ウィンブルドンin2016日程とウィンブルドンの秘密
イギリスのロンドン南西部に位置するウィンブルドン。
テニス4大大会のひとつでもありイギリスの社交界最大のイベントの1つでもある、
ウィンブルドン選手権が2016年は6月27日(月)~7月10日(日)に開催されますね。
このテニス4大大会は全豪オープン・全仏オープン・ウィンブルドン・USオープンをさすのは、
あなたもご存じと思いますが、
本当は20世紀の初頭に結成された「国際テニス連盟」でテニスの世界選手権を作ろうとする動きがあって
「ウィンブルドン」だけをテニスの世界選手権とする方向で調整されていたのですね。
でもその頃テニスの盛んだった国でイギリス・アメリカ・フランス・オーストラリアの4カ国の中で、
アメリカからのクレームがあったため、
強豪4カ国での大会がテニスでの特別な大会であると決められたんです。
アメリカのクレームが無ければ「ウィンブルドン」のみが最高峰の世界選手権となっていたでしょうね。
ですから、
主催するのは唯一「国際テニス連盟」ではなく、
「オールイングランド・ローンテニス&クロッケークラブ」が主催するんです。
そんな「ウィンブルドン」ですから他の大会に無い特殊なルールが色々あるんです。
まず目につくのは選手の恰好でしょうね。
服装にもルールがあり、
白基調のウェアや下着、テニスシューズでなくてはいけないようで、
色の付いたものはヘッドバンドなどのアクセサリーしか認められていないんですよ。
一度、
ナダルが色の入った少し派手なゲームシャツを着て批判されたこともあったんです。
選手の好みもありますが、
芝生の緑に白い靴とウェアはとても映え、ひとつの芸術と言えるでしょうね。
これは会場ともなっているクラブの規定によるものなんですよ。
もうひとつの「ウィンブルドン」のルールは、
一番グレードの高い大会なので5セットマッチ(先に3セット取った方が勝ち)で行われますが、
その中でも特殊なルールは男子の5セット目と、女子の3セット目の、
ファイナルセットは「タイブレーク」が無いことなんです。
どういうことかというと、
ファイナルセットで6-6になっても、
そこから2ゲーム差が付かない限りずっと試合が続くということなんですね。
そんな試合が2010年にあったんですよ。
アイズナーvsマウーの試合でギネスの最長時間を大幅に更新する3日間かけて時間にして11時間5分。
最終セットのスコアは「70-68」でアイズナーが勝利を収めたんです。
そもそも、
ファイナルセットに入るということはレベルが拮抗しているということですし、
だんだんお互いに体力も削られてサービスゲームキープに集中するため、
なかなか2ゲーム差が付くことがありませんよね。
だからどうして最終セットにもタイブレークを適用しなかったのか、
延長時間制限を設けなかったのか、
日没まで戦ったらジャンケンで決めることにしておかなかったのか。
大会の責任者も頭を痛めたことでしょうね。
また他の3つのグランドスラム大会では、
ATPとWTAのランキングをもとにシード順位を決めているんですが、
「ウィンブルドン」だけは、
過去の実績を加味した独自のシード順位を採用しているのも大きな特徴と言えるかも。
ところで今年の「ウィンブルドンin2016」日程は下記のとおりです。
この中に1週と2週の間に休養日があるんですが、(7月3日)
ミドルサンデーと言ってこれも「ウィンブルドン」の独自のルールなんですね。
そんな独自のルールがあるウィンブルドン選手権の昨年の大会賞金総額は、
2500万ポンド(約43億2千万円)だったそうですよ。
男女シングルスの優勝賞金は176万ポンド(約3億円)になるんです。
ちなみに、
1回戦敗退の選手でも2万7000ポンド(約466万円)の賞金がもらえるそうです。
それから日本でウィンブルドンテニスの試合の放送権を持っているのは、
•NHK
の2つの局なんですね。
NHKでは毎年、ウィンブルドンを地上波で放送してくれているんですが、
詳細は確認できていませんが、恐らく今年も放送してくれると思います。
昨年の放送時間から考えると、
放送の時間帯は深夜0時~4時くらいの間で録画放送が行われて、
錦織選手が出場する試合と最終日の男子シングルス決勝戦は、LIVE中継となるものと思われますよ。
