美ビルド・ネットの熊本はてな?

「美ビルド・ネットの熊本はてな?」は我が郷土熊本県を中心にお役に立つ情報をあなたにお伝えします。

時速235キロでチャレンジャー運転 クルマの力借りて強がるのが精一杯だった?

新幹線の実質的な速度215キロより早いですね。
事故起こさなかったのが不思議なくらいで、こんな輩と巻添えとかは御免こうむりたいです。

 

まさか、罰金だけで済ませないですよね?

 

悪質な場合は、一生免許を与えてはならないと思います。
感情的には、仮釈放なしの無期懲役位にしてほしいですが・・・。

f:id:ky4490:20180301181105j:plain

というのは、東京都国立市の中央道上り線で、
国内で過去最悪のスピード違反で法定速度を135キロ上回る時速235キロで、

米国製「チャレンジャー」(排気量6・4リットル)を運転した疑いで、
警視庁は白井良宗(41)を逮捕したんです。

 

この白井良宗という輩は3年前から法定速度を大幅に上回るスピードでの運転を繰り返していて、
速度違反取締装置には中指を立てて挑発する様子も記録されていたらしく、

「(オービスに)映っているのが自分かどうかわからないので否認する」
と供述しているそうですよ。

 

ニュースの映像を観てみると、
「どうだ!俺は日本で初の記録を出してやったぜ!」とか思ってるのかヘラヘラしてますが、
格好がみすぼらしいし、小汚ないですね。

 

きっとクルマの力借りて強がるのが精一杯だったんでしょうね。

 

そういえば、
10年くらい前、フェラーリのF40で常磐道を310キロ走行の210キロオーバーした、
輸入車販売店オーナーが逮捕された事件がありましたね。

 

フェラーリのメーターと前方風景をビデオ撮りして「300キロの世界」というビデオを売る為で、
スピード違反が現行犯じゃなく、ビデオが証拠になって逮捕有罪になったみたいです。

 

日本のオービスは、

Hシステム(生産終了) 速度測定限界220Km/hで、

LHシステム 速度測定限界240Km/h 、

移動オービス 速度測定限界199Km/h

光電管式タイプ  速度測定限界230Km/h 、

 

みたいですから、
オービスに映りたくないけどかっ飛ばしたい人は240km/h以上でどうぞ!

   

ところで、
自動車のスピードメーターは、
大半の車種で時速180キロ(軽自動車は140km/h)まで表示がありますね。

日本では一般道路の最高速度は時速60キロ、高速道路でも100キロが上限であり、
それ以上はスピード違反になります。にも関わらずです。

 

これには4つの理由があるらしく、

 

一つ目の理由は、
スピード違反というのはあくまで公道で適用される法律で、私有地では関係無いんですね。

 

たとえば鈴鹿富士スピードウェイなどのサーキットコースは、
私有地の中ということで、180キロまで出そうがスピード違反にはなりません。

そしてカーレースの中には、
F1のような特殊なクルマを使って競うものもあれば、一般の自動車を使って行われるものもありますね。

 

二つ目の理由は、
海外の道路事情とも合わせて作られている事なんです。

 

現在、日本の自動車メーカーは国内だけでなく、海外にも販売していますね。
それどころか、ほとんどのメーカーが海外での販売台数の方が多いという状況ですよね。

ベンツEクラスのスピードメーター日本では、
法定速度の上限は100km/hですが、海外ではそれ以上の速度が出せる国も多いんです。
(ドイツのアウトバーンとかは上限速度が無いですね)

自動車メーカーでは、クルマを設計する際に、日本向けと海外向けで、仕様を極力変えないのが基本です。
コストを削減するために、基本仕様はなるべく統一されるんです。

 

同じクルマを海外で販売する際は、どうしようもない部分(左ハンドルに変える、等)を除けば、
日本用も海外用も基本的に同じものを生産しますから、
スピードメーターなど、わざわざ作り替えてもコストの無駄なので、極力同じものが使われるんです。

 

三つ目の理由としては、
日本国内で100キロが上限速度であっても、それ以上のスピードが出る馬力を備えておく必要はあるからで、

 

海外では法律上100km/h以上でもスピード違反にならない国もありますから、
わざわざ日本国内向けにだけ「それ以上の速度が出せるにも関わらず」
スピードメーターを削って表記していると、お客さんは貧乏臭く感じてしまうんです。

戦後間もない頃は、時速100キロ出るというのは「高性能な自動車」というイメージでしたが、
今では軽自動車ですらそれを追い抜いていますね。

 

高い性能があるなら、表示しておきたいと考えるのが、メーカーの心理ですから、
いきなり180キロになったのではなく、
年を追う毎にクルマが進化し、それをPRする為にスピードメーターも伸びてきた訳なんですね。

 

四つ目の理由は、
メーターが100キロまでだと、
どれだけスピード超過しているか分からないという問題が生じるからなんです。

 

あなたも高速道路で走っているとわかる思いますが、
実際に100キロを超えるスピードで走っているクルマは、かなり多く存在しますね。

しかし、さすがに150キロ以上のスピードで走るクルマは、滅多にいませんよね。
スピードメーターの表示が抑止力となり、
ドライバーに「ちょっと飛ばし過ぎだな」と自制心を働かさせるからなんです。

もしメーターが100キロまでしか表示がないと、
ドライバーに自制心を感じさせる手段が「体感速度」だけなので、抑止力が働きづらいんです。

 

人間の体感速度は極めていい加減で、
たとえば周りのクルマが全て120キロで走っていれば、
大抵の人が「120キロも出ていない」と感じる傾向にあるんです。

これでは抑止力が働きませんから、
当然、大事故の発生確率が大きく増えてしまいますよね。

前に述べたように高速道路でも150キロ以上で走るクルマはさすがに少ないので、
180キロまでスピードメーターを備えるのは、抑止力を働かせるのに丁度良い数値なのでしょうね。

 

最後にウルグアイの大統領で「世界一質素な大統領」と言われたムヒカ元大統領が、
日本に来日した際、こんな発言をしました。

 

「命ほど素晴らしいものは無いんだよ。もし許されるならば、今からまだこの倍でも私は生きたい」と。

 

今回の時速235キロでチャレンジャー運転して事故を起こさなかったから良かったですが、

せっかく授かった命は大事にして欲しいものです。