北朝鮮「日本は孤立」強調 日本は蚊帳の外でも何一つ困ることは無い？

孤立でも疎外でもいいから、
今の北朝鮮の思惑に添った和平(？)プロセスには距離を置いた方が良いと思いますよ。

トランプ大統領は歴史に名を残したくて焦っているのか、
ほぼ北朝鮮の意向通りに動いているように見えますね。

段階的廃棄、人権問題は取り上げない（拉致問題）、経済支援は日中韓。
こんなのについて行く必要無しです！

なんでも北朝鮮の祖国平和統一委員会のウェブサイト「わが民族同士」の論評で、

「米国の手下にすぎない日本反動らが『最大の圧迫共助』をわめき立てている」とか、

「そのような醜態がもたらすのは、現在のような『日本疎外』現象だけだ」

なんてわめき立てているみたいですね。

どうも「日本の孤立」をあおることで、日本の接近に期待しているみたいだが・・・。

そもそも、
この「日本外し」は４月２７日に行われた韓国と北朝鮮の南北首脳会談から始まっているみたいですよ。

板門店宣言を発表しましたが、
ここで特に重要なのは、第３項の安全保障に関する部分で、

北朝鮮政府が事実上運営するウェブサイト「ネナラ」（朝鮮語で「我が国」という意味）に掲載された、
日本語訳から引用すると、

第３項の③で、
「北と南は、停戦協定締結６５年になる今年に終戦を宣言し、停戦協定を平和協定にかえ、
恒久的かつ強固な平和体制構築のため北・南・アメリカの３者、
または北・南・中・アメリカの４者会談の開催を積極的に推進していくことにした」

この合意は朝鮮半島の政治的枠組みを変化させる可能性があるんですね。

朝鮮休戦協定では、
当時の李承晩・韓国大統領が拒否したために、署名者は朝鮮国連軍（事実上アメリカ）、
北朝鮮、中国義勇軍の代表者だったんですね。

これまで朝鮮休戦協定の当事者でなかった韓国が、
平和協定については正式なプレイヤーとして加わるという意味を持つんですね。
これは韓国外交の大きな勝利かもしれません。

同時に今後、韓国・北朝鮮・アメリカの３者協議、
韓国・北朝鮮・中国・アメリカの４者協議を行うということは、

朝鮮半島の非核化に関する現在の韓国・北朝鮮・アメリカ・中国・日本・ロシアの枠組みから、
日本とロシアを外すということなんですよ。

３者協議もしくは４者協議の枠組みができると、
日本に対する北朝鮮による核の脅威をどう除去するかという協議に、
当事国である日本が参加できない事態になるみたいです。

こういう内容が板門店宣言に含まれているんです。

そして北朝鮮が韓国との時差を同じにしましたが、
異なる国民を同じ国民であるとし、政治共同体みたいなイメージに持って行くようです。

この意識で、日本による植民地支配という共通の記憶で結びつくようにしているんですね。

だから、拉致問題を「既に解決された」「白紙化された」とし、

その前に、
「過去にわが国を占領し、わが民族に対し耐え難い不幸と苦痛を与えた前代未聞の罪をまず謝罪し、
賠償すべきだ」と主張しているんですよ。

でもこの問題は、「平壌宣言」（2002年）により、
「双方は、国交正常化を実現するにあたっては、1945年8月15日以前に生じた事由に基づく
両国及びその国民のすべての財産及び請求権を相互に放棄するとの基本原則に従い、
国交正常化交渉においてこれを具体的に協議することとした」

と、すでに北朝鮮も戦後賠償の放棄で合意しているんですよね。

（韓国もよく過去を蒸し返しますが、やはり同じ民族ですね）

やはり日本は世界第７位の軍事力というけれど、専守防衛にしか使えないから舐められますね。

北朝鮮がアメリカと対話するのはアメリカの強大な軍事力を恐れているからで、
ある意味、武力が無いと対話のドアなんて開けない面もあるかもしれませんが、

今は静観する安倍さんの手法でいいんじゃないかと思いますよ。

そして、
「日本が蚊帳の外に置かれることはない」と断言していますし、

「日本は蚊帳の外でも何一つ困ることは無い！
むしろ税金を無駄な支援金に使わなくて済むから有難い。」と思っているかもですね。

これがほとんどの人の本音じゃないかと思うんですが、

あなたはいかがですが？