美ビルド・ネットの熊本はてな?

「美ビルド・ネットの熊本はてな?」は我が郷土熊本県を中心にお役に立つ情報をあなたにお伝えします。

秀岳館が優勝しても、吹奏楽部の3年生の3年間は帰ってこない?

熊本頑張れ!!と、本来なら”被災地枠”で全国に応援されただろうけど、
サイン盗みや、県外出身者ばかり、

どうも応援する気になれなかったところに、
吹奏楽部まで犠牲になっているとは・・・。

 

熊本県民としては勝ってくれるのは素直に嬉しい。
でも県出身者がいないっていうのは素直に喜べないところでもあるんです。

f:id:ky4490:20160818182936j:plain

というのは、
第98回全国高校野球選手権大会は12日目の18日、
第1試合は常総学院(茨城)と我が郷土熊本の秀岳館が対戦し、

本塁打で先制した秀岳館が継投で守り勝ち、準決勝進出を決めたんです。
今春のセンバツで4強の秀岳館は、夏は初めての4強入りだそうです。

 

2本のホームランが効いてほんとに緊迫したいい試合だったんですが、
やっぱり、シックリこない部分はあるんですね。

 

明徳とかもそうですけど、
他県からごっそり強い奴集めても地元の子達も育ててあげるのが監督、コーチの手腕じゃないかと
みんな甲子園出たいのはわかるんですけど・・・。

 

でも春の選抜4強入りで高松商に負けた時、
鍛治舎巧監督は、

「熊本の中学生はね、甲子園に出たいと思う選手は熊本に残る。
でも甲子園で勝ちたいという(優秀な)子は県外に出ていってしまうんです」と。

 

これまで熊本では熊本工、済々黌九州学院などが熊本の野球をけん引してきたんですが、
近年は低迷し甲子園に出ても顕著な成績は収められずにいたんです。

 

この現状に鍛治舎監督は“悪者”になってでも一石を投じる役目を果たしているようですが、
秀岳館は、
数年前サッカーの全国大会に出場した時も熊本県人は1人だったみたいだが・・・。

 

もし秀岳館明徳義塾が決勝になったら、
県民ゼロ対決になると思うとあなたもドキドキする?

   

それから吹奏楽部の件。

なんでも吹奏楽部の部員たちは、
この夏の4年連続金賞を取っている吹奏楽コンテストの南九州大会出場をあきらめ、
全国制覇を目指すナインとの夏を選んだ?
そうなんですね。

 

秀岳館吹奏楽部は部員21人だそうで、
4年連続の出場が懸かる南九州小編成吹奏楽コンテストの県予選を翌週に控えた7月26日に、
野球部が甲子園切符を手にしたんですね。

 

南九州大会は8月11日。
県予選を通過しても、甲子園の応援を優先すれば大会には出られない。

 

コンテストか、甲子園か。
7月下旬の職員会議は2日間にわたり多くの教員が、
「コンテストに出るべきだ」と主張し、

吹奏楽部の3年生6人も話し合いを重ねて、
「コンテストに出たい」と涙を流す部員もいたそうです。

しかし演奏がなければチアリーディングもできず、応援が一つにならないから、
「野球部と一緒に演奏で日本一になります」と決断したそうですよ。

 

というような内容を記事にした西日本新聞は、
この記事が秀岳館にとってプラスになり、美談になると思って書いたのかもしれませんが、

 

一聴すると美談に思うが、
何か圧力(大人の事情)があったのでは?と勘繰ってしまうのは私だけか・・・。

 

これはきっと生徒が決めたわけではなく、大人が決めたんでしょうね。
大会に出たかった子達もいただろうけど、
そんなこと言える雰囲気でもなかったかも。

 

強豪校にありがちな野球部中心主義。
よく全校生徒が応援に強制参加するという学校もありますけど、

野球部以外の部活に所属してる子達は、
自分たちの試合はこんな風に応援してもらえないのに、不平等だって漏らす子もいるはずですよ。

 

野球部の特別扱いは、
それくらい動く金も大きいから宣伝効果もでかいし、
学校としてはオイシイんでしょうね。

 

野球部が甲子園目指してるのと同じように、
吹奏楽部もコンテストのために日々練習してきたんじゃないかと思う。
頑張ってるのは野球部員のみではないですからね。

 

来年から、
「野球部が甲子園に出場した場合、吹奏楽部はコンテストに出場できません」
と入部前に説明するべきかも。

 

もう残り試合わずかになった夏の甲子園
秀岳館はまるでマンガにでてくる敵役のチームみたいになっていますが、

 

朝日新聞としては、

もし熊本県秀岳館が優勝でもしたら記事は書きやすいと思いますよ。

被災地に勇気と感動を・・・とか?