NHKのウィンブルドンの放送は毎年深夜ですので、
あなたも寝不足は避けらそうにないかも。
そしてWOWOWでは、連日試合を生中継してくれます。
テニスの4大大会を確実にみたいのであればWOWOWを契約するのが一番オススメですよ。
錦織選手が勝ち上がってから申し込もうと思っても申し込みが殺到して試合に間に合わないということになりますので、
申し込むなら早めの契約をオススメします。
今年は全試合を生中継で、大会初日は無料で試合が見れるようになっています。
でもなんで民放では放送しないんでしょうね。
その理由は、
ひとつには「試合の時間がわからない」からだそうです。
もちろん、時間は一応決まっているんですよ。
でも、前の試合が終わり次第とか、雨でちょっと休憩とか予定があってないような試合もあるんですね。
たとえば、
テニスの試合はポイント制で、決まったポイントを先に取った方が勝ちというルールになっていますよね。
だから一人がサーブだけでガンガン点数を取って勝てば、
1時間もしないで試合が終わることもありますし、
逆に打ち合いが長く続き、点数を取り合ってすごく長い時間試合をすることもあるんですね。
先ほどの2010年のアイズナーvsマウーみたいな最長3日なんてこともあったりして、
1試合目なら時間もわかりますが、
2試合目、3試合目・・・となっていくとだんだんずれてくるんです。
テレビ欄に8時って書いてあったのに、9時になっても始まらない、なんてこともあるんですね。
さらにこんなこともあるんです。
テニスの性質上、前の試合で誰が勝ちあがってくるかが直前までわからないんですよね。
前の試合の勝者が決まってから、次の日のスケジュールを立てるのが普通です。
誰が勝つかわからない
当たり前ですが、強い選手も時には負けることがあります。
私たちが観たい錦織選手も調子がいい時もあれば、悪い時もあります。
2014年の全米オープンでは決勝に残ったのに、
次の年の2015年は1回戦敗退なんてこともありえます。
となると、
誰が(視聴率が取れる選手)どこまで進めるかわからない、ということになりますし、
錦織選手が怪我で大会直前に出れないってことになったら、
錦織選手で視聴率取ろうと思っていた予定が全部くるいますよね。
こんな感じで、
錦織選手が勝ち進むと決まっているならまだしも、
勝たない可能性もある放送を、民放テレビでやるのは難しいんですよ。
民放だと、スポンサーが何時から何時までという感じでつきますから、
錦織選手の試合や有名選手の試合があるのか、
はたまた何時からなのかわからないとなると放送できませんからね。
そうであれば、
直接イギリスのウィンブルドンに観戦に行こうと思うならば、
こちらが参考になるかもしれませんよ。
・ウィンブルドン チケットの価格表 http://www.ticketbureau.com/jp/wimbledon-trophy-tickets/
・HIS http://www.his-euro.co.uk/sports/wimbledon.htm
入手困難と言われるセンターコート又は、No.1コートでの観戦席と専用レストラン&バー(テニス会場外)
利用可能なオフィシャル・パッケージで、 とっておきのスポーツ観戦体験が満喫できるかも。
・日通旅行 http://www.nittsu-ryoko.co.jp/lww/sports/tennis/wimbledon/
見積手配できる観戦コートは、センターコートまたはNo.1コートまたはNo.2コートのみで、
他のコートや入場券(グランドコート)の手配はできないそうです。
これまでの過去の成績では
2008年 1回戦途中棄権
2010年 1回戦敗退
2011年 1回戦敗退
2012年 3回戦敗退
2013年 3回戦敗退
2014年 ベスト16
2015年 ベスト8
とこのようになって、
徐々に順位が上がってきていますね。今年はベスト4に入るかもしれませんよ。
錦織選手の試合日程はまだ組み合わせの発表が行われていないので、
はっきりとは言えませんが、
去年はベスト8なのでシード権がある可能性があるかも。
27日と28日は一回戦なので、おそらく出ないと思われますから、
出るとすれば、二回戦がある29日からだと予想されますので、
あなたも是非今年もテレビの前で応援しましょうね!