美ビルド・ネットの熊本はてな?

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「熊本地震」明日は我が身にだけはなりたくないために!

我が郷土熊本で起こった「熊本地震」。

4月19日現在で死者47人になったみたいで、
亡くなった方、また遺族の方に、

お悔やみ申し上げます。

 

まだまだ余震が続いていますが、
避難所で過ごしている方、物資は届きましたでしょうか?

 

今回の「熊本地震」に限ったことではないですが、
避難所間の「格差」はいつも指摘されますね。

 

その主な要因として挙げられるのが、

(1)行政にとって自主避難所の把握が困難

(2)マスコミ報道の偏り

(3)交通アクセスの途絶

の三つなんですね。

 

特に報道の偏りは今回もみられているんですね。

 

前震が直撃し、報道が集中した益城町は、
「17日ごろから県や、それを超える民間団体からの支援物資が届き、避難所での物資は充足している」
としているんですが、

 

一方の御船町の担当者は、
「県に物資を何度もお願いしているが、十分足りず、お年寄りに乾パンを配ることもある。
報道が多い市町村に物資が集中してしまう面もある」と話してるんですよ。

 

ただ、阪神大震災時と比べ、大きな違いはフェイスブックなど会員制交流サイトを使い、
個人が全国に「窮状」を発信できることなんです。

 

自主避難所となった熊本市の県立高校では、
避難者が「公共の物資が一切届きません」「絶望します」と発信すると、
福岡や大阪から支援物資が続々と集まったそうですよ。

 

こういう利用の仕方は、
避難所間「格差」を埋める有効な手段となっていることは間違いないんですが、

 

南阿蘇村など山間部のお年寄りが多い自主避難所ではこうした手段も使えず、
孤立を深める結果ともなっているんです。
早く平常な生活ができることを祈るばかりです。

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またエコノミー症候群で亡くなった女性もいるそうで、
女性にこの症状が多く出るのは、多分トイレとの関係があると思うんです。

 

私がいる熊本市中央区でも今だに断水ですが、
水が使えないと水洗トイレが使えなくなるケースが確かにあります。

 

また避難者が集まると、トイレが全く足りなくなりますよね。
特に女性トイレはなかなか空かず、長蛇の列で待たなければなりません。

こうした非常時には男性は木陰などで「小」は済ませることができるのに対して、
やはり女性は簡単にはいきませんよね。
 
使えるトイレも多くの人が集中し、
水も十分ではないのですぐに汚くなりますからね。

 

最近はウオシュレット式トイレも一般化し、トイレは非常に綺麗になりましたから、
これに慣れていると、
できるだけトイレの回数を減らす、つまり水を飲まないようにするんですよ。

コンビニも閉まっているところもありますし、
開いていても水は確保しにくいです。

 

こうした非常時ではトイレの清掃までなかなか手が回りませんし、
トイレが詰まったら修理屋がすぐに来てくれるわけでもありませんからね。

車中泊している女性にとってはどのようにトイレに行けるかが大きな問題となっているんです。

簡単に解決する問題ではありませんが、
私は生活水の確保が重要なポイントになると思っています。

 

断水があっても、便を流すことができれば、水洗トイレはなんとか使えます。
飲み水となるペットボトルの水を使うわけにはいきませんからね。

 

実際、私の住んでいるマンションでは、
地震発生3日後ぐらいから管理人の方が、

 

「トイレの水に活用してください」

「タンクに入れないで直接流してください」

 

という張り紙と共にプラスチック製品の洋服入れなどに使う(縦45㎝ぐらい 横90㎝ぐらい 深さ30㎝ぐらい)
ボックスを2箱用意して水を確保してくださり、
感謝と共に大変助かっています。

 

だから泥水や汚水を簡易に手動で生活水にまで浄化するシステムの開発は重要ですし、
日本のように災害が多い国には必需品になると思いますから、
早く誰かに作ってもらいたいですね。

 

トイレの整備と生活水の確保。
これが震災時に非常に重要なポイントとなってきます。

 

エコノミー症候群を防ぐために水を飲めと言われても、
そうするとトイレに行きたくなります。

トイレに行けないなら、
水を飲まないという選択になりますから、
非常時に備えたトイレのあり方を考える必要がありますね。

 

それから、
震度6強を記録した16日未明の地震から17日正午までに、
熊本市を中心に、
民家や事務所を狙った空き巣の110番が約20件あったと報告されているそうですが、

 

被災者に追い打ちをかけるような犯罪は許しがたいです。

 

きっと東日本大震災などで空き巣で儲けたヤツ等が味を占め災害が起きるのを待っていて、
今度は自分たちの番だと全国から窃盗集団が集まって熊本で悪さを始めたんでしょうね。
家の鍵はしっかりかけてくださいね。

 

