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「産まない女子」と「産んだ女子」は女と女の戦いなの?

「女の人生に、子供がいないという選択肢があってもいい」と、
女優の山口智子が「FRaU」の3月号のインタビューで自身に子供がいないことについて明かしたら、

山口智子と同じように「子供を持たずにバリバリ働く女性」=「産まない女子」の人たちから、
支持の声が続々と上がったんですね。

 

なぜこれほどまでに共感が集まったかというと、
今は少子化の時代で、
どうしても「子供を産むことが偉い」となりがちになり、
働きながら子育てをする「ワーキングマザー」の評価が高まってきたからなんですね。

 

現在の安倍政権も「女性の活躍」を掲げて、
女性たちに「子育てと仕事の両立を」とやたらと言っていますし、
子供を持たない女性は肩身が狭かったんですね。

 

しかしワーキングマザーが産休や育休を取る場合には、
後任の人事補填が行われることも少なくて、
子供を持たない女性がその尻拭いをしてきたという現実もあるんですね。

 

でも山口智子みたいな女性の生き方のモデルとなるような人が発言したことで、
「子供を産まない人生を誇ってもいい」といった秘めてきた胸の内が、
社会にどっとあふれ出したから支持が上がったんでしょうね。

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この「産まない女子」と「産んだ女子」の記事に対するコメント(252件)の一部を引用すると、

 

・同僚が仕事増えてしんどくなるのも、妊婦が働きにくくなるのも、
 会社と今の日本の制度や風潮の問題。
 両者を対立させても意味がないよね。どっちの言い分も間違いではない。

 

・生まない人でも親の介護で介護休暇を取得する可能性があるので、
 お互い様として接する事が出来たらと思います。
 育休が当たり前になり、次は、ワーキングママが育休の方の仕事をサポートする時代。
 そして次は介護の時代がやってくる。。。

 

・働いた分だけ給与をだすようにした方がいい。
 育児は職場で評価される仕事ではない。
 考慮はされてよい要因ではあるかもだが。。。
 たまになら、お互い様でフォローし合えばいいが
 継続的に職務をこなさない人をタダでフォローするのは限界がある。

 

・結局は、その人の人柄で左右されると思う。
 楽しげなイベントにだけしっかり来るような人は、子供がいるいない関係なくそういう人。
 子供産んだ産まないって後付けで、やっぱまずは人柄なんじゃないかな?
 あと、先に後輩が妊娠したって話はその後輩に賛成。
 産休育休って、周りの事気にしてたらやってらんない。
 仕事なんて、自分が抜けたら大変!って、思っても結局は何とかなるんだから。
 そのくらいの気持ちでいないと精神的に疲れちゃうよ。

 

・マタハラは、女性同士のほうがより深刻になるように思う。
 それが原因で流産した人を見ているし。
 ただ、いわゆる「妊婦様」に手を焼くことも事実。
 一時期、タッグを組んでた人がまさにこのタイプで、
 毎日仕事を丸投げされて悲惨だったことがある。

 結局、自分の権利を主張したもん勝ち、
 図々しい者勝ちになってしまうんだろうか?
 制度だけ整っても、管理職がしっかり見ておかないと、歪みは埋まらない気がするのだが。

 

・自分が幸せに生きていれば気にならないこと。満たされてない所にやっかみがでる。
 私はそう。とにもかくにも、女子というワードがひっかかる。

 

・こんなときに「女子」って、10代の話かと思った。
 きちんとした文章じゃなく見えるから、やめた方がいいと思う。
 子供いるかいないかじゃなくて、立場や考え方の違いは誰にでもある。
 それを思いやれるかどうかが問題。

 以前の職場で独身女性が、産休を取る人を給料泥棒呼ばわりしてたけど、
 結婚後に自分が産休取るときは当然の権利だと堂々としたものだった。
 対立は立場の違いじゃなくて性格。
 それを正当化し後押しするような記事を書かないでほしい。

 

・私は出産はおろか結婚もしてない
 人間は平等だと思うから不満が出る
 平等じゃないんだ〜って思ったら気が楽になった
 恵まれてる部分にだけ目を向けて自分なりの自分の生かし方を考えていこうと思う

 

山口智子は産まない女子。
 山口さんは本当に産まない人生を選んだのだと思います。
 好きな方と結婚して、その上でパートナーと一緒に産まないと決めたんですよねきっと。
 それはそれで素敵ですよね。
 ですが、それに拍手喝采には疑問。。
 子供を産まない女子の中で、山口さんと同じ立場の方は一体どのくらいいるのでしょうか?
 
