でも、しっかりスマホ
 俺、そこそこ。でもガラケー

 

・貧困なんているのか?
 必死に働いてるのか?
 その上で…
 スマホ持ってる段階で貧困ではない。
 シャンプーにこだわっていたら貧困ではない。
 コンタクトレンズやタバコやデザートなどは以ての外。
 高価な化粧などきりがない。
 身丈に合わない行動が原因としか考えられない。

 

・子供に好きな事をさせてあげられないのは
 昔からそうだったけどなぁ。
 普通に親にお金無いからダメって言われるし
 『よそはよそ、うちはうち』なんて言われたもんだ。
 最近はみんな一緒みたいな風潮が強い気がする。

 

・「他の人が持っているから私も欲しい」でまずビックリ。
 さらに、それが買えないから貧困という安直さ。
 金銭的もそうだけど、発想や思考が貧困になっていると思う。

 

・貧困と言う意味合いが良く分からない・・・
 戦後間もなくの貧困は本当に明日食べる物に苦労する時代だったが、
 今の貧困ってのは贅沢が出来ない貧困?
 

・仕事がないと言うが正社員募集しても応募がないという話をよく聞くが、
 男でも女でもやる気があれば相応の事が出来ると思うけど結局は楽して美味しいもの食べたり、
 旅行したり出来ないから生活苦と言う結論?
 相応の生活すればいいと思うけどな・・・

 

といろんなコメントがありましたが、
「身丈に合わない行動が原因としか考えられない」・・・という意見が多いように感じますが、
あなたはいかがですか?

   

私の知っている女性でも一人暮らしの自称「貧困」という人がいます。
普段通勤する時はGパンにドタ靴で、
昼食は自分で弁当を作り(おかずまでは知りませんが小さな弁当箱だったです)

給料は確か13~14万ぐらいで、
仕事も二つ掛け持ちでやっていたようです。

 

しかし、
どこかに出かける時はシャイなファッションで、
どこが自称「貧困」なんだと思ってしまうぐらい変わるんですね。(毎回違う服や靴だった)

その時思ったのは、
収入は少なくても「お金の使い道」ではないかと・・・。

 

一般的に貧困・生活苦の定義は、
手取り収入-家賃=85,000円以下になるのであれば貧困・生活苦だそうで、

この計算に当てはめてみたら1/3の独身女子が貧困なのだそうですよ。
収入は生活費で消え節約しても貯蓄が増えることもなく負のスパイラルに陥ってしまうみたいですが・・・。

 

でも全然仕事をしていないならともかく、
85,000円以下でもやろうと思えば何とかなると思います。

 

人間が普通に生活する上で必要なものは、
光熱費、食費、それにたまに買う日用品や洋服代等ぐらいで、

洋服を買うにしても、
今は安くて品質のいい服が充実してるから、カネなくても見た目ではわからないですよ。

 

だから、
せいぜい4~5万円あれば楽に過ごせますよ(一人暮らしの地方だけかもしれませんが)

 

「お金がたりない」なんていう人は、
別に何かにお金を使っているんでしょうね。

 

また年収1000万円でも、
生活が厳しいサラリーマンはたくさんいるらしいですね。

「それだけ貰ってて生活が厳しいなんて、嘘だろ!?そんなこと言ったら年収400万円のこっちはどうなるのだ?」
なんて思う人が多いかもしれないけど、これは事実なんですよ。

 

なぜ、
それだけの給料をもらっているのに生活が厳しいのか?

それは、単純に収入が増えた分、支出も増えている人が多いからで、
人より多くの収入があることで、生活水準が上がってしまい、
その結果、
支出も大きく膨らんでしまうからですよ。

 

だからあなたが「貧困」からの脱出するための今後の計画を立てる際に、
あなたよりも苦しい状況に置かれている人々の経験から学ぶことが重要と思いますよ。

 

具体的な話を聞くことも意味がありますが、
小説から得る知識も重要です。

 

たとえば薬丸岳著の小説『友罪』は、
少年時代に殺人を犯す、いじめで友だちを見殺しにする、息子の起こした交通事故で一家離散になる、
AVに出演した過去の重荷を克服できないなど、
さまざまな苦難を抱えながら懸命に生きていく人々の姿を描いた作品です。

 

元AV女優の美代子がこんなことを言います。
「鈴木さんはわたしにひとつ大切なことを教えてくれました。
わたしが自分の過去に縛られて苦しんでいるときに鈴木さんはこう言ってくれたんです。

逃げ回ることなんかない。別に何か悪いことをしてないんだから逃げ回ることなんかないよって。
あなたも自分がやったことが正しいと思うなら逃げることはないじゃないですか。
逃げるっていうことは自分のやましさを認めている証拠よ」と(『友罪』505~506頁)

 

人生には巡り合わせがあります。
生活の困窮もその一つです。

 

現在の生活から逃げようとしても、問題を解決することはできません。
種々の可能性を検討して、

自力ではこれ以上、生活できないということになれば、
生活保護を申請するのも一案です。

 

自分に自信を持って頑張るしかないんです。

 

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