「傘が顔に当たって頭に来て通行人突き飛ばす」確かに傘が当たると腹が立つ?
コンビニなどの出入り口なんかで丁度すれ違うときはお互い半身になるのが礼儀。
こっちが半身になってるのに、
道を開かせたと勘違いして、やけにイキって通る人もいる。
体格がいい人ほどちゃんと半身になります。
傘も細い道などですれ違うときは外側に傾かせるのが礼儀なんですが、
たまに内側に傾けて水を落とす礼儀知らずもいます。
そんな礼儀知らずかどうかわかりませんが、
8月12日午前5時25分ごろ、JR亀戸駅前のロータリーで、
解体作業員の志田良(21)が通行人の男性(55)の胸を両手で突き飛ばして後頭部を強打させ、
重傷を負わせたんですね。
この男性は搬送時、意識不明の重体だったそうです。
志田良は、
「すれ違うときににらみ合いになり、言い合いになった。傘が顔に当たったので頭に来たので突き飛ばした」
と言っているようですが・・・。
早期の回復を祈ります。
この記事の内容ではどちらが悪いのかわかりませんが、
相手の男性が積極的に攻撃する目的で傘を振るい、顔に当たったなら、情状酌量の余地はありそうですが、
自分を守るために傘を振って偶然顔に当たったなら全然違いますね。
また、
体格の違いがあるかもしれませんよ。
傘が顔に当たったからといって突き飛ばしたり、殴るのは良くないですが、
傘をさす方も問題があるのかもしれません。
これは傘だけに限りませんが、
自分では注意していてもたまにそれが不注意になることもありますからね。
それにしても、
この通行人を重体にさせた志田良は、自分の人生を「傘が当たった」ことの不満のはけ口と引き換えに棒に振ったし、
そして突き飛ばされた男も、
傘の持ち方ひとつで自分の命が危ういことになってしまいました。
どちらの命もあまりにも安く扱われすぎているのでは・・・。
思うに人生このかた傘なんかは当たったことない人はいると思うし、
生涯、人と殴り合いの喧嘩を一度もしたことない人もいます。
何が違うんでしょうか。
これは、そうならないように考えて行動しているからではないでしょうか。
もしそうなっても、
ちゃんと謝るとか相手が過ちに気づかないなら受け入れるように務めるとか、
自分が尊重されたいように見知らぬ人であっても互いをリスペクトした姿勢で思考行動を意識すると、
こういう時にコトが大きくならないようにできるかもしれませんよ。
でも通勤時の混み合った駅の上り階段で、
傘の本体を横につかみ先端を後方に向け前後に振って歩く人が一定数いますね。
エスカレーターや階段だと後ろの人の顔に当たる高さだし、
普通に歩いてても、小さい子供の顔の高さになるから傘とかキャリーバックは気を付けないと危ないんです。
またタバコも腕を下げたら意外に小さい子供の顔の高さだったりして危ないですし、
濡れてる傘を電車内に平気で持ち込んでくる人にも迷惑します。
今年の梅雨時に、それでトラブルになった事件が報道されていましたね。
サラリーマンの若い男性が同じ持ち方をしていて、
後ろにいた若い女性の顔に先端が当たり軽いけがをさせてしまったんです。
そして、
女性と一緒にいた男性がこのサラリーマンにつかみかかり大けがをさせた、という話なんですが、
確かに、目に当たったら失明の恐れがあるので怒りの気持ちはわかるが、
相手を殺したり大怪我を負わせるのは良くないが
そもそもトラブルになるような傘の持ち方をしなければ済む話ですよね。
あとこの季節、日傘の女性が多いんですけど、
この女性たちは結構な確率ですれ違う時に傘を避けたり下げたりしませんね。
広い道ならこっちが避けられるからまぁ良いとして、
橋の上とかの狭い所で堂々と傘をさしっぱなしですれ違われると、当然傘が自分に当たります。
向こうからしてみれば紫外線に晒されること自体が死活問題で、
一瞬たりとも日陰から出たくないのかもしれないけど、
日傘はあくまでも、女性の意思による日焼け対策と思いますよ。
それなのに赤の他人が避けてくれる、当たってもまぁ良いかみたいなのはマナーとしてどうかと思いますよ。
そういうマナー違反の人の傘が自分に当たると、確かに腹が立ちます。
特に今の時期は暑いのでイライラして攻撃的なるかもしれません。
(男性の場合、気温が上がると、男性ホルモンが高まり上昇すると「イライラし、攻撃的なる」そうです)
そういう時はアメリカで生まれた怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニングである、
「アンガーマネジメント」
というのを試してみるといいかも。
具体的に何をするのかというと、
「6秒しのぐ」
怒りのピークは6秒とされており、6秒過ぎると怒りは徐々に収まってきます。
そのため最低でも6秒は自分の怒りをコントロールできるようにならなければなりませんよ。
①手のひらに書く
イライラしたことや、ムカついたことを手のひらに書きます。
口に出しても良いのですが、体を使って待つ方が、一番効果的です。
②怒りのレベルを測る
今自分の怒りはこの程度だなと点数をつけることで、そこに集中でき冷静になれます。
そして、こんなことで怒っても仕方が無い…こうしよう!などの対処法も考えやすくなります。
③「~べき」の許容範囲を広げる
怒りは、自分が思っている「~べき」、「~すべきじゃない」が裏切られた際に、
言い換えると、自分の思い込みが裏切られた際に発生します。
しかし、各人が思っている「~べき」は違いますよね。
つまり自分の「~べき」にしがみついている人ほど、イライラしたり、怒ったりしやすいのです。
そのため、「~べき」の許容範囲を広げる必要があります。
例えば、「待ち合わせ時間には必ずやって来るべきだ」を、「彼女は30分遅刻は当たり前らしいから、30分は許すかな?」
というように許容範囲を広げる。
とこんな感じで怒りを配分する方法があるみたいですよ。
今回の「傘が顔に当たって頭に来て通行人突き飛ばした」事件も、
「6秒しのぐ」ことができたらこんな事件は起きなかったかもしれませんね。