公衆電話の使い方覚えていますか?
緊急時に連絡したいときに役立つのが公衆電話なんですが、
携帯電話の普及に伴い、その数は減り続けていますね。
1985年のピーク時に約90万台あった公衆電話は、
2014年末ではNTT東西あわせて9万7372台にまで数を減らしているんですよ。
そんな公衆電話なんですが、
3月27日に2014年3月に行方不明となり保護された朝霞市の女子中学生が、
公衆電話から自宅と警察に助けを求めて助かったことから、
この公衆電話が見直されているんです。
私も最近あまり公衆電話を意識して見ないんですが、
電気通信事業者は基本的に公益性を踏まえ、
いわゆる第一種公衆電話機は市街地で約500メートル、
郊外で約1キロ四方に1台設置し台数を維持することになっているんですね。
原則として終日利用できる場所にあり、
駅や公園、大通りに面した場所などで見かけるんですが、
あなたは意識して設置場所を確認してますか?
もしあなたが、
見知らぬ土地で公衆電話を探す際は、
まず駅を目指すというのは間違っていない行動だといえるみたいですよ。
あなたもご存じのように、
公衆電話は硬貨やテレホンカードがなくても、
受話器を上げて110番や119番などの緊急通報を使用することができますし、
また、
災害時に広域停電が発生するなど被災者の通話を確保することが必要と判断した場合には、
公衆電話からの通話も無料となる優先電話になっているんですよ。
優先電話とは、「災害時優先通信」のことで、
災害の救援、復旧や公共の秩序を維持する目的で、
固定電話及び携帯電話の各電気通信事業者が提供しているサービスのことですから、
公衆電話を利用したことがない子どもはもちろん、
有事を想定して、
通学路や自宅付近の公衆電話の設置場所の確認や利用方法は押さえておきたいですよね。
(公衆電話の使い方がわからない子どもが増えているそうですよ)
公衆電話の使い方と料金なんですが、
まず受話器を取ってお金を入れて電話番号を押して通話するんですが、
普通10円を入れると同じ市内だと1分くらいですね。
それ以外だともっと早いですよ。
ガチャンと10円が落ちるような音がしたら10円分話したって感じなんですが、
携帯電話に掛けると物凄い速さで10円玉が落ちて行くんですよ。
(10秒あたり10円くらいになるかも)
慣れないと想定外の速さで話の途中で切れるかもしれませんから、
初めに10円玉を大量投入して話をするんですよ。
10円だと余ればおつりが帰ってきますからね。
100円だと時間が余ってもおつりが出ないんですよ。
(相手が携帯だと100円の方が良いと思います)
ちなみに、
北海道から沖縄に電話する場合は、
8秒10円というすさまじく高い料金が発生することになるんです。
高い高いと言われているiPhoneの電話料金ですら、
「20円(税抜)/30秒」なんですけどね。
それとテレホンカードというものもあり、(コンビニでも買えます)
日本の公衆電話で使用できるプリペイドカードのことなんですけど、
事前にテレホンカードを購入しておくことで、
購入金額分だけ公衆電話にカードを挿入して電話がかけられるようになっているんですが、
Suicaのようにチャージすることは出来ないんですよ。
使い捨てなので、終わったらゴミ箱に捨てましょうね。
それから、
公衆電話は電気で動いていますが、
停電時でも公衆電話は使えるんですね。
実は、公衆電話はバッテリーが搭載されているため、
停電時でも通話できる仕組みになっているんですが、
この場合はテレホンカードが使えないので、
硬貨での通話のみ可能となるんです。
また、
公衆電話のバッテリーが切れてしまうと硬貨での通話も出来なくなってしまうので、
バッテリーが残っていそうな公衆電話を探すことになりますよ。
もし災害ににあった時に携帯が通じるとは限りません。
そういう「もしも」の時のために、
公衆電話のことも頭の片隅に入れておいて下さいね。
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