「キビラ」9900円オーダーメイド本当に足に合う靴が作れるの?
街で素敵なパンプスを見つけて履いてみると、
サイズが合っているのにかかとが浮いてしまう、
いつも同じ場所にタコができる、
外反母趾だから・・・。
と、靴に泣かされている女性は人知れず多いですよね。
自分に合わない靴を履き続けていると体全体にも影響が出始めますから・・・。
そもそも人間は左右非対称で足のサイズも同じく非対称なのに、
市販されているものは左右同じサイズなので、
完璧な物は自分の足を木型で取り、オーダーメイドするのが理想ですよね。
そんなオーダーメイドシューズを9900円から作れる「キビラ」っていう店ご存じでしたか?
「キビラ」のサイトはこちら→https://www.kibera.jp/
この「キビラ」でシューズを購入する場合、大まかに3つの流れがあるようで、
①3D計測器で足の詳細なデータを取得
店内に設置されている医療用3D計測器で足のサイズと形を計測する。
②シューズのタイプを決めてオーダー
用意された木型の中から計測したデータに合ったものを選び、シューズを作るセミオーダー方式。
足長は21.5cmから26cmまで(0.5cm刻み)、
幅はS、M、Lの3種類。デザイン(カラー・素材)は17型(型によってヒール高が異なる)あり、
販売員が足型に合ったものを選んでくれる。
ただし左右の足のサイズが異なる場合でも現時点では左右同じサイズとなり、中敷きなどで調整している。
③約3週間で自宅にシューズが届く(料金は前払いになっています)
シューズは完成後、直接自宅に配送される。(実際はちょうど1ヶ月後ぐらいが多い)
届いた靴が足に合わなかった場合は、未使用で2週間以内なら返品可能。
店舗に持ち込めば、ある程度調整することも可能だそうだ。
自宅配送のため、ショッピング後に手ぶらで帰れる点も好評だそうで、
一度ショップで足のサイズと形を計測すれば、
そのデータを基にオンラインショップで注文することも可能みたいです。
そのため、
近くにショップがない場合はいちいち来店しなくても靴がオーダーできるそうですよ。
では「キビラ」はなぜ1万円未満という低価格で、国産オーダーシューズを提供できるかというと、
コストカットできる最大の要因は、
オーダーメイドなので問屋を入れずに販売できることで、
一般的な既製品の靴は問屋が工場から販売価格の45%程度の価格で仕入れ、
60%程度の価格で小売店に卸すんですね。
小売店はそれに40%程度の粗利を乗せて売るわけですが、
オーダーメイドは工場からの直接仕入れなので、問屋の粗利分がカットできるんです。
つまり売価の15%もコストカットでき、
通常4割の粗利を下げればさらに販売価格を下げられるんですね。
さらにクルマ一台分という高価な医療用3D計測器の全店導入も、
実はコストカットに大きく貢献しているそうで、
(ストッキングの緩みすら計測されてしまうほどの精巧さだそうです)
人間が足のサイズを測ると、どんなベテランでもブレが出るんです。
靴は1ミリでも計測がずれると当たって痛い思いをするので、
どんな人が測ってもブレない方法が必要だったんですが、
3D計測器のデータを元につくる「キビラ」のオーダー靴の返品率はきわめて低いんですよ。
この返品率の低さもコストカットの大きな要因なんですね。
また生産工場探しとかなど、
フルオーダーが高価になる理由をひとつずつ見直し、
細かなコストカットを重ねて1万円未満という低価格を実現したみたいですよ。
そんな「キビラ」の靴を買った女性の感想は、
IT系女性は良いところ残念なところをこんな風に言っています。
良いところはオーダーシューズなのに安い(普通は3,4万が当たり前)
そして足の裏が疲れないそうで、
中敷きは本当に優秀みたいで超高反発で、足をしっかり受け止めて、
キビラの靴を履いていて足の裏がしんどくは決してならなかったそうです。
残念なところは、
良いもの安くと言ってる割に合皮+エナメルだったそうで、(今は本革はあります)
普通は靴がオーダーできるというから本革と思いますが合皮だったんですね。
そしてエナメルは窮屈すぎて履けないみたいで、
普通の靴屋が受けられる幅伸ばしとかもエナメルだとたかが知れていて、
なじむということがあんまりないから幅広の人にはきつくて拷問道具のようになるかも。
また接客が良くないことが多かったそうです。
これは接客の好みかもしれませんが、
なにを見てても完全ほったらかしでずっと作業してて全く見向きもしない感じだったそうですよ。
「キビラ」のシステムとして、
足の測定器に足を入れて図るオート測定なので、(A4用紙に印刷された足長・足囲・甲高ぐらい)
ある程度知識やスキルがなくても足を採寸できちゃうのが痛いところで、
若い人は足のことをあんまりわかってなかったような気がして話しが通じなかったそうなんですが、
もし足をきちんと測ってもらって、
足にあうシンプルな靴が手に入るなら、この会社はとてもいい会社だそうですよ。
それからこんな話もあります。
左右の足の大きさが5mm以上(つまり1サイズ以上)違う人が結構多いんですが、
「キビラ」では左右別サイズでのオーダーが可能になんですが、
左右違うサイズの人は価格1.5倍増しの1万4900円(合皮で)になっちゃうみたいですよ。
それに靴の飾りは別売りだそうで、2500円(税別)もするみたいですよ。
靴の飾りが別売りだなんて、初めてで驚く人が多いそうです。
また到着した靴を履いてみるとものすごくぎゅうぎゅうで足が痛かったので、(意外と多い)
これは無理と判断し返品しに店に行って無事返品をすませたら、
ついつい安売りしていたブーツに目が行ったそうなんですね。
こちらのブーツはサイズ表記のものとSML表示の2つがあって、
Lのものはすごく履きやすかったので、
返品しに来たけれど、ついつい一足買うことにしてしまったんですね。
この女性曰く、
完全オーダーメイドが売りの靴なのに、オーダーメイド靴は足に合わず、SML表記の靴なら足に合う、
ってちょっと皮肉じゃないですか?・・・と。
また半年で靴底に穴があいた女性もいたようで、
セミオーダーなのに修理不可と。
1万以上するのに半年ではけなくなる靴に初めて出会ったそうですよ。
中敷も3週間でボロボロになった女性もいて、
買った店舗で中敷交換修理が出来ないかを聞いたら修理は一切行なっていないとのことです。
オーダーシューズという骨格で営業をし、
しっかりしているかなと思いましたが購入して壊れたら知りません〜。
というのはちょっといい加減だなと思ったそうですよ。
「あっとシニア」という口コミサイトがあるんですが
(http://t-shinia.net/detail.php?page=3&shid=2050#review_start)
ここでの評価は、☆5つ満点で1、25というかなり低い評価みたいですよ。
そんな評価が低い「キビラ」側の対応はというと、
「キビラ」の靴はお客様の足に合うようにピッタリに作られており、
始めはそのピッタリ感に違和感を感じ、きつく感じられることがあるそうで、
靴は服と違って伸びにくく、足をガードするため硬くつくられていますから、
1~2週間履いてならしていくと足になじむそうですよ。
もし1~2週間履いてもきつく感じるときは、(ゆるい場合も)
店舗に持ってきてシュージュエリストができるかぎり微調整をする・・・と。
いずれにしても、
ネットでオーダーメイド靴を探すとたくさんの店舗が出てきますので、
「キビラ」にこだわらず「運命の一足」を見つけてくださいね。
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