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手荷物検査は東海道新幹線火災でどう変わる?

神奈川県小田原市上町を走行中の東海道新幹線出火して、
乗客のうち何者かが車内に液体をまいて火をつけたの原因らしいですが、
全身にやけどを負った男と60歳くらいの女性の死亡を確認。
ほか1人が重傷を負い、8人がけがをしているということで、
けが人の早期の回復を願っています。

 

「世界一安全」とされる新幹線では、
空港のような乗客のセキュリティーチェックは現在のところ行っていませんが、

 

決まりとしては、
危険物、例えば爆弾やガソリン等や動物、
ケースに入れていない犬や猫、ライオン、象など
(本人が随伴する盲導犬介助犬聴導犬を除く)、
悪臭のするものは常識においても持ち込み厳禁で、

大きさについても縦、横、高さの合計が250cm(長さは2メートルまで)以内、
重さが30キロ以内のものを2個までと一応の決まりはありますが、
常識外れの大きな物でなければ持ち込んでもよいみたいで、

旅行鞄、スーツケースは勿論のこと、
ギターやスノーボード
自転車も解体が出来、袋に収納されていれば問題はなく、
それ以外の大きい手荷物に関しては手回り品料金が発生する
というのが現状のようです。

 

新幹線の車両自体は燃えにくい構造になっているため
延焼の恐れはないとされていますが、
ガソリンは3Kg未満なら手荷物として持ち込んでもいいらしいんですね。

 

ヨーロッパのユーロスターなどは、
かなり前から 手荷物検査があったり、
上海のリニアモーターカーでも 手荷物検査があります。
日本だけがこの点では遅れているみたいですが、
暗黙の信用の中に安全が成り立っているんですね。

 

1編成16両で定員1323人の新幹線で、
乗客全員にセキュリティーチェックを行うことは難しいし、
抜本的な対策はできにくいですが、

 

男が車内に油をまいて火を放った今回の事態を受けて
どうなるのか?

 

私は、手荷物検査が行われることは間違いないと思いますが
飛行機と新幹線では利用者の数が全然違うし、
また、飛行機は2つの空港間の移動ですが、
新幹線は途中に駅がありすべての駅で手荷物検査を行うとなると
大変なコストになります。

 

新幹線は在来線を降りてすぐ乗り換えができるというメリットがありますが、
いちいち手荷物検査をしていればそのメリットも失われるでしょうし、
今はJRとしてはダイヤを遵守することを目標にしているでしょうし、

いちいち手荷物検査や身体検査をしていたのでは時間が
有効活用できないという事も挙げられるかも知れません。

 

お盆などの帰省ラッシュのときなどはユーロスターなんかよりも
よっぽど乗車率は高いですから手荷物検査なんてやってられないと思います。

それと手荷物検査での混乱も予想されますね。
飛行機なみに発車30分前には乗車手続きとかになるし、
手間がかかるから運賃が上がるかも知れないし、
JRと利用者が受けるダメージは計り知れないかもしれません。

 

今、JRや国土交通省は難しい判断に直面していますね。

莫大な設備費と人件費と時間を要するからですね!