美ビルド・ネットの熊本はてな?

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「九州豪雨」レッドサラマンダーが出動するほど酷い状況だ!

我が郷土熊本市では6日午前9時発表で「避難準備」がまだ出ています。

 

これは「避難に時間がかかる方は行動するよう自治体が求めています」という意味で、
市内の山沿い、がけ地付近で土砂災害のおそれのある地域にお住まいの方、本当に準備してくださいね。

 

6日午後2時10分に福岡管区気象台および大分地方気象台は、
両県に発表されていた「大雨特別警報」をすべて解除し、大雨警報に切り替えたんですが、
土砂災害などに厳重な警戒が必要みたいですよ。

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今回の「九州豪雨」では福岡県朝倉市杷木地区で1人の遺体が見つかり、
大分県日田市では土砂崩れに巻き込まれた40代の男性1人が死亡と2人の死亡が確認されています。

 

本当にお悔やみ申し上げます。

 

また行方・安否不明情報は、
6日午後1時半現在で、福岡県(朝倉市1人、東峰村5人)6人で、大分県(日田市11人)の計17人となっています。
そして福岡県は朝倉市東峰村に災害救助法の適用を決めています。

 

それにしても、
「豪雨」というくらいですから、凄い雨です。

 

長崎県では50年に一度の大雨みたいで、

長崎県壱岐市では午前10時40分までの24時間に327ミリの雨が降るなど、7月としては観測史上1位の大雨となっていますし、

 

24時間降水量で福岡県朝倉市で542ミリ、大分県日田市で367.5ミリで観測史上最高を記録しているんです。

 

そして政府は、
警察、消防、自衛隊など7800人態勢で救助・捜索活動にあたっていることを明らかにし、
政府調査団を福岡県、大分県にそれぞれ派遣し、被災状況の把握と関係機関との連絡調整を行うそうです。

 

そろそろ日本にもアメリカのFEMAのように緊急事態に対応する部門を作り、
そこに情報と指令を一元管理させた方がいいのでは。

政治家がああでも無いこうでも無いと、ほぼ災害対応に素人の政治家が口出ししても、
実際に対応する現場は混乱するだけかも。

 

調査も大事ですが、今は人命救助と思いますよ。

   

ところで、
今回の「九州豪雨」で岡崎市消防本部に全国で唯一配備されている「レッドサラマンダー」も参加していますね。

 

この「レッドサラマンダー」は、
「あらゆる災害現場への人員・物資の搬送や救助救援活動」に活用できる特殊車両みたいで、

車両は2両編成で、全長8.2m、全幅2.2m、高さ2.6m、重量約12t。最大積載量は4400kgで、
車両の前部に4人、後部に6人が搭乗可能で、

足回りにはゴム製クローラー(いわゆるキャタピラ)を採用し、
製造元はシンガポールの軍需関連企業であるSTキネティクスだそうです。

 

キャタピラーで走行し、がれきの上や深さ1.2メートルの水の中でも走行でき、
「荒地、不整地、段差、溝、土砂上、瓦礫などの一般車両では走行不能と思われる災害現場や、水溜り」
などの現場でも、特別な装備品を着けないで済むそうで、最高時速は50km/hだそうですよ。

 

2013年3月末に愛知県の岡崎市消防本部に配備され、

・全国の中央にあり、北にも南にも出動しやすい

・高速道路が近く、交通の便が良い、

という理由で配備先に選ばれたんだそうです。

 

今回の「九州豪雨」で初めての出動だそうで、今までは宝の持ち腐れだったかもしれませんが、
今までこれが活動しないとダメな災害が起きてないってことだから良かったかもしれません。

でもさすがにこの大雨の被害では、
レッドサラマンダーが出動しなければならないほど酷い状況みたいです。

 

今回の「九州豪雨」でたくさんの被害を出ておりますが、
まだまだ7月、8月、9月。
緩んだ地層、山間部の斜面に、増水した河川に、「これでもか」と停滞した降雨前線が停留するかもしれません。

 

台風も去年までのものと違うような、大雨を降らせ続けるかもしれませんよ。
すべては、
局地的な高温と低温の激しい温度差の気候、海水の異常な温度差、が生み出す異常な降雨量なのでしょう。

 

まるで、海が降って来るような感じで・・・。

 

そして単発の台風では無くて、
継続して異常な降雨量が毎週のように「加算」されることを心配します。

 

大地や森林、河川が溜め込む水量が怖いです。
これが流れ出せば、凄い量になりますからね。

 

やはり何事も事前に想定することで無難にして行きましょう。