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「抗菌せっけん」アメリカ販売禁止 自分の免疫力と水洗いで十分かも?

何となく最近の洗剤や石鹸のコマーシャルでも雑菌やバイ菌の表現が大げさで、
不安を煽ってるんじやないかと思ってましたが、

 

やっぱりですね。

 

菌なんて自然界に普通にあるものなのにウヨウヨテーブルやスポンジに湧いているような表現もイヤ。
普通に洗ったり拭いていれば問題ないんですよね。

 

やはり、
何でも、良い事尽くめの物なんてないからですね。
何でも一長一短で成り立ってるかも。

 

というのは、
9月2日にアメリカの米食品医薬品局(FDA)が、
19種類の殺菌剤を含有する抗菌せっけんなどの販売を禁止すると発表したんですね。

 

通常のせっけんと比べて優れた殺菌効果があるとは言えず、
健康に悪影響を及ぼすリスクがあると警告しているんです。

 

19種類の殺菌剤のうちトリクロサンとトリクロカルバンは、
抗菌効果をうたう固形せっけんや液体せっけんに広く使用されていますが、
免疫系に打撃を与える恐れがあるというんです。

 

そして、
「抗菌せっけんには細菌増殖を防ぐ効果があると消費者は考えているかも知れないが、
通常のせっけんと水で洗うよりも有効であることを裏付ける科学的根拠はない」と明言し、

その上で、
「殺菌剤が長期的には益より害になる可能性を示したデータもある」
と説明したんです。

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このトリクロサンを含む石けんの殺菌効果を得るには、
数分かけて行う長時間の手洗いが必要で、
多くの人が行う「数秒間の手洗い」では不十分とのこと。

 

医者が手術前に数分間手洗いするのは有効であることが認められていますが、
「30秒間の手洗いでは、通常の石けんと薬用石けんのどちらを使っても大きな差は見られない」
という調査報告も報告されているんですよ。

 

だから、
益より害になる可能性から、トリクロサンの使用の見直しが求められているんです。

 

そして、この文中にある免疫とは、
ヒトや動物などが持つ、体内に入り込んだ「自分とは異なる異物」を排除する、

 

たとえば、
がん細胞などの異常な細胞を認識して殺滅することにより、
生体を病気から保護する多数の機構が集積した機構なんですね。

その細菌の中には病原性を有するものだけでなく、
人体に必要な常在菌もバランスを保ちながら存在しているんです。

 

そんな必要な細菌をトリクロサンとトリクロカルバンが打撃を与えるみたいで、
これを殺してしまうと病原菌がはびこり、
体に悪影響を与えることにつながるみたいなんですね。

 

もしあなたが心配なら、
たとえば「薬用石鹸ミューズ」など、
容器などのどこかに書かれている成分表示を確かめてみてくださいね。

 

今回の発表は薬用せっけんの効果・安全性に疑問が提示されただけであり、
「ふつうのせっけんを用いた手洗い」の重要性が否定されたわけではありませんよ。

 

やっぱりアメリカのこういう動きはさすがですね。
日本も見習うべきかも。

 

日本国内にある多種多様の抗菌グッズと呼ばれているものや、
怪しい健康食品とか野放しになってるものもチェックして欲しいもんです。

   

それから石鹸とは関係ないんですが、

あなたは病気の人と健康な人を比べる時、どこを見ますか?

 

これも一つの見方ですが、

病気の人と健康な人を比べると、

まず違っているのが顔色ですね。

顔色は体温の違いを如実に表しているんです。

 

体温が低いと、体内の酵素、代謝、免疫力に大きな違いが生じてくるんです。
理想的な体温は腋の下で測定して36.5度で、

これくらいあれば脳や内臓の深部体温は37.2度を保つことができ、
体内の酵素や免疫力、代謝は活発に働くんですね。

 

しかし、
平熱が36度に満たない人、35度台の人は、
免疫力も著しく低下した状態にあり、
34度台になると、何か病気が隠れている可能性があるんですよ。

 

体温は目に見える免疫力といっていいほどで体温が低い人は免疫力も低いのです。
低体温では、体の中はうまく働きません。

約3000種類以上の酵素(消化酵素と代謝酵素)の働きが弱まって活性化できず、
消化の反応は遅くなり、消化酵素を大量に必要とします。

 

汗をかく機会も少なくなり、
汗腺の機能は低下し体内の有害物質や老廃物を汗から排泄しにくくなるんです。
血流は悪くなり、
体の末端まで血液が供給されにくくなるんですね。

 

その結果、
免疫力を担っている白血球も酸素を運ぶ赤血球も不十分となり、
血液はうまく働けず低酸素となり、
二酸化炭素や老廃物の回収も滞りがちになるんですよ。

 

ミトコンドリアといって、
私たちの細胞の中にある小器官の一つで、細胞全体の10~20%を 占めていて、

食事から摂取した栄養と、呼吸から得られた酸素 を使って、
ATP(アデノシン三リン酸)というエネルギーを放出する物質を作り出すんですが、
低体温では高い体温と酸素を必要とするためエネルギーがつくられにくくなるんです。

 

こうなると、
免疫系への打撃は大きく、36.5度の体温がたった1度下がっただけで、
免疫力が37%、基礎代謝は12%、体内酵素の働きは50%も低下し、
体の中は大きく変わってしまうんですね。

 

ちなみに、
がんが大好きな温度は35度台で、
がんは39.9度以上の熱で死滅することがわかっています。

 

そして、
低体温ややる気までも奪い、心までも冷やし、「万病の元」そのものなんですね。

 

そもそも低体温を招く大きな原因はストレスなんです。
適度なストレスは生活の刺激になりますが、

長い間継続する強烈なストレスは、
自律神経のバランスを崩して、体温を保とうとする働きを破綻させてしまうんですね。

 

まったくストレスのない緩みっぱなしの生活も問題ですが、
交感神経に傾いても副交感神経に傾いても低体温になり、深部体温を低下させるんです。

そして、
低体温は低酸素を招き、エネルギー生成は温かさと酸素を必要としない解糖系中心になり、
高血糖の状態を招いて、とうとう病気が起こるんですね。

 

ですから、
あなたの健康のバロメーターは、

体温」と「ストレス」に注意してくださいね。

 

そして、
「手洗い」も病気を防ぐ重要な習慣として浸透していますが、

 

今回の発表のように、
「抗菌せっけん」を使って手洗いをすると、

感染症の危険増加・耐性菌の増殖・環境汚染など、
かえって悪い効果の方が高くなってしまうし、
その使った水が流れていく先の川や海など生態系にも甚大な打撃を与えるかもしれませんよ。

 

いずれにしろ、
健康のための石鹸なのに本末転倒ですね。

 

また「抗菌せっけん」や「薬用せっけん」また健康食品や抗菌グッズ、台所洗剤など、
ここ最近の行き過ぎた清潔主義は本当にどうかと思いますよ。

 

もしかして、
あなたの周りにほとんど手を洗わない、
うがいもしない不潔な人は風邪ひとつひかないけど、

潔癖性の人は、
月1程度に風邪を引き医者にかかる人がいるかも。

 

そんなもんかもしれませんね。

 

だから、

自分の免疫力と水洗いで十分かも?