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「睡眠不足」日本の女性は本当に眠れないの?

男性は仕事 

女性は仕事+家事 という家庭が多いと思いますが、

仕事+家事+育児という女性もいるでしょう。

 

必然的に早起き遅寝になるのかな?

 

ただ育児の場合は、
子供は大きくなれば手が掛からなくなると思えば何とか辛さをやり切れると思いますが、
老人介護は先が見えないし、状況は悪くなる一方だが・・・。

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 9月3日は「睡眠の日」だそうで、 9・3 キュー・スリー → ぐっすり
と「ぐっすり」を無理に引っ掛けたゴロ合わせだそうですが、

 

主要28か国で女性の睡眠時間が短いのは、
日本、メキシコ、韓国、インドだけで、とりわけ、日本の働く女性は睡眠時間が短いそうですよ。

 

たとえば、
正社員でフルタイム働いて、帰りにスーパーで買い物、食事の準備、母親の入浴の介助、オムツはかせ、
爪切、耳掃除、ドライヤー、入れ歯洗浄、母が寝た後、汚したシーツの洗濯、その他雑用、最後に自分も入浴、

朝は朝食と昼食の準備、インシュリン射ってやり、慌てて出勤。
昼休みにスマホでヤフーは見れるけど、あまりテレビも見る間がなく、平日の睡眠時間は5時間。

短いのか長いのかわかりませんが、土曜日だけは9時間寝るそうで、
休日は掃除や洗濯でほぼ終わり。

高齢の母と二人暮らし。更年期で血圧も高くなってきて自分に何かあったらどうしよう。
不安一杯。

という女性もいます。

 

また日経ウーマンオンライン上で読者(有効回答者数:383人)を対象に実施した、
「忙しい働く女性の睡眠の実態」のアンケートでは、

 

●Q.普段、寝る準備ができて寝床に就く時間(平日)は何時頃ですか?

一番多かったのは0時。次いで、23時。約半数が、日付が変わるまでに寝床に就いていますが、
31.9%は0時を過ぎているという結果に。

しかし、実際に眠りに就く時間を聞いてみると、
一番多かったのは0時30分で18.8%、次いで0時の17.7%、1時の13.9%と、
寝床に就く時間とはやや開きがあり、寝付くまでに30分ほど時間がかかっている印象なんです。

 

●Q.普段、寝床を出る時間(平日)は何時頃ですか?

最も多いのが、6時30分でした。67.6%が6時30分までに起床している結果に。
5時30分前に寝床を出ている人も25.9%いました。皆さん、朝が早いようですね。

 

●Q.普段の平均睡眠時間(平日)は何時間ですか?

5時間58分

眠りに就く時間と、朝目が覚める時間の平均値から算出した読者の平日の睡眠時間は、5時間58分でした。
平均睡眠時間が6時間を切っている実態が明らかになりました。

理想の睡眠時間の平均値は7時間32分だったので、理想よりも現実は1時間30分も短いという結果に。
.

と6割の女性が自分の睡眠に満足していない・・・睡眠不足を挙げる人が多数なんですね。

日本人の睡眠時間はだいたい1日平均7時間43分みたいで、
これでも短いほうなんですが、
働く女性はそれより約2時間ぐらい短いのには驚きます。

 

英国の非営利の研究組織、ランド・ヨーロッパは16年に、
睡眠が1日6時間未満の人は7時間以上の人より死亡リスクが高く、

生産性の低下や労働力の喪失による経済損失が、
日本ではGDPの2.92%に当たる1380億ドル(約15兆円)との推計を発表したんです。
睡眠不足が蓄積した「睡眠負債」に警鐘を鳴らす研究者もいるんですが・・・。

 

どうも睡眠不足の日本人が多い大きな原因は、

やはり長時間労働にあるみたいですよ。

年間総労働時間は1700時間台に減りましたが、正社員に限ると1990年代から2000時間前後で横ばいなんですね。

   

