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男性用ピルが登場間近!女性は歓迎する?

避妊を女性に頼りすぎた結果として「できちゃった婚」が増加しているという現実に、
あなたが「避妊」と聞いて思い浮かべるのは、
コンドームや女性が内服するピルなどの手段だろうと思いますよ。

 

特に男性用の避妊手法といえば、
コンドームが主役ですが、
コンドームは感染症予防には非常に効果的ではあるものの、

 

避妊に対する信頼性はそれほど高くなく、
避妊目的でコンドームを使用している夫婦の最大18%は意図していない妊娠が発生しているんですね。

 

そんな女性側からすれば、

「なぜピルは女性用に限られており男性用のものがないのか?」

「なぜ避妊に伴う副作用を女性だけが負担しなければならないのか?」

という素朴な疑問を感じますよね。

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でも、
コンドームの存在のせいで開発の遅れた男性用ピルですが、

 

これまでとはまったく異なるアプローチによって、

精子を泳げなくする”

という次世代の避妊法が誕生し、、
間もなく実用化する見込みだとして話題になっているんです。

 

今回の画期的避妊法を発見したのは、
ウルヴァーハンプトン大学のジョン・ハウル教授や、
ポルトガルのアヴェイロ大学の専門家らで構成される国際研究チームだそうです。

 

まずハウル教授らが目をつけたのは、
男性不妊の原因の一つである「精子無力症」で、

これは精子の運動が足りず、卵子までたどり着くことができない状態を指すんですが、
研究チームは、同じ現象を人工的に引き起こすことができれば避妊につながると考えたんですね。

 

そして考案された化合物が、
特殊な「膜透過性ペプチド」なんです。

 

ペプチドとは、
アミノ酸が数個つながった構造を持ち、細胞の働きに影響を与える成分のことで、

食品に含まれる自然由来のペプチドは、
さまざまな健康作用をもたらすことが知られているんですが、
生化学者の手によって人工的なペプチドも数多く誕生しているんですね。

 

つまりハウル教授は、
精子細胞の中へと直接潜り込み(膜透過性を持ち)、
動けなくしてしまうペプチドを人工的に生み出すことに成功したんです。

 

ハウル教授のペプチドが精子に侵入すると、
尻尾部分(鞭毛)の動きをコントロールするタンパク質が無効化され、(精子の尻尾を動かなくしてしまう)

精子が完全に動けなくなってしまうみたいで、
すでに人間とウシの精子を用いて、極めて正確に作用することを立証済みなのだとか。

 

さらに、
精子の無力化はペプチドを投与してから数分という短時間のうちに作用するうえ、
数日後には効果が切れるんですね。

つまり実用化に際しては、
セックスの数分前に摂取すれば十分に効力を発揮するとともに、

数日後には生殖能力が回復する、
夢のような男性用避妊薬というわけなんですよ。

 

ピルを摂取していた女性が妊娠を希望する場合、
少なくとも数週間前に服用を中止しなければならないことを考えれば、
実にお手軽・簡単な避妊法といえるかもですね。

 

生体実験開始後、
(ヨーロッパで)薬品として社会に流通するまでは3~5年の期間を要するとのことで、

最終的に男性用ピルとして出回るか、
鼻腔用スプレーのような形で登場するか、
皮下インプラントになるか、

 

いずれにしろ、
すべて実現可能みたいなんですが、
私たちが実際に口にできるのは早くても2021年以降ということになるみたいですよ。

   

それから、
他の男性用避妊薬には「ガンダルサ」というのもあるんですね。

インドネシアパプアニューギニアが国境を接するジャングルに覆われた島ニューギニア島
この島の先住民の間では、
昔からガンダルサの葉に妻の妊娠を防ぐ効果があることが知られていたみたいで、

 

インドネシアの研究チームが近年、
この伝承に注目し数百人の男性被験者を対象に、
ガンダルサの葉から製造した錠剤の効果を調べてきたんですね。

 

その結果は? 

