「あそどっぐ」は乙武洋匡みたいな心の障害はないの?
今年は寝正月で過ごしたという障害を笑いに変える「寝たきり芸人」こと「あそどっぐ」。
お笑い芸人としての“舞台”は、
インターネットで生中継ができる動画サイト「ニコニコ生放送」だそうで、
400日以上毎日ネタを披露し続けて、
2千人以上がそのチャンネルにメンバー登録し、1日平均100人ほどが視聴しているそうです。
我が郷土熊本県の合志市で1人暮らしで、
本名は阿曽太一(37)というそうで、
生後半年で脊髄性筋萎縮症を発症し、
進行性の難病で全身がまひし、動かせるのは顔と左手の親指だけで、
現在は寝たきりとなり24時間体制で看護が必要だそうです。
そんな「あそどっぐ」が、
巧みな話術による「コント」と、唯一自由に動かすことができる顔を使った「顔芸」で、
自らの障害をハンディキャップと捉えず、
「あそどっぐ」だけが持つ障害者特有のネタを武器として自虐ネタを多く発信していますね。
「あそどっぐ」が求めるものはただひとつ「笑い」。
たとえば、
「ユーチューブ」に出ているコントで「取調室」
「アリバイ? 寝てたよ。そして今も寝てるの!」。
30キロの金庫盗の容疑をかけられ、警察から事情聴取された時の返答なんですが、
こんな障害者が自身を自虐する姿を見て、あなたは笑えますか?
病気を理解して欲しいとか、同情して欲しい訳ではなく、
お笑い芸人として見て笑って欲しいと言っていますが、
でもお笑いと障害者の組み合わせは難しいと思うんですよ。
「障害者を笑うのは失礼」というタブーがありますからね。
でもそんな思い込みは捨て、
障害を「笑われる」のではなく、障害を使って「笑わせる」のが、
「あそどっぐ」の目的ですから素直に笑いましょうね。
「あそどっぐ」以外に障害を持っている芸人がいるのか調べてみると、
月乃光司・10代で引きこもり、その後アルコール依存症となった絶叫詩人
エログロナンセンス・顔面肩甲上腕型筋ジストロフィーという難病をもつセクシーセレブ姉妹
鈴本ちえ・軽度の脳性まひがある毒吐きガール
発達インズ・発達障害があり人づきあいが苦手な不思議な歌ネタ
ヒューマンホラーズ・対人恐怖症のネガティブ漫才
TASKE・高次脳機能障害のビジュアル系アーティスト
といるんですね。
そうそうもう一人忘れてはいけない人が、
古今テー志んショー者ことホーキング青山。
差別を無くそうって事がいかに建前であるかを笑いに変えているんですね。
それぞれの方が乗り越えてきた壁の数々、
頭が下がりますね。
でも中には観たけど笑えない。
という人もいるかもしれませんが、
不倫の乙武洋匡がこれだけ叩かれてることの証拠として、
障害者と健常者の壁は感じなくなったように見えるんですね。
不倫はダメですが、
それでも普通に人生を楽しんでいますね。
「あそどっぐ」みたいな寝たきり障害者でもこうやって発信し続ければ、
健常者となんら変わらない評価を得られると思いますよ。
頑張ってもらいたいですね。
ところで次は、
「不倫したいなぁ」って、ネタで言ってみたら・・・。