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「人獣共通感染症」で死亡例 人とは違う生き物だという認識が薄れている?

のどに餅を詰まらせて亡くなる方(窒息死)は、一月だけで1300人もいる。

2015年には風呂で溺死された方が5000人近く。(10年前の1.7倍)

身近な事故死というのが意外と多いんですが、

 

一昨年の感染死亡例を今さらこんな風に騒いでも・・・。
いつでも感染する可能性があるから、騒ぐなとは言わないけど、

マスコミは常に「センセーショナルなもの」を求め、
盛って報道するので、歪な情報として拡散することがあるので注意が必要ですね。

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というのは、
産経新聞が犬や猫などから人間にうつるとされる人獣共通感染症「コリネバクテリウム・ウルセランス感染症」で、
国内初の死亡例が発覚し、ペットの飼い主らに動揺が広がっていると報道しているんですね。

 

亡くなった福岡県の60代女性は猫の餌やりからの感染が疑われたそうで、
ペットや野良猫から人間にうつる病気は多く、
専門家は「動物とは適度な距離を保って」と呼びかけているみたいです。

 

国立感染症研究所によると、
平成29年11月末までに報告されているコリネバクテリウム・ウルセランス感染症の感染例は25件で、

 

多くはペットとして猫や犬を飼っていたり、野良猫に餌をやったりするなど動物との接触があって、
動物から人間にうつる感染症が多いんですが、
ペットの数や室内飼いの増加によりペットから人への感染は増加傾向なんだとか。

 

たとえば、
犬や猫の多くが持つパスツレラ菌は、犬や猫には無症状なんですが、
かまれたり引っかかれたりして人間が感染すると肺炎や髄膜炎を起こし死亡することもあるそうです。

 

また多くの動物がもつ寄生虫トキソプラズマ」は妊婦が初めて感染すると、
胎児に障害が出る恐れがあるそうです。

 

あと唾液など動物の体液は感染源として、
口移しで餌をやったり同じ布団で寝たりするなどの過剰な接触は避けるよう注意を促しているみたいですよ。

 

やはり犬や猫と人とは違う生き物だという認識が薄れているんだろうか?

 

それにしても、
2001年から2017年までに25例しか無いのは死亡原因がペットからの感染症で報告された数みたいですね。

 

実際は死亡原因が断定できないケースも少なからずあるのではと思いますよ。
渡り鳥の糞(呼吸器に入っただけで死ぬ場合もあるらしい)とか、
野良猫とかは、かなり危険だとは病院関係の人はよく言っていますね。

 

今は飼っていませんが、私は一番多い時で犬を7匹飼っていましたし、
常時3匹は家の中で飼って寝食共にしていましたが、「人獣共通感染症」なんて意識も無かったですよ。

 

ただ手だけは毎回洗っていましたが・・・。

   

では、
ペットからの「人獣共通感染症」などの病気を予防するにはどうすればいいんでしょうね。

 

やはりどんなに可愛いいペットでも人間ではありませんよね。
人間は人間、動物は動物と、節度を持って接することがペットと飼い主、どちらのためでもあると思いますよ。

 

そしてペットの病気を予防するには、
狂犬病の予防接種や、ワクチン接種や寄生虫の駆除など、定期的に行い、

ペットのかかりつけ医をつくり、
不安なときは相談ができる環境にしておけば安心ですよね。

 

また私ように室内で飼うのが良いみたいですよ。
ペットを室内飼いすると他の動物や汚染環境からの接触機会が減ることで感染症のリスクが低くなりますね。

どうしても外と出入りをする場合は、
家族の食事スペースや寝室はペットの居場所と別にするようにしましょうね。(私は一緒でしたが)

 

また過剰なスキンシップを控えた方がいいみたいで、
特に乳幼児やお年寄り、免疫系の疾患を持つ人は、必ず獣医師と医師に相談し、適切な指導を受け、
人だけではなく、動物の健康管理に心がけてくださいね。
 
体力が落ちているときや体調が悪いと感じたら、
かかりつけの獣医師のもと、
感染管理をきちんとしている犬や猫やウサギ以外のペットとの接触は避けるようにしましょう。

 

そして、注意をしていてもうっかり噛まれて傷が出来てしまった場合は、
すぐに大量の水道水で洗い流し、消毒など治療は、医師の指導に従ってくださいね。(放置しないように)

 

それと手に付着した病原体や菌が身体に入ってしまわないように、
ペットと接触した後はしっかり手洗いをしましょうね。
(特に猫のトイレ掃除や手入れ後の手洗いは、石鹸で入念に)

 

あと清潔で快適な住環境を整えることは人間と一緒ですね。
ペットの糞尿の処理は速やかに行うのはもちろんのこと、
ペットの小屋や鳥かごはまめに掃除をして清潔に保ち、細菌が繁殖しないようにしましょう。

 

最後に「コンパニオンアニマル」という言葉があります。
「伴侶動物」と訳されますが、(ちなみにペットとは愛玩動物です)

 

この「コンパニオンアニマル」とは、
相手の動物のことを知り、相手の動物を思いやり、そして動物から人への感染症を管理できる動物のことを言います。

 

今のところ、「コンパニオンアニマル」になれる動物は、
「犬、猫、ウサギ、馬」に限られていて、

犬、猫、ウサギ、馬は、きちんと管理することにより、
人獣共通感染症」のコントロールができ、一生涯「人と動物とが生活できる」と考えられているんです。

 

あなたが犬や猫をペット(愛玩動物)として考え、

あなたがかわいがるための動物、あなたが満足するための動物として考えるのか、

 

それともコンパニオンアニマル(伴侶動物)としてしっかり「人獣共通感染症」を管理するのか、

 

あなたはどちらですか?