海外に比べて日本は治安は良いですが絶対では無いです。
人間にはこう言う輩が一定数存在します。
すべてが善人ではありませんので早急な対策を望みます。

 

現在わかっているのは、
宇城市小川町北新田(小川駅周辺)付近で、
消防団員と見せかけて強盗被害が出たらしいんですね。

20代の黒の上下ジャージだったそうで、
本物の消防団員はハッピを着ていますよ。
鹿児島ナンバーのハイエースという車種だったそうです。

 

それと、

北九州ナンバーの4tダンプと白のセダンの二台。

福山ナンバーのバン

など、

 

「見馴れない不審な県外ナンバーの車」

「パンを配る怪しい二人組」

「依頼してないのに大工業者を装った人の訪問」

等他多数ありますので要注意ですよ。

 

また、
大津町では強姦があったみたいです。

 

阪神・淡路大震災の時も、
他県ナンバーの車から「食料ありますよ」とか声をかけられ、
乗り込むとレイプされてしまう事件が多発したんですね。

 

女性の方、甘い言葉には注意してくださいね。

 

それと、勝手にクルマに乗り込んでくる人もいるそうですから、
乗っててもロックは絶対にかけてくださいね。

 

こんな輩は、
今は空き巣する元気や悪知恵があるかもしれないですが、
でも数年後、どんな形で返ってくるかは分かりませんよ。

きっと三倍になって自分に返ってくるでしょうね。

 

そして復興が進み、ある程度落ち着いた頃、
今度はオレオレ詐欺や家リフォームや建て直しでの詐欺・・・。
復興事業と言うボッタクリ商法も注意が必要ですよ。

   

もうひとつ忘れていけないのが「デマ」。

地震のせいで熊本の動物園からライオンが逃げた」
 
「イオンモール熊本で火災が発生した」
 
地震の影響で、鹿児島県川内原発で火災発生」

「熊本では、朝鮮人の暴動に気を付けて」
 
「熊本の朝鮮人が井戸に毒を投げ入れた」

 

などこのデマを多くの人たちが信じてしまい、
インターネット掲示板Twitterでも大きな話題になり、
物議をかもしたんですが、
もちろんこの書きこみはデマなんです(大手マスコミも信じて配信し、後で謝罪しましたね)

 

もっとたちにの悪いのが「熊本県災害対策本部」という名前でやっていたもの。

「【拡散希望】○○町で支援物資が不足しています、すぐに●●を送ってください」
 
「○○で人手が足りません!住所は~」
 
といったデマが、
リツイートやシェアで拡散されたんですね。

 

このデマの文面では、
被災自治体のリアルな住所が明記されていたため、
信じて物資を送ってしまう人が多数続出しましたが、
その自治体は、個人からの物資を受け入れていませんから。

 

不要な物資は「支援ゴミ」として処理するほかなく、
処理費用や労力など自治体に迷惑をかけてしまう結果になりますからね。

 

あなたも被災者を助けたい一心で送りたい気持ちはわかりますから、
正確な情報を把握しましょうね。

 

ですから災害情報や安否情報については、
まず大手事業者が提供しているサービスを確認してください。

 

スマホ、ケータイ用の災害伝言板
 
 ドコモ、auソフトバンクは、スマホ、携帯電話用の災害伝言板を用意している。
 被災地にいる人は電話番号と伝言を登録でき、また電話番号を入力して伝言を探すことができる。
 ・ドコモ
 ・au
 ・ソフトバンク

 

◎「Googleクライシスレスポンス」に集約された情報をチェックする
 
 Googleのクライシスレスポンスには、災害情報・安否情報が集約されている。
  安否情報の「パーソンファインダー」は、「人を探している」、「安否情報を提供したい」の2つの機能がある。
 「人を探している」機能は、先述のスマホ、ケータイ用の災害伝言板に登録された情報も探すことが可能だ。
  また、スーパーの営業情報、炊き出し&支援物資の集積地点、給水所、ガソリンスタンド、
 営業中の銭湯、利用可能なトイレ、自動車通行実績マップ、避難所といった情報を、
 Googleマップ上で確認できる「災害情報マップ」も用意されている。

 

◎「Yahoo!ニュース」で最新ニュースを確認
  
 各種メディアサイトや、自治体、インフラ(電気、水道、ガス、交通機関)等についての情報については、
 「Yahoo!ニュース」に情報が集積されている。

 

◎「Facebook」ユーザーは、知人に無事を報告しよう
 
 Facebookの「災害時情報センター」では、自身の無事を知人に伝えたり、知人の安否を確認することができる。

 

◎配給、給水、避難所等、有志による「熊本地震 情報掲示板」
  
 有志によって公開されている「熊本地震 情報掲示板」では、
 避難所、配給、給水、スーパー、トイレ、ガソリンスタンドなどの情報がリアルタイムにまとめられている。

 

