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ビニール傘「ポキッと折れるんです」なぜか郵便局で売れている?

風の強い雨の日に傘が壊れることを気にしながら歩くのは、
結構気をつかうから、こんな傘だったら逆に強い風も楽しめるかも。

 

考えた人、頭いいですね。
安物のコンビニビニール傘を3本買い替えるぐらいなら、そちらの方が持ちが良いかも。

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というのは、
ちょっと“ゆるい”名前の「ポキッと折れるんです」は、
6月12日から45都道府県約4500の郵便局で1080円で販売中なんです。

 

昨年12月から今年3月にかけて、
日本郵便南関東支社の東京、神奈川の164郵便局で試験販売したところ、
降雨や降雪が少なかったにもかかわらず2000本が完売したんですね。

そして、
「なぜうちの郵便局では販売できないのか」など、販売を希望する郵便局が相次いだそうですよ。

 

この「ポキッと折れるんです」は、
「長寿乃里」(横浜市西区)という会社が中国の工場で製造しているらしく、

 

最大の特徴は、
グラスファイバー製の傘の骨にヒンジ(ちょうつがい)が備え付けられており、

内側からの風圧に対して、
ヒンジの部分が「ポキッと折れて」風圧に耐えるところみたいで、
ポキッと折れたあとは折りたためば元通りになるそうです。

 

風速15メートル以上の風にあおられるとヒンジが折れて、風圧に耐えるそうで、
この構造は2015年10月に特許を取得しているみたいですよ。

ヒンジが回転して力を逃がすというところが秀逸かも。

 

でも「ポキッと折れて傘は耐えるけど、
そんな中でさしている人は耐えれるのだろうか?

   

それにして、
どうして郵便局で売っているんでしょうね。

 

なんでも「長寿乃里」と、
通販の荷物を配送するゆうパックを通じて関係があった日本郵便南関東支社の近くの歩道橋に、
風が強い日には壊れたビニール傘がたびたび大量に放置されていたことがあったそうです。

そんなとき、
傘を壊れにくくしたことで、環境負荷を軽減し、都市景観の改善につながる、
地域貢献の視点から「ポキッと折れるんです」に着目したそうですよ。

 

確かに廃棄されたビニール傘は接着剤で固定されているため、分解がしづらいですよね。
そして金属でできている箇所は焼却ができず、埋め立て処理を行いため、処理費用もかさみますもんね。

 

壊れにくい傘を販売することで、ゴミを減らし、環境を守っていくことは良いことですね。
一般のビニール傘は風に弱くて一旦折れると捨てるしかないですから・・・。

 

今後は、現在の白と黒だけの色のバリエーションをさらに広げることや、
折りたたみ傘や日傘など、傘の種類を増やすことも検討していくそうで、
年内には大人に比べて10センチメートル持ち手の棒が短い子供用も販売する予定だそうですよ。

 

また現在は、
「長寿乃里」の直営店のほか、ドン・キホーテなどでも取り扱っているみたいです。

 

でもこの「ポキッと折れるんです」の傘を買ったところで普段から持ち歩かないだろうし、
突然の雨で結局ビニール傘に行きつくかも。

 

そういえば、
ニトリの自動開閉折りたたみ傘ってありますね。

思いっきり振ってひっくり返すというテストを何回もやっても平気だそうで、
この「ポキッと折れるんです」は何回もひっくり返った場合どうなんでしょうね?

 

またデパートなどでは、
骨が折れるタイプのではないけど、ナイロン部分に風が通り抜けて風圧に耐えれる傘も売っていますが、

それらに比べると、
値段も手頃だし郵便局以外でも売りに出せばもっとヒットしそうな商品かも。

 

いずれにしても、

「長寿乃里」や郵便局は「ポキッと折れるんです」が売れて先行きが明るいかもしれないが、

なかには会社の先行きが暗くて社員の心が「ボキッと折れてるんです」なんてあるかも・・・。