美ビルド・ネットの熊本はてな?

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プレミアムフライデーは「金曜労働ショー」なの?

本来「プレミアム」は高級感を醸し出す言葉だったはずなのに、
「プレミアムうまい棒」とか「プレミアムチキン」とか「プレミアム牛めし」などの、
商品名で使われるようになってから逆に陳腐なイメージしかもてなくて、

 

プレミアムフライデーって揚げ物セールの日かな?」
とか考えてたら、
ローソンが本当にコロッケを金曜に値引販売するそうで笑ちゃいますね。

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2月24日金曜日が初めてのプレミアムフライデー実施日だったみたいで、

 

経済産業省によると、
「月末の金曜日は15時に仕事を終えて豊か・幸せに過ごす」という新しい施策で、

 

プレミアムフライデーを月末の金曜日に設定したのは、
給料日直後の週末で財布のひもが緩むことが期待できるからそうで、

消費喚起のほか、週末の休みが長くなることで、
旅行の増加による地方活性化や働き方改革につなげる狙いもあるそうですが、
実際に社員に早めの退社を促している企業は130社(23日時点)にとどまっているみたいですよ。

 

(おそらく大企業ばかりでしょうが、
これから就職する方にはこういう企業に入れるように努力しないといけないですね)

 

いくら年に一度ではなく、毎月末の金曜日に行われるイベントであることを強調しても、
普通の会社に勤めている方には難しいですよね。

 

そして大手企業が3時に帰る分、
下請け企業の仕事量にしわ寄せがいかないか心配しますね。
結果として仕事を自宅に持ち帰る「風呂敷残業」が増えてしまうかも。

 

ちなみに、
我が郷土熊本県プレミアムフライデーロゴマーク申請企業・団体は、
(実際にやっているかどうかわかりませんが)(2月26日現在)

 

エクステム ソフトウェア ジャパン 株式会社(アプリケーションを開発している会社)
 
ANAクラウンプラザホテル 熊本ニュースカイ
 
生活協同組合くまもと
 
株式会社 ナバック
 
ホテル日航熊本
 
ホテル メルパルク熊本

 

とたった6件なんですよ。

 

全国では企業・団体は3930件みたいですが、
まだまだプレミアムフライデーが熊本に根付くのは遠いみたいですよ。

 

日本経済新聞(2017年2月21日付)が大手企業を対象に、
プレミアムフライデー」に関する社員への対応を聞いたところ、

退社時刻を早めるよう「対策を決定・検討している」と回答した企業は全体の約37%。
その半面、
現時点では「特に対策は考えていない」という答えも約45%あったみたいです。

   

そんなプレミアムフライデーを当て込んで、
色んな商店や飲食店では営業開始時間を早めたり、

 

スーパーなどでは、
イベント開催、食べ放題やセール、飲食の割引等、カードのポイント増など、
サービス提供が先行しているみたいですね。

 

確かにプレミアムフライデーみたいに特定の日に早期退社を促せば時間的な余裕はできますが、
消費は時間があれば拡大するというものでも無いような気がしますよ。

消費の原資となる稼ぎが十分でなければ、
あなたもなかなか消費にお金を回さないですよね。

 

人によっては勤務時間が短くなることで給料の総額が減り、
かえって消費に消極的になる可能性もあるでしょうし、

月末の金曜日は業務が山積している職場も多いことから、
キャンペーンの設定日にはふさわしくないかもしれませんよ。

 

そして非正規社員の人は時給制が多いと思いますから、
労働時間が減れば減収になるので「3時で帰れ」と言われても、うれしくない制度かもですね。

 

またプレミアムフライデーは、
小売りや外食産業にとっては顧客対応の負担が増し、
長時間労働是正などの働き方改革の流れに逆行しますから、

 

これでは「金曜労働ショー」になりますよね。

 

あとプレミアムフライデーを奨励したりしても、
業務の効率化を考えずに働く時間だけを短くするだけでは仕事を残したまま帰宅したり、
自宅で作業をするためにこっそり仕事のデータを持ち帰ったりといったことになりかねませんね。

 

その結果、
仕事に遅れが生じてビジネスの成長に歯止めをかけたり、
情報漏えいによるセキュリティリスクが高まったりするのでは本末転倒みたいですよ。

 

そういえば、
2年前から勤務時間を1~2時間前倒しする夏の朝型勤務「ゆう活」なんてありましたね。
早く帰ろうというムーブメントみたいだったですが、
今や口にするのも恥ずかしい状態になっているみたいですね(一部では定着しているかもしれませんが)

 

今回のプレミアムフライデーが「働き方改革」というのなら、
いっそ休みにすればいいと思いますよ。
なんかいかにも中途半端な取り組みかなと感じます。 

 

プレミアムフライデーが定着するかどうかは今後の取り組みによるでしょうね。
子供だましの消費促進策、意識高い系アピールではなく、

 

いかに仕事の絶対量とまかせ方を変えるか、
サービス残業を誘発しないようにするか、
遊ぶ金をあなたに配るかということにちょっと踏み込むといいかもですね。

 

やはりプレミアムフライデーの対象は、
3時にピタッと帰れるような、それこそプレミアムな人達(勝ち組)だけってことかもしれませんね。

 

プレミアムフライデーを実践出来る「選ばれしもの」

他は関係ナッシングなのか?