新型オービス&最新オービス情報2016
あなたも高速道路を中心に、
一般道でも速度が出てしまいがちな国道やバイパスに設置されている
「オービス(無人式速度取り締まり機)」はご存じですよね。
大がかりな機器を設置するために、
場所が特定されやすく、
周知されてしまうと速度違反を抑制する効果が薄れるということで、
警察庁が新たに導入を検討し実験的配備をしていたのが、
場所を移動して設置可能な「可搬式」と「半可搬式」なんです。
そして固定式ながらも、
従来よりも小型で設置コストが安い「新固定式」の3つの新型オービスなんですね。
可搬式は、
三脚に載せて使用するタイプで、
重量が約8㎏と軽量で警官1名でも取り締まりが行えるんです。
半可搬式は、
バッテリーを内蔵した大きな台座に、
カメラが設置された3段階で収縮するポールが組み合わせられたタイプなんです。
新固定式は、
高さ3.3mのポールにカメラを設置したデジタル式で、
常時電源のため24時間作動しているんですね。
歩行者に対しては、
合成音でクルマの急接近を警告する機能があるんです。
この新固定式オービスが4月から埼玉県警と岐阜県警に配備されたんです。
埼玉県警に配備された新固定式オービスは、
国道17号線の鴻巣方面から大宮方面に向かって走る上り線で、
埼玉県北本市深井7丁目326付近に設置されているんです。
予告看板は、
深井交差点の手前80mのところに1枚あり、
その看板から300m走った場所の設置されているんですが、
後ろの風景に溶け込み、
ドライバーからの発見は困難みたいで、
夜間は街灯も少なく、
さらに見えにくくなることから発見はまず難しそうですよ。
取り締まり速度は、
どうも100Km/h以上に設定しているみたいですが、
これは変更できるので用心に越したことはないですね。
岐阜県警に配備された新固定式オービスは、
岐阜県大垣市三塚町1084に設置してあり、
加賀野から大垣方向に向かう、ちょうど東小学校の北門付近みたいです。
予告看板は1枚で、
歩道橋が設置されている大垣3丁目交差点手前にある信号機の支柱に取り付けてあります。
予告看板からオービスまでの距離は1400mぐらいで、
信号が変わりそうな時にスピードを上げ過ぎると、
取り締まりをうける可能性が高いですよ。
この2県警は、
新固定式オービス以外にも可搬式と半可搬式が整備されており、
警察庁のモデル事業として運用に関する検証を行っているとのこと。
そこで気になるのが、
その他の県警に配備されるのかどうかなんですが、
警察庁ではこの新型オービスは今のところ2県警だけですが、
新固定式オービスは他府県にもどんどん展開されていく可能性がありますね。
それから続々と更新中なのが全国高速道路のオービスなんです。
三菱電機がオービス事業から撤退したことで放置されていた「Hシステム」を撤去し、
新たに東京航空計器製の「最新型ループコイル式オービス」(LH式)を、
その付近に設置する例が多くなっているんです。
レーダー波で速度を計測し撮影を行うHシステムに対して、
地中に埋め込まれたループコイルを使って、
速度を測定するのが「LH式」なんですね。
カメラの直前に3本のコイルが埋め込まれていて、
コイルからカメラまで約7m区間の通過タイムにより速度を測定していますが、
この最新の「LH式」はカメラがデジタル式に変更されているので、
フィルム切れなんてことも起きないんですね。
またレーダー探知機でも検出不可能なため、
GPSの位置情報を元に警告を発する探知機もあるんです。
そんな厄介な「LH式」に交換されて新設されたスポットは、
路線 方式 地点 備考
中央自動車道 L 上り101.1Kp 境川PAと一宮御坂ICの間
東名高速道路 LH 下り285.8Kp 音羽蒲郡ICと美合PAの間
阪和自動車道 LH 上り93.9Kp 海南東ICと和歌山ICの間
山陽自動車道 LH 下り5.8KP 神戸北ICと淡河PAの間
H 下り110.1KP 和気ICと瀬戸PAの間
長崎自動車道 L 上り9.6Kp 東脊振ICと山浦PAの間
九州自動車道 L 上り38.8Kp 宮田スマートと鞍手IC]の間
「L]はループコイル式です。
余談ですが、
今回我が郷土熊本で起きた「熊本地震」
皆さまから温かい援助をいただきましてありがとうございます。
他県からの警察も応援に来ていただき、
色々なパトカーを見ることができたんですが、
パトカーといえばクラウンのイメージが強かったんですが、
「レガシーB4」のパトカーを初めて見ました。
停電の時、近所の大きな交差点で信号が消えましたので、
そのパトカーから出て警官の方が手信号してくれていました。
おかげで無事故だったですよ。
あなたも安全運転しているなら、
新型オービスが出ても脅威にはならないですね。