そんな「睡眠負債」(最適の睡眠時間が7~8時間の人が6時間未満だと、足りない分が負債になります)
の対処はあるのだろうか。

 

よく聞くのが土曜日などの週末に寝だめするというパターンなんですが、
これは一つの解決策ではあるんですが、

 

生活リズムを崩す懸念もあるんですね。

 

特に金曜の夜から土曜の昼までといったように15時間以上も寝るとなると、
週末の体内のリズムがおかしくなり、これが「ブルーマンデー」の引き金になる恐れもあるんですよ。

 

その場合は、
金曜の夜は普通に7~8時間寝て、土曜の朝は少し遅めに起きて、昼寝をするというのがいいみたいですよ。

 

ただ、
週末に1~2時間、昼寝をしたくらいでは、平日にたまった負債を完済することはできないですから、
やはり平日に対処した方がいいみたいなんですね。

 

それでは平日の対処法というと、

 

やはり「昼寝」ですね。

 

でも一般の会社でオフィスに昼寝スペースを設けている会社はまだまだ少ないし、
昼寝した方が結果的に仕事の効率が上昇する、
という認識が会社全体に行き渡っていないと実行は難しいかもしれません。

 

週末の寝だめもダメで、平日の昼寝では根本的な解決策にはならないなら、
何が一番いいのでしょうか。

 

どうも「睡眠ホルモン」をバランスよく分泌するが良いみたいですよ。

メラトニンという眠りを誘う「睡眠ホルモン」を分泌させる。
メラトニンが分泌されると副交感神経系が優位になり、
体温や血圧などが低下して、睡眠の準備ができたと脳が認識し、自然と眠りを促すことになるそうです。

 

そのポイントは、光の強さにあるそうで、
太陽の下で光が強ければ、メラトニンの分泌は抑制されるんです。

 

あなたもそうだと思うんですが、
夜でも蛍光灯が照らす明るい室内で過ごし、ブルーライトを発するパソコンやスマホを深夜まで見ていませんか?
このブルーライトメラトニンの分泌を抑制する作用があるとされるんですね。

 

だからメラトニンの分泌バランスが崩れがちなんです。

脳が認識する光の強さをきちんと意識して対処するのが効果的なんです。

 

からだの仕組みを意識した対策としては、

寝る1~2時間前に入浴するのももおすすめですよ。
風呂から上がり、体温が下がるタイミングで眠気が強くなるからですね。

 

また睡眠負債の解消を考えるとき、夜の過ごし方にばかりに目が行きますが、
実は大事なのは朝で起床したときなんです。

 

あなたが朝7時に起床して太陽の光を浴びると、
その14~16時間後にメラトニンの分泌が活発化するみたいです。

朝起きてもカーテンをそのままにして薄暗い部屋にジッと閉じこもっていると、
メラトニン分泌のスイッチがしっかり入らず、睡眠バランスが崩れる懸念もあるんです。

 

だから朝の過ごし方は大事なんです。

 

こんな感じで働く女性のみなさん方は睡眠がとれるといいんですけど、
独身ならともかく子どもさんやお年寄りがいる家庭は家族の時間軸に合わせて動いていますね。

 

責任ある仕事を任されても、家庭を優先できない事情とか、
会社を優先できない事情との板挟みもあったりして女性の社会進出を阻んでいるのかもしれません。

 

政治家は「ゆっくり寝たかったら墓に入ってからにしろや」と言わわばかりな気がしますよね。

 

身体が二つ三つ?あったら、いいんですけど、そうじゃないなら、
とりあえず、ご主人などが女性の仕事を減らす努力を、いっぱいしないといけないですね。

 

せっかく、良い教育受けて、いい会社に就職できても、
出産育児子育てで、仕事をあきらめたりする人も多いです。
これは、日本の社会の大きな損失ですよ。

 

それにして、

睡眠時間が短くても、

それでも女性が世界で長寿国2位なのはなぜなんでしょうね。