「メルカリ」出品者が警戒しない「値下げ交渉」ポイントは?
眠っていたニーズのマッチングで利用者が多くなっているフリマアプリ。
「Fril」や「楽天」など色々なフリマアプリがありますが、
その中で最も人気を集めるのは「メルカリ」ですね。
人気の理由は、
スマートフォンを使ってわずか数分で出品できる手軽さと、
取引がスムーズに行えるシンプルな仕組み、
そして、
サービスを提供する企業がお金のやりとりを仲介する安心の売買システムが導入され、
出品は無料で行うことが可能で、
商品が売れた場合にのみ一定の手数料がかかりますから、
出品者も気軽に利用することができますよね。
「メルカリ」は現在、
毎日数十万点以上の商品が出品されており、月間流通総額は数十億円規模となり、
売れた商品のうち20%が出品から1時間以内に取引が成立しているそうで、
それぐらいのスピード感で取引が行われているんですよ。
そんな「メルカリ」はフリマアプリというだけあって、
実際のフリーマーケットと同様にコメント欄から値下げ交渉をすることができるんです。
むしろ「メルカリ」においては値下げ交渉が取引の前提としてあるとも言え、
出品者は値下げすることを前提に価格を高めに設定し、
購入者はまず値下げ交渉を申し入れるのがメルカリ流の挨拶といっても過言ではないような状態なんです。
そのような状態ですので、
「メルカリ」を利用する上では値下げ交渉は避けては通ることはできませんよ。
だったら出品者が警戒しない「値下げ交渉」のポイントは?
どれが効果的かどうかは出品者によって異なりますが、
一般的に即購入・即支払いしてくれるであろう評価がいい購入者を嫌う出品者はいませんよね。
ですから出品者にとって「うれしい条件」をできる限りコメントで伝えるんです。
その際、
値下げ交渉する時は印象勝負なところもありますから、
「挨拶はしっかりしておきましょう」
たとえば、
『お忙しいところ失礼致します。購入希望なのですが、〇〇円にしていただくことは可能でしょうか。
よろしくお願い致します。』
とこんな感じでいいですよ。
そして、
プロフィールをきちんと書いておくというのも大事だったりしますよ。
意外と出品者は見ていますからね。
またここで大事なのは、「具体的な金額」を明記することなんです。
あまり安い値段を提示してしまうと相手を怒らせてしまう可能性があります。
ですからその金額は、
価格の15%~20%です!
仮に20%の値切りだったら、
1万円が8000円ということですね。
買う方は8000円でしょうが、出品者側からすると10%の手数料と送料がかかることになりますね。
それでも利益的には6000円くらいになってしまうんです。
だから20%というのは結構ギリギリの線なんです。
間違っても「いくらまでなら値下げ可能ですか?」などとは聞いてはいけませんよ。
よくわからなければ、
「この値段なら買いたい」と思う額よりさらに1割ほど低い額を提示しておきましょうね。
最初に提示した額が交渉できる最安値となりますから。
そして最後に、
安く買いたいからという理由以外の「なぜ値下げしてほしいのか」という理由を伝えるんです。
たとえば、
予算が1万円しかないから1万円にしてほしい、
手元のポイントだけで購入したいのでポイントの残り額までしか出せない、などです。
条件がそろっていて具体的な金額を示されても、
その値下げ後の金額に、
理由があるのと無いのとでは値下げに対応する確率も下げ幅も変わってきますから、
理由は必ずつけましょうね。
あとブランド物の洋服などを出品している方に多いのですが、
「送料別」にしている方がいます。
そんな場合は、
あなたの都道府県(離島の場合はその旨しっかり)を明記しながら交渉すると相手も分かりやすいです。
『お忙しいところ失礼致します。購入希望なのですが、送料を込にしていただくことは可能でしょうか。
当方〇〇県です。よろしくお願い致します。』
とこんな感じです。
ついでに書いておくと、
「メルカリ」で出品物による個人属性が特定され、住所が落札先に伝わる、
また、
落札先の住所氏名を知るというのは、
オークションにおける個人売買においては必須な配送情報であったんですが、
この個人情報が明らかになることに抵抗感がある人には、
「匿名配送サービス」というのがあります。
この匿名配送サービスとは、
出品者・購入者ともに互いの住所や氏名などの個人情報を伝えることなく、
配送ができる安心・安全な配送サービスなんです。
「らくらくメルカリ便」の利用時には、
配送ラべルに互いの個人情報が記載されることなく荷物が配送されます。
現在「らくらくメルカリ便」の受付はヤマト運輸直営店のみです。
最後に
あなたの職場のランチ中に、同僚全員、無言で「メルカリ」を見ていたら、
年配のパートさんに「異様な光景だねえ」
なんて気味悪がらないように・・・ほどほどにですね。