「99%有効だ」と太鼓判を押すんですね。

 

この「ガンダルサ」の妊娠を防ぐ仕組みは、
この錠剤は精子に含まれる酵素の働きを弱め、卵子の中に入り込めないようにするそうで、
女性用のピルと違って、ホルモンに働きかけるわけではないので、不快な副作用は出ないそうです。

 

服用回数は1日1回でいいらしく、
ニューギニア島の先住民はセックスの30分前にガンダルサの葉を煎じた茶を飲むそうです。

 

服用量については、
できればセックスの1時間前に1錠飲めばすむようにしたい考えで、

 

副作用はほとんどないそうです。
被験者の中には、
服用後に体重が増えた人もいるし性欲が非常に高まった人もいたそうです。

 

ホルモンベースの女性用ピルでは、
吹き出物、吐き気、不正出血などの副作用が起きがちですが、
全体的に見てガンダルサでは、
これらにちょっとでも近いような症状は、まったくないそうですよ。

 

生殖能力の回復は、
服用をやめてからちょうど30日で、被験者たちの精子は正常な状態に戻ったそうです。

 

インドネシアでは今年から販売するみたいですが、
日本では未定みたいです。

 

また、
精子の供給を絶つという方法で避妊効果を生み出そうとする手法「RISUG」といのもあるみたいで、

これまでにもコンドーム以外の男性用の避妊対策として、
両側精管結紮切除術(いわゆる「パイプカット」)という方法がありましたが、

手術が必要であることや、
術後に受精能力を回復できない危険性などもあることからそれほど普及してはいませんでしたが、

 

RISUGは、
輸精管に注入した帯電ポリマーによって、
精子の軸糸の運動機能を喪失させ受精能力を奪うことで避妊効果を出すという手法で、

ポリマーを注入する手術自体が必要なのはパイプカットと同様ながら、
ポリマーを溶かすことで止めたいときに避妊効果をなくすことができるとのこと。

 

なお、RISUGで使われる帯電ポリマーは人体に無害で、
1回の施術によって10年以上の間、輸精管にとどまることで効果を維持し続け、

帯電ポリマー自体も非常に安価に製造でき、
もっとも、副作用がなく、極めて安価で、

 

いつでも避妊効果をなくすことができるため非常に有望視されているRISUGですが、
普及するかどうかは先行き不透明みたいですね。

 

その理由は、
RISUGは非常に高い効果を極めて安いランニングコストで実現できるため、
大きなもうけを見込めない製薬会社が開発に積極的にならないからみたいですよ。

   

あと「ベイサルジェル」というのもあるんです。

“ジェルをペニスに注射することで男性が避妊する”
という非常にユニークな発想の避妊法で、

 

ジェルを精液の通路である精管に注入することで、柔らかい半透性の壁ができ、
この壁がフィルターの役目を果たすそうで、

精子は大きすぎて壁を通過できないため、体に再吸収され、
これによって精液が無精子状態になり避妊が可能になるみたいですよ。

 

ちなみに男性の射精能力に影響が出ることはないそうで、
ベイサルジェルのヒトへの臨床試験は今年度中に行われる予定で、
早ければ2018年にも実用化される見込みだそうです。

 

いろいろと男性用ピルが考えられているようですが、
もしかすると、

あなたは男性用ピルがすぐにでもできて使えるかもと歓迎したかもしれませんが、
いずれの男性用ピルももう少し時間がかかるみたいですね。(ぬか喜び?)

 

「これが現実になれば、多くのカップル、特に女性側は歓迎するに違いない」
 
「体調的な理由からピルを服用できない女性の助けとなるばかりか、子どもが欲しくない男性にとっても有用だ」
 
「ついに、男性が避妊に対して大きな責任を負うべき時がやってきたのだ」

という声が聞こえてきそうですが、

 

このような男性用ピルができても、
男性が女性の「ピル飲んでるから大丈夫」という言葉をいまいち信用しきれないのと同様に、

もし男性がピルを飲んでいると主張しても女性は安心できない、
というのが男性用ピルの難点かも。

 

特に、
知り合ったばかりの相手や、どちらかが子供をほしいと切望している場合などは、
相手の主張を鵜呑みにしないほうが無難みたいですね。

 

結局、男性が避妊をしようがしまいが、
女性側も対策を取らなければならないのが現実でしょうね。

 

しかも、
ピルで性病やエイズ伝染は防げないので、

 

結局、

男性がコンドームを使うのが一番手っ取り早く、

分かりやすい方法であるのは今後も変わりそうもないかも・・・。

 


ちなみに通販でコンドームを買われる方はこの店をよく利用されているようですよ。

参考にしてくださいね↓