「出川哲朗」充電したおかげで見事に市民権を得た?
3回くらいで終了しても、それはそれで出川伝説かも。
もしかすると時代が出川を目指して引き返してきたのかもしれませんよ。
というのは、
4月15日スタートで毎週土曜の午後7:54~8:54から始まる、
「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」という出川哲朗の初めての冠レギュラー番組だ。
なんでも、
フル充電で約20キロ走行可能な電動バイクに乗って行く先々で充電させてもらいながら目的地を目指す、
リアルガチ旅番組だそうで、
レギュラー放送初回と2回目は、
6日間の日程で伊勢神宮を目指すそうですよ。
去年の11月には「桜島~天草諸島~熊本城の旅」だったみたいで、
鹿児島の阿久根や天草の牛深などに、
スイカのヘルメットで出川哲郎と上島竜兵が出没したってツイッター投稿があったんです。
もしかしてあなたの街にも来ませんでしたか?
あれで使用しているのはヤマハのE-Vinoの原付バイクだそうで原付免許で乗ることが出来ます。
ちなみに、
家庭用コンセントで充電でき月の電気代が100円以下、
電気代の安い深夜電力で充電すれば一回の充電が約4円、
月に20回の充電で80円。家庭用コンセントにつなげば8時間で朝には満充電。
一ヶ月の電気代が100円以下という圧倒的なコストパフォーマンスを発揮するみたいですよ。
それにしても、
あの「抱かれたくない男」ナンバーワンだった出川哲朗ですが、
今では誰からも好かれる芸人として活躍していますね。
出川哲朗は50歳をすぎているのにやっていることや芸風はずっと変わっていないのに、
世間の評価がこれほど大きく変わったのはなぜでしょうかね?
その理由を「日経ウーマン」というサイトでは三つあると言っているんですね。
一つ目は、
今まではリアクション芸というのは一段低い芸として扱われていたんですが、
お笑い文化が発展して、
お笑いのそれぞれのジャンルや芸にスポットが当たるようになったことで、
リアクション芸も立派な一つの芸として認められるようになってきたこと。
そしてリアクションを得意とする芸人は、
ただ痛がったり怖がったりしているだけではなく、
そこには面白く見せるためのコツがありテクニックがある。
そのことが世間に知れ渡ったことで、
リアクションのプロを自認するダチョウ倶楽部や出川哲朗の地位が向上することになったこと。
二つ目は、
出川哲朗自身が年齢を重ねて、若い頃にはなかった「哀愁」と「かわいげ」が出てきたということ。
男臭さや暑苦しさが薄れたことで、一種の「ゆるキャラ」的な魅力が出てきたからと。
我が郷土熊本のくまモンやふなっしーがオスかメスかを気にする人なんかいませんよね。
出川哲朗も性別を超越した存在として、
多くの人に受け入れられやすいキャラクターになってきたんでしょうね。
三つ目は、
出川哲朗がテレビに出始めてから20年以上の歳月がたっていますが、
この間にテレビタレントに求められることも変わってきたみたいで、
バラエティ番組では芸人やタレントの本音が求められるようになり、
作られたキャラクターを演じることは難しくなっているみたいなんですね。
あらかじめ準備したネタやトークを披露するのではなく、
素の自分から出てくる言葉やリアクションで勝負しなくてはいけない時代になってきたんです。
裸一貫でリアクション道を貫いてきた出川哲朗は、
いつも素のキャラクターを表に出していますよね。
偉そうなことを言ったり強がったりしても、どこか間が抜けていて愛らしく感じられますね。
でもいつでも明るく楽しく振る舞う一方で、
責任を一手に引き受ける頼もしい雰囲気もあります。
やはり時代が出川哲朗を目指して引き返してきたのかもしれませんよ。
昔は出川哲朗はひどい扱いされてたけど期待に応えて、
コツコツと信頼を積み重ねたことで出川哲朗はオンリーワンの存在となることができて、
見事に市民権を得ましたね。
たまにやるから良いと言う番組という声もありますが、
「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」は頑張ってほしいです。
もし番組が失敗しても出川的にはネタになるからおいしいかも。