 本当は結婚して産んでみたい思いがあるのに相手に恵まれず産めない女子、
 または結婚して子供を望んでいたけど恵まれず諦めなければならなかった女子なども含まれていませんか?
 産めない女子や、授からない女子は産まない女子と一括りにはできないし、
 結果は子供を持たないという点だけは一緒ですが、中身は全くの別物だと思うのです。。
 山口さんのような有名な方が発信された事で、
 産まない女子も産めない女子も救われたならそれはそれでいいのですが…

 

・産んだのが偉いとか、尻拭いさせられてるとか、そういう考えがおかしい。
 産まない人生を選んだように、産む人生を選ぶ人がいる、
 お互いがお互いの人生を尊重し合うことが大切なんじゃない?
 こういうことで人間関係悪くなったり、怒ったりする人って、
 出産なんか関係なく、どこかで他人とぶつかると思う。
 つまりは自分のことだけ自分の思うとおりにやりたいだけってことでしょ。

 

と、色々な意見がありましたが、
あなたが共感する意見はありましたか?

 

私は男ですから、こういう女性の気持ちはわかりませんが、
どうも男女に関係なく、
その人の人柄や性格がたとえばマタハラなどに影響するように感じますが・・・。

   

ところで、
「産まない女子」の立場から「産んだ女子」に抱いた怒りってどんなものがあるんでしょうね。

 

たとえば、
産休・育休を取ったために仕事の量が増えてしまって、
自分が婚期を逃したとか、

妊娠、出産を経て時短で働いている人で、
嫌いな上司から振られた仕事は、「子供が熱を出して」と休んだり、
フェイスブックに子供の写真を上げてみたりと、幸せオーラ出すと嫌がられるみたいですね。

 

一方で、
「産んだ女子」たちは「産まない女子」の仕打ちに苦しんでいる人もいます。

 

妊娠を職場の40代後半の女性上司報告したとき、
「妊娠は病気じゃないでしょ。ほかの人と同じくらい頑張らなきゃダメよ」と言って、
重い荷物でもなんでも持たせようとしたり、

 

本当に子供が熱を出して迎えに行かなくちゃいけない時には、
やはり女性の上司に嫌味を言われることもあり、
こんな苦労を同僚に話しても、
「それは自分で選んだ道でしょ?」と言われてしまったりと、

 

妊娠や出産について何も知らない男性に言われるのは諦めがつくと思いますけど、
女性の先輩に言われると深く傷つくこともあるんでしょうね。

 

そんな「産んだ女子」は、
自分たちの子育ての苦労を分かってほしいという思いから、
嫌味のひとつでも言われれば「あなたに私の苦労が分かる?」と逆襲したくもなるでしょうね。

 

ほんの少しの例えですが、
実際にはお互いの人生観や幸福そのものが懸けられているのだから解決はなかなか難しいかもしれません。

 

それでは「産めない女子」はどうなるんでしょうか?

こんな経験をされた女性もいるんです。

 

病院に行った際 女性看護師に言われた一言が、
「子供が産めないからって自分を欠陥品だなんて思わないでね」と。

自分では「欠陥品」なんて言葉を出していないし、
思ってもいないのに正直とてもショックだったと・・・・。

 

またどんなに好きで好きで結婚しても、
自分の潜在意識にはその女性と2人きりで過ごすのではなく、
「わが子を産んで欲しい!」という思いがあるでしょう。

だから不妊が分かったとたんに妻への愛が急速に覚めると言うは、
不思議でも薄情でもなんでもない。

これは女性側から見ても同じで、
夫が種無しと分かった途端に愛が覚める事は仕方が無いことなのでしょうか?

 

ちょっと話がそれましたが、
やはり職場で女性同士の軋轢が生まれる一つの要因は、

 

子育ては認められるのに、
介護をはじめとした、その他のプライベートの事情は認められないということなんですね。

特に婚活をしたい、不妊治療をしたいという女性は、
「私だって子供をつくるためなのに」と不満に感じるでしょうね。
これは当然のことだと思いますよ。

 

でも今の自分がどんな状態でも、

すべてに感謝の気持ちを持って生きて見ましょうね。

すべては必ず変わって行きますから、

慌てなくても大丈夫ですよ。

 

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