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1億2千万円盗難 茨木「昇運輸」から 銀行に預けなかった理由はなんだろう?

不思議な事件だけど、分かりやすそうな事件にも見えるんだが・・・。

 

お金、盗っても良いよ、みたいな状況で、
鍵無し、おまけに無人、お金粗末に扱った、罰なのか・・・?

犯人も1億円なんて運ぶのも大変そう簡単に持ち出せるの・・・?

 

なんか色々胡散臭い事件みたい。

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というのは、
茨城県つくば市上大島の運送会社「昇運輸」の事務所から現金約1億2000万円が盗まれたと、
つくば北署が4日に発表したんですね。

 

なんでも4日午前2時頃、
同じ敷地内にある自動車販売修理会社の休憩室で休んでいた男性従業員が、

建物に何者かが侵入するような音を聞いた後、
外で車の発進音や人の声がすることに気付き、110番したんです。

 

警察官が駆けつけて調べたところ、
事務所の1階と2階に分けて保管されていた現金計約1億2000万円がなくなっていたんです。

1、2階には荒らされた形跡があったらしいですが、
無人で、勝手口と一部の窓は無施錠だったそうですよ。

 

運送会社だから深夜に出発する運転手もいるから鍵を掛けてなかったかもしれませんが、
1億2千万も現金を置いているのが意味不明ですね。

 

普通、多額の現金を銀行に預けない理由は、
税務署から把握されたくない収入の場合が多いんですね。
 

言い換えると、
銀行に預金すれば、経営状態を税務署に把握されて、税金をそれなりに持って行かれるので、
そうされないためにタンス預金していたのかもしれません。

 

ハッキリ言うと脱税行為だったかも。

 

収入ガラス張りのサラリーマンは、給与から税金を天引きされますが、
自営業者や企業経営者は、税金については自己申告ですからね。

 

もしかすると、
リベートなど営業外利益とか投資で一儲けしたとか会社の内部留保という感じかもしれませんが・・・。

 

また経営者は銀行に借金することもあります。
返済が遅れれば預金を引き出せなくなるので、そういう場合の為に現金を手元に置いていたのかも。

 

銀行はまとまったお金を下ろそうとすると執拗に用途等を聞かれわずらわしいですもんね。

   

それにしても、
最近はタンス預金をする人が増えていますね。

 

私たち庶民がよく利用する銀行の現在の「普通預金」の金利は、
「0.001%」というところがほとんどですね。

 

100万円を銀行に預けていた場合、
100万円の1%は1万円、0.1%は1,000円、0.01%は100円、0.001%は10円という計算になります。

 

つまり、
1年間でつく利息は10円で、1ヶ月単位で言うと1円を切ってしまうんです。
定期預金で利息が10倍位になりますが、それでも1ヶ月10円を切るんです。

 

また日銀が発表した「マイナス金利」は金利がマイナスになる可能性が出てきますね。
通常は100万円預けると、0.001%の金利の場合10円が付きます。

 

しかし、
これがマイナスになると99万9990円となる可能性になるんです。
つまり逆に金利を取られる可能性が出てくるということなんです。

 

そうなると銀行に預けておくメリットは、
泥棒などから守るための金庫の代わりということになりますね。

 

ちなみに、
銀行員は「他人には勧めても、自分では定期預金にお金を預けない」そうですよ。

 

定期預金は、元本が保証されているので預けたお金が目減りすることはありませんよね。
絶対に損をしない安全な選択だし、
少しずつでも利息がつくからプラスじゃないの?とあなたも思われるかもしれませんが、

現在の平均的な定期預金金利は、
1年以上預けて、ネットバンクで0.3%、メガバンクで0.03%という数字なんです。

 

この金利の数字を考える時には「72の法則」という計算方法を使うといいらしいですよ。

 

これは、
「72を金利の数字で割って、出た答えが、預けた金額が倍になるまでの年数を表す」というもので、

 

たとえば100万円を預けて倍の200万円になるのにどれくらいかかるのか?と考えた場合、
現在のメガバンク金利だと

72 ÷ 0.03% = 2400

と、2400年もかかってしまうということになるんですね。

 

そんなにかかっていては話にならない!とあなたは思いませんか。

 

逆からも考えてみると、
たとえば20年後までに今あるお金を倍にしたいと考えているとして、
そうするためには金利何パーセントの商品が必要なるかと考えると、

 

72 ÷ 20 =3.6

 

つまり、金利が3.6%見込める金融商品であれば、20年後に預金額が倍になるというわけなんですね。

 

でも現在の日本の銀行の定期預金で、金利が3.6%を超えるものなど見つかりませんよ。

 

だから、
「定期預金に預けるだけのお金があるのなら、
他のもっとお金を増やすことのできる金融商品にお金を移したほうがトクだ」
と考えているのが銀行員のホンネなんですよ。

 

いずれにしても、

 

今回の1億2千万円盗難、

 

警察署の金庫なら捕まらないけど、運送会社事務所なら犯人も捕まるでしょうね。