「発達障害ビジネス」なんでもビジネスにする国民が病気?
なんでもビジネスにする国民が病気かも。
慰安婦もビジネスで、竹島問題もビジネスにし、軍艦島も負の遺産にしようとビジネスにしています。
そして「発達障害ビジネス」。
何でもかんでもビジネス化して足元を見ている感じがするが・・・。
そもそも発達障害が何を意味するかについては人によって独自に解釈している場合があるんですが、
本当の発達障害の意味とは、
「発達の過程で明らかになるコミュニケーションや行動の問題によって社会生活に困難を生じてくるが、
適切な対応によって困難は軽減されうる」障害ではないでしょうか。
こだわりや過敏性、過活動性や見落とし、
衝動的に行動したくなることがあるなどの発達障害の「かけら」は、
いわばそれが大きいか小さいかは別としてすべての人が持っているんです。
そして、「かけら」があるかどうかだけではなく、
それによって社会生活上の困難を引き起こしているかどうかが対応を必要とするかどうか、
診断するかどうかの鍵となるのではないでしょうか。
そんな「発達障害」の子供を持った親たちは(自分のせいではないにも関わらず)、
自分が障害児として子供を産んでしまったという負い目や、
どうにかしてしっかりと社会で自立出来る子供に育てないといけないという思いから、
お金がなくてもお金を掛けて教育を行うんですが、
標準的治療すら確立されているとは言い切れない発達障害において、
それが「発達障害ビジネス」というビジネスをどんどん肥え太らせているんです。
たとえば、「家庭教師協会」というシステム。
カウンセラーの資格(民間資格)が取れてその後、
発達障害や軽度の知的障害を抱えた子供達の家庭教師が出来るという謳い文句で、
数十万円の金額を取るビジネスなんです。
そして、
軽い知的障害のある子の家庭や発達障害の疑いのある家庭の子の親に、
勉強に必要の無い教材を80万円ほどの金額で売ったり、
それとは別に、
家庭教師料として中間マージンを取ったりします。
また時給がやたら高いらしく、
こういう形でお金をむしり取っている可能性が高いのが「家庭教師協会」というシステムの現実なんですね。
それと発達障害児や不登校児をみる、と謳ってる民間の通信制高校。
卒業までに数百万円ほどかかる学校なんです。
公立の通信制高校などを探せばもっと安いところは一杯あるんですが、
民間の通信制高校が高額な理由は、遊んでいても高校卒業資格が取れるからなんですよ。
あとあなたの地域のフリーペーパーにも、
読者プレゼントのコーナーで「発達障害ビジネス代表の本を5名様にプレゼント」
なんて広告が出ていませんか?
「今からでも大丈夫!知的障がい・発達障害は改善できる」
なんていうタイトルで、
著者が代表をしているナントカ協会のサイトを見ると、
45万もする知的障害・発達障害のセミナーを運営している団体だったりします。
そうした会社は、発達障害児の親向けのセミナーやライセンスビジネスをしているようで、
「発達障害の子どもを成長させる為に勉強しなくちゃ!」と必死な親心につけこんで荒稼ぎしているみたいだが・・・。
それにしても、
こんな発達障害に対するビジネスが出てきている理由は以下のものが主みたいですよ。
・発達障害という言葉は誰もが知っているかもしれないがその解釈が一定ではない。
・発達障害は明確な原因がなく、科学的根拠によって確立された治療法が少ない。
・発達障害の診断は適切になされているとは限らず、しばしば過小あるいは過大である。
・当事者や保護者にとっては抱えている社会的困難から藁をもつかみたくなる。
・そもそも医療や公的支援であってもビジネスであっても質の評価が容易ではない。
最近急増している児童発達支援サービス(公的・半公的な施設と民間による施設)がありますが、
個別の支援計画を立てて実行することのできる支援サービスはまだまだ少ないようですよ。
そして、
ここでの最大の問題はそれらのサービスの質が保護者にはわからないことであり、
同じように通所受給者証(診断に基づいて市区町村で発行される)を使っていたとしても、
その質は子どものその後の発達に大きく影響する可能性がありますから、
まずは療育の開始にあたって、発達検査だけではなく、
どのように個別の支援計画が立てられているのかを理解し、
それが6ヵ月後など一定期間で見直されているかどうかを把握する必要があるみたいですよ。
それが出来ていない場合には、
サービスの質は担保されていない可能性があるんです。
もしあなたが発達障害の子どものことで何かセミナーを受けようと思っていたら、
まずは自治体の児童発達支援センターなどでやっている講座を探すことです。
また民間の場合は信頼できる組織なのか内容をよく確認して下さいね。
直接相談できる公的な窓口は
各自治体の
•保健所
•児童家庭相談窓口
になります。
そもそも「障害」という言葉自体が社会の決めた定義から逸れたから障害みたいですが、
たしかに子供が障害を持つことは、
悲しくて辛く、「将来への心配」を考え始めれば切りがありませんよね。
子供が勉強をしない、成績が悪い、良い学校に行けない、就職できない・・・どころの話ではありません。
決して逃げることも避けることも出来ない、
色んな心配が親の脳裏に浮かびますが、
安易に「発達障害ビジネス」に乗らないでくださいね。
この「発達障害」を持つ子供のお陰で、「艱難辛苦は汝を玉にする」と言われますように、
この世で母親を観音様に「するために」、その障害のある子供さんは生まれて来たとも言えるんです。
人間が生まれ出る不可思議に、気付かなければダメなんです。
大切なのは、
思いやり、愛情、感謝の気持ち、という「情緒」がすべてを生んで行くんです。