またNPOやボランティアなどの支援団体を取材し、支援に役立つヒントが満載している本があるんですが、
被災地のニーズに合った支援をするために必読の1冊となっています。

■『災害支援手帖』臨時公開版【公開期限未定】
http://books.kirakusha.com/saigaishien/

 

熊本市は19日、市災害ボランティアセンターを22日に設置し、ボランティアの受け入れを始めると発表した。

 熊本市中央区花畑町の花畑広場(仮称)に22日設置するボランティアセンターで午前9時~午後4時に受け付ける。
 宿泊先や食事は各自で用意する。
 問い合わせは同センター(096・288・2748)。

 

◎ボランティア派遣を希望する被災者については19日から受け付ける。
 
 問い合わせは同センター(090・6653・1592)。

 

◎高齢者や障害者を受け入れる福祉避難所で活動するボランティアの募集も始めた。

 障害者支援施設などで被災した高齢者や障害者を受け入れているが、世話役が不足して入所できない被災者もいるという。
 交通費や宿泊費などは参加者負担。
 申し込みや問い合わせは市障がい保健福祉課(096・328・2519)

 

◎熊本地震被災者に対する金融機関の支援

・銀行各行は、被災者が預金通帳や印鑑を紛失した場合でも、
 免許証などで本人確認することを前提に預金を払い戻しているほか、
 定期預金の満期前の払い戻しにも応じている。

 大手行や九州地域の地銀などは、住宅ローンや無担保ローンで被災者向けの優遇金利を設定。
 被災事業者に対しては運転資金の融資や返済猶予などの相談に応じている。

 

全国地方銀行協会(64行)と第二地方銀行協会(41行)は15日から順次、
 振込手数料無料で災害義援金の受け付けを開始。
 メガバンクも25日から義援金の振込手数料をすべて無料にする。

 

・損害保険各社は、
 被災地域の契約者に対し、
 火災保険や自動車保険などの保険料の払い込みや継続契約の手続きを最長6カ月猶予する。

 

・生命保険各社は、
 被災者の死亡保険金や入院給付金を全額支払う方針。
 地震や紛争などが起きた場合、保険金支払いを減免できる免責条項を今回は適用しない。

 また、被災状況に応じて最長6カ月間保険料支払いを猶予。
 本来必要な書類がなくても本人確認ができれば保険金支払いに応じる。

 

・損害保険協会と生命保険協会は、
 被災者が契約している保険内容を本人か親族が照会できるコールセンターの受け付け態勢を強化している。
 
 損害保険協会の照会センターは0570・001830。

 生命保険協会の照会センターは0120・001731。

 

◎九州各地の自治体の被災地に送る救援物資を市民から受け付ける窓口。
 主に水、粉ミルク、生理用品、おむつなどで、自治体によっては扱う品目を限定しています。

 

◇福岡県

<福岡市>中央区の旧大名小で午前10時~午後8時。コールセンター092・711・4951。

北九州市小倉北区の総合保健福祉センター(アシスト21)6階で午前10時~午後4時。
      情報センター093・522・8717。

久留米市>東合川5の久留米地域地場産業振興センターで午前10時~午後8時。
      田主丸・北野・城島・三潴の各総合支所では平日午前10時~午後5時。
      市救援本部事務局0942・30・9222。

 <宗像市>市役所総合案内窓口で平日午前8時半~午後5時。市役所0940・36・1121。

 

佐賀県

 <佐賀市>市役所大和支所西側の旧大和健康管理センターで午前9時~午後7時。30日まで。
      コールセンター0952・40・7019。

 <伊万里市>市役所1階ロビーで午前8時半~午後5時15分。21日まで。
       市防災危機管理課0955・23・2130。

 <武雄市>市役所庁舎東側車庫、山内・北方の各支所玄関ホールでいずれも午前9時~午後7時。21日まで。
      市民協働課0954・23・9122。

 

長崎県

 <大村市>東本町の旧市民会館で午前9時~午後8時。30日まで。
      市福祉総務課0957・53・4111。

 <佐世保市>花園町の旧花園中学校で午前9時~午後5時。
       市コミュニティ・協働推進課0956・37・6106。

 


「思っていなかった」地域で災害が発生する傾向は阪神・淡路大震災以降も続いています。
私もまさか熊本でこんな震災があるとは夢にも思いませんでしたからね。

 

あなたも
防災の基本は、「自助」「共助」そして「公助」と覚えていただき、
公的機関による支援は一番最後に到着します。

 

それまでの期間、

自分のニーズに一番合致した「自助」の備えをしておいてくださいね。


☆災害時豆知識

食品包装材「サランラップ」の必要性を感じます。
食器に敷けば食後に洗う必要がなくなるなど多様な使い方ができますからね。

でも私はこれに気づいていなかったので、
わずかな紙コップを使いまわしています。

 

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